2016年2月27日土曜日

チリ・ディナーでファンドレイズィング

コーラスグループのファンドレイズィングのため、チリを振る舞うイベントが開かれた。小芋はベジタリアン・チリの担当となったが、ほかにスタンダードなビーフのチリ、それからチキンベースのホワイト・チリ、の3種があった。それぞれ自宅でレシピ通りに作ったものを、当日持ち寄った。

あと、ベークセール用のお菓子も皆で持ち寄った。小芋はもち粉ケーキにしたが、当日仕事前に慌てて作っていたので、時間切れとなり、途中からとまとまんに選手交代して、焼き上げてもらい、ギリギリセーフ。

思いがけず、たくさんのお客さんが来てくれて、一時は座る椅子が足りないほどだった。テーブルセッティングとか、飾りとか、とても知恵を絞ってなされていて、実行委員の人たちを本当に尊敬した。

小芋は準備に参加できなかったので、後片付けに精をだした。大きな鍋をあらったり、ガス台を磨いたり、とても得意。

コーラスの仲間とは毎週会っていても、まだ話したことがない人が結構いるのだが(歌っている間はおしゃべりできないし)、一緒に仕事をすると、いつも以上におしゃべりもできて、お得だった。

2016年2月22日月曜日

なりゆきとムードを乗り越えるためのセリフ


別にアルコールやドラッグを使用していたわけでなく、相手に強要されたわけでもなく、素直にその「瞬間」はコンドームなしでいいや、と思っていた場合でも、あとで冷静になったときに「しまったー!」とか、「またやってしまった!」と後悔した、とこぼす患者さんは少なくない。

そんなときに、提案するセリフが次のウェブサイトにある。
http://healthfinder.gov/HealthTopics/Category/health-conditions-and-diseases/hiv-and-other-stds/std-testing-conversation-starters

あらかじめ場面を想定して練習しておくというか、なるほどこういう言い方もあるか、と知っておくことは、決して害にならないと思って。

2016年2月21日日曜日

旧暦正月のパレード

市内で旧暦のお正月を祝うパレードがあるというので、見に行った。豪快な獅子舞に始まり、扇や傘を使ったダンス、地元の高校生のマーチングバンド、日本のAKB48を彷彿とさせるダンス、中国独楽の披露、などなど。大学で中国語を教えている先生たちのグループもあった。

パレードが成り立つほどに、中国にちなんだ団体が次から次へと登場したこともすごいし、道路を車両通行止めにして(もちろん警察の協力を得て)、このようなパレードを催した中国系住民の企画力・組織力もすごいと思った。これと比べると、ピッツバーグの日本人コミュニティーは本当に小さいなと思う。




2016年2月20日土曜日

股関節の痛みと向き合う

昨夏、テニスを何度かやっているあいだに、いつの間にかじわじわと左股関節の痛みと雑音が発生した。痛みのほうは弱くなったものの、違和感が慢性化してしまい、雑音も相変わらず。日常生活に支障はないし、症状が悪くなっているわけではないので、ずーるずると、こんなに長く放置してしまった。

後々、痛みが強まったり、運動に差し支えるようになったりしては困るので、心機一転、真面目に付き合うことに決めた。スポート医学の予約は取り付けたが、まだ3週間以上先。昨日は友人のスポーツジムについていき、パーソナルトレイナーから毎日やるべきストレッチを習った。スポーツ医学の予約の前に、もう一度、この人に診てもらおうと思っている。


2016年2月19日金曜日

診療側の考えるハイリスクと患者さんの考えるハイリスクのギャップ

小芋の元同僚で他の医療機関で働いているAさんが、「患者さんの苦情がボスに届いたんだ。」と、いつになく落胆していた。患者さん(Bさん)は過去1年に10数人の人と性関係があって、かつ、コンドームの使用は極めて稀だったのだそうだ。それで、Aさんは、Bさんに、クラミジアと淋菌感染症のみならず、HIVと梅毒のスクリーニング検査もしましょうと勧めたのだそうだ。そして、コンドームを毎回確実に使うように、と強く勧めたのだそうだ。

小芋が聞いたら、Aさんのこれらアドバイスは非常にまっとうだ、と思うわけだが、
Bさんは、「Aさんは私をjudge (批判、非難)した。」といって、ボスに苦情を伝えてきたらしい。

Aさんによると、診察中、特にBさんが怒ったり取り乱したりした様子はなかったので、苦情の話がボスから来て、とても面食らったとのこと。

Aさんは、私がこれまで知る医師のなかでも、とりわけピカイチの心と知識を持っていて、小芋なんぞ、Aさんのカルテ記載を読むだけでも、その細やかさに毎度感動した経験を持つ。だから、このような苦情の話に、とても驚く。

さらに大変なのは、ボスが医療者でないということ。これは米国ではよくあることだが。医療者だったら、クリニカル・ジャッジメント(非難というより、これは、判断)的に、Aさんの勧めはいわば当然、と説明するまでもないところだが、共通知識を持っていない人がマネジメントしている場合、いちいち根拠を説明する、なんていう思わぬ手間が発生したりする。

Aさんは、かつて、小芋がかかりつけ医に選びたい!と思ったくらいの人柄なので、早くこの件を卒業して、エネルギーをまた診察のほうに発揮してほしいな、と思う。

同時に、小芋にとっては、診療方針を患者さんといっしょに作っていくプロセス、言葉の選び方について、身の引き締まる思いのするエピソードである。(ベテランのAさんでもこのようなことがあるのなら、小芋はなおさら心しておかねば!、という感じ。)

2016年2月18日木曜日

一風変わった健康診断の項目

運転免許、就職、進学、留学などいろいろな目的で、健康診断にみえる患者さんと出会う。形式は実にいろいろで、診察項目を細かく指定してある用紙もあれば、とにかく診察上問題なかったことだけを記せばいい場合もある。

今週は、ある政府系機関にインターンシップに行く患者さんの健康診断で、これこれの基準に従って体脂肪率を推定しないといかん、という指示が書いてあった。これこれのリンクを見ろ、と書いてあるが、そのウェブサイトは無効。仕方がないので、インターネット検索をして、それらしき説明書を入手。

首のノドボトケのすぐ下のラインで首の周囲を測り、腹囲をおへそのラインで測り、腹囲と首周囲の差(インチ)と患者さんの身長(インチ)を使って、体脂肪率を推定するという。

こんな面倒くさいことをするなら、体脂肪計を使って測定した値を書けばええやん、と思ったが、そこは堪えて、指示通り行った。

またこれは別の患者さんだが、バレーボールやバスケットボールのチームに所属する場合、両手を広げた状態で指先から指先までの長さを測る、というのが時々ある。これは、マルファン症候群といって、手足が非常に長かったり、心臓の奇形をともなったりする遺伝性の疾患をスクリーニングしよう、という意図なので、これは大いに理解できる。

2016年2月17日水曜日

じぶんの annual exam

今日は1年に1回の、かかりつけ医に会いに行く日だった。風邪はだいぶよくなってきたけど、あらかじめ1日休みを取っておいたので、ちょうどよかった。家に帰ってきてからはゆっくりしている。

前から気になっていた母斑については、皮膚科を紹介してもらい、さっそく予約を取った。昨夏からの股関節の違和感については、スポーツ医学の医師にコンサルトすべしとのことで、こちらも予約をとった。予約を取る作業というのは、時間がかかるし、未だに疲れる。

2016年2月16日火曜日

Blink Health というオンライン薬局

Blink Health  というオンライン薬局は、保険会社を介さず、直接製薬会社とやりとりすることで、価格を抑えることに成功しているらしい。ユニークなのは、患者はオンラインで支払いをすませるが、薬の受け取りは最寄りのローカル薬局でする、という流れ。

日本だと、処方薬の価格にあまり気を留めることはないと思うが、残念ながら米国では処方薬の価格が非常に高額だったり、自分の入っている健康保険の良し悪しによって自己負担額が違ってきたりして、とてもややこしい。

とくにジェネリックがまだ許可されていない、新しいブランド薬だと、高額になりがちで、企業買収などによって、いきなり値段が700倍になった薬もあったと聞く。

かと思うと、スーパーに付属する薬局で、無料(処方箋は必要)の抗生物質があったり、一律一ヶ月分4ドル、とか3ヶ月分9ドル(主にジェネリック)の品揃えを売りにする薬局チェーンもあり、なにかと極端な国である。

2016年2月15日月曜日

NPの不養生

昨日から体調イマイチ。今朝、仕事を休むほどにはしんどくなかったので、通常通り出勤したが、鼻がつまっていて、声もなさけなくて、NPの不養生、というかんじだった。日々の鼻うがいの効果もあってか、しばらくずっと風邪とは無縁だったので、とても堪える。teachable moment  だな。

2016年2月14日日曜日

ハインツ・ヒストリー・センター

ハインツ・ヒストリー・センターにとまとまんと出かけた。小芋は歴史というものにとんと弱いんだが、それなりに楽しめた。広すぎて、全部は回りきれなかったので、また行ってみたいと思う。

日曜日の午後、ということもあったと思うけど、かなりの人出だった。特に今週末のように極寒の週末には、家族連れにうってつけの場所である。

2016年2月6日土曜日

眼科のつきそい

とまとまんがそろそろメガネを新しくしないといかん、というので、眼科に付き添った。

とまとまんの英語は先日報告したとおり、上達が著しいが、やはり電話とか、医療機関でのやりとりとなると、小芋が通訳をしたほうが便利な場面もある。あんまり手伝いすぎてはよくないけど、ちぐはぐなメガネが出来上がってきても困るので、初めての今回はしっかりサポートしようと思った次第。

問診票を書いたり、ドクターの質問に答えたりするにあたり、とまとまんが詰まったところだけ横から助け船を出した。

たとえば、"Swing you legs this way." とドクターが言った場面があった。状況的には椅子に座った状態で、そのまま回れ右してこちらを向いてください、という意味だったんだが、言葉自体は聞き取れていても、「swing your legs」の指す具体的状況がぱっとイメージできず、とまとまんは固まった。簡単な言葉が、意外と難しかったりする。

メガネの出来上がりが楽しみだ。




2016年2月5日金曜日

音楽用の耳栓

小芋は今まで、音楽用の耳栓というものが世の中にあることを知らなかった。

ロックバンドのライブほどではないにしろ、小学校の金管バンドとか、アマチュアオーケストラとか、結構な大音量のなかで生活している時期があった。音楽・騒音のレベルとその繰り返し(量)によっては、耳に不可逆的なダメージを加えかねないということを、子どもの時から知っていたらよかったなー、と思う。

オーダーメイドの耳栓も作れるようだが、小芋としては市販の音楽用耳栓を試してみたいと思う。

関連記事
http://otolaryngology.med.miami.edu/ear-institute/audiology/hearing-conservation-for-musicians

2016年2月4日木曜日

留学生との格闘

小芋もかつては留学生だったので、留学生の患者さんと出会う時は、いつもにも増して張りあいが出る。患者さんの英語の語り口がたとえぎこちなくても、言わんとしていることを読み取る技術には自信がある!

しかし、先日の患者さん、Aさんにはとても手こずった。まず、問診票に何一つ回答してくれていない。言葉がわからなくて記入しなかったのか?と最初は思ったが、話してみれば、ちゃんと語彙力があり、こちらが言うことは理解している。

問診票は、いわばスクリーニング検査のような役割もあって、パッと見て気になったところをより詳しく突っ込んで質問することで、お互いの時間の節約になる(通常は!)。だが、問診票がまっさらだと、適宜オープンエンドとクローズエンドの質問を投げて、もれなく自分に必要な情報を取っていかないといけない。特に今回Aさんは、運転免許のための健康診断(ペンシルバニア州独特の)のために来ていたので、それなりにまんべんなくヒストリーを把握する必要があった。

で、Aさんに質問を投げかけていったわけだが、Aさん、ごく最小限の答えだけ、ぼそっ、ぼそっと答える。とてももどかしい。

思わず、そんなにいじめないで!と思ってしまったが、このいわば非協力的な(と小芋には感じられた)姿勢は、言語の壁のせいではなく、ティーネージャーの名残(?)かな、と。

通常、運転免許のための健康診断は、サクサクと滞りなく済むことが多い(基本的に、健康な学生がほとんどなので)なかで、いつになく苦労した。




2016年2月3日水曜日

はらぺこ・ペッパー

小芋が参加している合唱団で、ファンドレイジング(活動資金づくり)の策として、今度チリ・ディナーをすることになった。友達や家族やその他興味のある方々を招き、団員が作ったチリ(1杯8ドル)やお菓子を食べてもらう。

チリはビーフ、チキン、ベジタブルの3種類のレシピが決まっていて、各自が家で作ったものを当日持ち寄る。小芋はベジタブル・チリを作ることになったが、チリは作ったことがなかったので、予行演習をしてみた。

今回はハラペニョ・ペッパーという唐辛子を入れず、辛味はチリパウダーからのみで作ったので、マイルドな仕上がりになった。本番は、ちゃんとレシピ通りにハラペニョ・ペッパーを入れてみよう。

ちなみに、小芋が「ハラペニョ・ペッパー」というと、
とまとまんには「腹ぺこ・ペッパー」と聞こえるそうだ。なぜ?

2016年2月2日火曜日

とまとまんの英語の上達:その2ーーコア・ボキャブラリー

英語学校では、毎週コア・ボキャブラリーといって、6つくらいの単語とそのバリエーションを集中的にやるらしい。日本の学校で、週ごとに特定の漢字を練習したりするのにちょっと似ている。

新しい英単語を覚える時に、日本語の訳で覚えるのではなく、英語で意味を説明しながら覚えるのが、英語の筋肉をつけるにあたって、すこぶるよいようだ。

秋学期とくらべると、今回のボキャブラリーは格段にレベルがあがっていて、小芋もとまとまんに教わるととても勉強になる。

2016年2月1日月曜日

とまとまんの英語の上達:その1ーーゆっくりしゃべるアナウンサー


いつもNPRのローカル局、WESA.FM というラジオを朝ごはんを食べながら聞いている。

先日のある朝、とまとまん曰く
「今日のアナウンサーは、話し方がなんかゆっくりやな。扱うニュースが少なくて暇なんかな?」

以前は「速すぎて分からん!」と言っていたのが、「ゆっくり」に思えるようになったのは、すごいことである。ちなみに、そんなにいうほど、アナウンサーの話し方が遅かったわけではない。