2015年1月29日木曜日

階段昇りのスタイル

地下1階から36階までの階段昇りの話は、これまでに何度か書いてきた。最初に昇ってから間もなく丸2年を迎える今では、もうすっかり小芋のウインタースポーツとして定着している。外が寒かろうが、雪や氷で足元が悪かろうが、ここへ来れば、暑いくらいの暖かさ。汗をかいて爽快この上ない。夜でも明るい。そして愉快な階段愛好者に多く出会える。

毎週のようにお互い見かけながら、話したことのなかった人同士何人かで、先日立ち話をした。Aさんはボストンマラソンやトライアスロンに出ているそうな。Bさんは、今度、カナダの凍っている滝を登りにいくんだそうな。Cさんは、ピッツバーグマラソンに出ると。それぞれトレーニングの目的は違うが、ゆるやかにつながっていて、一緒に階段に昇ったり、ランチを食べたりしているそうな。

重りを手首や足首につけて昇っている人、ずっしりと重そうなベストや大きなバックパックをわざと背負って昇っている人、後ろ向きに昇る人、斜めに行く人、一段飛ばしで昇る人、走っている人、などなど、それぞれ昇るスタイルがおもしろい。

小芋は、ハイキングブーツを履いて(足首をくじきにくくてよろしい)、上はTシャツ、下はジャージ。トコトコトコと、歩いてただ昇る。手には水ボトル。個性的なクライマーたちの中で、いたって地味。下りはエレベーターで降りる人が多いが、下りも階段で行く。

友達とおしゃべりしながら昇るのも楽しいし(ここ最近、2人の友達が試し、ファンになった。)、オーディオブックや中国語を聞きながら、1人で昇るのも楽し。(ただし、日曜日の混んでいる時間に行くと、うるさくて、オーディオブックが聞きづらく、ちょっとイライラ〜。)




2015年1月28日水曜日

先輩NPの激励 その2

先月いろいろ相談に乗ってくれたNPのAさんとBさんに、先週の勉強会で再会した。

「言った通り、Cさんに相談したかー?」と聞かれ、
「いや、それがまだで。」と小芋が答えると、
「早くやり! 明日にはやり! そのまま60歳になっても知らへんで。」と叱咤激励。

早速帰ってきて、メールの下書き。
朝起きて、仕事の前にもう一回チェックして、送信。

そうしたら、C氏から数時間足らずで返事。そしてC氏がメールをcc したD氏とE氏からも相次いでメール。

うわぉ。なんという強力なネットワーク。

ということで、この春、ちょっと今までにない試みができそうだ。お楽しみに。

2015年1月27日火曜日

先輩NPの激励

先月のこと、大学で看護学を教える教員を続けながらNPになった経緯を持つ、2人のNPに、個人的に話を聞きに行った。地元のNPの勉強会で知り合って、もっと話を聞きたいと思ったのだ。

50歳代で、NPになった人たちである。大学のポジションはすでに確立されていて、別にNPにならなくても仕事に支障があるわけではなかったのに、普段の仕事に加えて、NPになる勉強をしたという、すごい人たちだ。

ちなみに、NPのプログラムは、勤務先とは違うところで取ったそうだ。

いろいろと話を聞きつつ、自分の進路相談もした。いいアイディアをいくつかもらった。

「よく考えたらええで。けどな、考えすぎて、なんもアクションを起こさんでおったら、60になるで。」
「とにかくやりたいことは始めてみる、てのもありやで。」

「次はxxさんに相談し。」

2015年1月22日木曜日

コーディングの研修

診療報酬を保険会社に請求するときには、診断名や行った医療行為に関して、適切なコード(主に数字の羅列)をつけないといけない。過剰につけたらルール違反だということになるし、かといって、遠慮して過少につけていたのでは、もらえるはずのお金がもらえないことになってしまう。

そんなわけで、コードというのは、アメリカの医療”ビジネス”上、避けては通れない関門。(涙)

今まで小芋は、実習指導者や職場の同僚などからその都度実地に教わるばかりで、正式に突っ込んで勉強したことがなかった。しかし、指導者や同僚も結局小芋と比べてコードの知識においてはそう変わるものではなく、質問をしても、当てにならぬことも珍しくなかった。3人に聞けば、3通りの答え、ということも。。

この度、コーディングの専門家に、やや突っ込んで学ぶ機会があった。それはいいのだが、頭の中がすっかり大混乱である。

正しいコードをつけるだけでなく、そのコードを満たすのにふさわしい内容の診察内容だったことを証明するに足るカルテの記述もしていないといかん、というのは前から知っていたが、学び始めると、深い沼にズボズボと溺れていく感覚すらする。

この沼から這い上がるべく、もっと知らなきゃならん。アメリカ医療の悲しい悲しい一面である。

2015年1月21日水曜日

パワーポイントを使わないレクチャー

今日はこの地域のNPの勉強会があって、テーマは偏頭痛だった。

講師が極めて素晴らしかった。パワーポイントも配布資料も全くないにもかかわらず、頭と心に残る講義をしてくれた。

講師はまず、「診断、治療、特に気をつけるべき対象者について話します。」と言ったあと、「ではまず、みなさんが今日何を聞きたいと思ってきたかを教えてください。」と言って、聴衆に質問させた。

そして、「みなさんの質問は、今みなお聞きしたので、これらを全部カバーして、かっちり20時に終わらせます。もちろんその後も質問ある方は残ってくださっていいですけど。」と言った。

一般的に言って、講義というのは、まず講師が一方的に話して、その後聴衆が質問する、というスタイルを取るが、今日はその逆だったわけだ。

最初に質問が求められたことで、参加者の興味・関心・困っていることが明らかになったし、知りたい!という気持ちが かきたてられた。

講義は早口ではあったが、ポイントを押さえた話しぶりで、黒板もホワイトボードもないのにスムーズに進んだ。そして、予告通り、講義はかっちり20時に本当に終わった。一応終了のアナウンスがあった後も、さらに質問したい人たちが会場に残ったことは、言うまでもない。

後日学んだポイントを書く。

2015年1月19日月曜日

中は冷や汗、外見は冷静

先日の電話会議のあと、会議に参加していたメンバーの一人に、緊張しまくって冷や汗タラタラだった小芋の舞台裏を話したら、まったくそのようには見えなかった、と言っていたので、ひっくり返りそうになった。小芋内部では、交感神経がフル回転して誠に忙しいし、始まる前も、終わってからも、すごく疲れていたし、きっと自分は惨め無残な姿を人様にさらしているに違いない!と思っていたから。意外にも、声で悟られていなかった、ということは、まぁ良かった。


2015年1月18日日曜日

パソコン画面のブルーライトを遮るアプリ

夕方から夜にかけて、徐々にパソコンなどの電子媒体から発せられる青い光を遮ってくれる賢いアプリ。
https://justgetflux.com

かれこれ使い出して2週間ほどになる。夜の寝つきがよくなった感じ。
試す価値あり。

2015年1月17日土曜日

よくなった報告

この1週間は仕事がとてもきつかった。新学期早々よりも、より内容が複雑なタイプの受診が多く、目の前の一人一人の患者さんをしっかり診ることに必死。

検査結果のチェックや患者さんへのフィードバックを、診察の前後や合間にやるのだが、これがまた込み入った内容であるほど、一筋縄ではいかない。

そんなわけで、どうしても帰宅時間が遅くなりがちの日々であった。これを月火水木金とやっていると、月曜朝のさわやかさはどこへやら〜〜、っていう感じ。

そんななか、気持ちを盛り上げてくれたのは、患者さんからのポジティブなフィードバック。月曜に診たAさんには、「週後半にもう一回来てください。」とお願いしていたいたのだが、その通りAさんは木曜日にもう一度来てくれて、治療の効果を確認することができてすごく安心したし、何よりAさん自身から症状の著しい改善を報告してもらえたのがよかった。

Bさんはメールで、経過を報告してくれた。たった2行のメールでも、よくなっていることの報告を受けると、自分がやっていることは意味があるな、という手応えを感じ、目の前の忙しさを忘れる。

2015年1月16日金曜日

電話会議 その2

今週、研究チームのメンバーと電話会議を持った。参加者のうち、1人をのぞき残り全員とは一緒に仕事をしている、もしくは過去にしたことがあるので、先月やった電話会議と比べると幾分気持ちが楽だった。

しかし、今回は、自分が司会というか、話をリードしていかないといけない、というところが、いかんせん大変であった。みんなの意見を促したり、出てきたアイディアに反応したり、まとめたり、次の議題に進めたり。

今回は相手が知っている人たちとあって、声を聞いて誰がそれを言っているのか理解するのに苦労はなかったが、聴きながら内容を理解していると、メモは取れず、メモを取ろうとすると、どこか聞き逃している感じがして、始終落ち着かなかった。

考えてみれば、日本語でやっていたとしても、これらは小芋の苦手な領域。子どもの時分にに学級会の司会とかするのが大好きだったこともあったが、大人になってからは、避けてきた役割。学会のシンポジウムなどで話を上手に引き出し、まとめていく役割の人をいつも羨望の眼差しで見ている。

周到に準備していたつもりでも、会議が始まる前から心はとても緊張していて、さらに実際会議が始まるとちょっとした「間」ができるたびにさらに苦しくなり、でもあたかもそんなことはないかのように落ち着いて(少なくとも落ち着いている態度で)対応するものだから、終わったらどおおおおおおおおっと疲れた。

発展途上の小芋である。

2015年1月8日木曜日

ナースの退職

60歳代のナース、Aさんが退職された。とっても優しい方で、患者さんにはもちろんのこと、私にも本当に親切だった。とても寂しくなる。今まで1年半一緒に働くことができて、小芋は幸せ者やったなぁー。


2015年1月7日水曜日

レストランで働く、元患者さん

小芋は職場ではもっぱら弁当派なのだが、昨日は珍しく同僚とあるエスニック料理店でランチをした。

受付の女性は、前の職場に患者さんとしてきていたAさんではないか。一目見て、すぐそう思ったが、私から声をかけるのはプライバシー上よろしくないので、やめておいた。

後ほど、Aさんのお姉さんであるBさんが、私に気がついて声をかけてくれた。AさんとBさんは毎年一緒に仲良く診察に来ていた。Bさんはあまり英語がしゃべれず、私はBさんの国の言葉が挨拶しかできないので、残念ながら会話らしい会話にはならなかったが、それでもうれしかった。

お店はとても忙しく、BさんがAさんに話にいく暇もないくらいだった。そんなわけで、妹のAさんと私は話すに至らなかったが、とても元気そうな2人の姿を見ることができ、よかったなー、と思う。

2015年1月6日火曜日

エリート伊達巻

大学の冬休みに自分の年休を足して、日本で2週間を過ごした。夫の住まいと、お互いの実家を回ると2週間はすぐおしまい。

母がおせち料理をいろいろ作ってくれた。過去の新聞の切り抜きや最新の「きょうの料理」など、たくさんのレシピを見比べて、吟味に吟味を重ねた上で選んだレシピで作ってくれた伊達巻(名付けてエリート伊達巻!)をはじめ、たっぷり味わってきた。

夫の実家では、ちょうどフリージアの最盛期。日中はひたすら花を切り、夜は長さごとに分類して束にした。いつもと全く違う頭を使うので、とても新鮮で楽しかった!