2015年11月24日火曜日

ヒゲを生やしている理由

先日とまとまんは、昔日本で一緒に仕事をしていた人やお世話になった人(日本人)に会う機会があった。開口一番、皆が彼のヒゲについていろいろとコメントしたらしい。

とまとまん、そこでまったくひるまずに、「英語学校にはサウジアラビア出身の人がたくさんいて、彼らに負けんようにヒゲくらい生やさないといかんのです。」とかなんとか言ったらしい。みんなそれで「ほーーっ。」と納得したとか。

サウジアラビアからの留学生が多いのは、本当である。大学全体で見ると、中国人の学生がダントツに多いが、英語学校に限ると、サウジアラビアがトップ、次が中国とのこと。


2015年11月23日月曜日

2年ぶりのギンナン拾い

今年は2年ぶりにギンナンを拾った。2回拾ったが、まだもう1回はやるつもりである。

日本人の友達に「ぎんなん好き?」と聞いて、世代を問わず、まだ誰からも no と言われた試しがない。洗ったり、干したりするのが、少々臭くて手間だが、喜んだ顔をを見ると、また拾いに行きたくなる。

庭をもっているある友達からは、お返しに冷凍した茗荷をもらった。(庭のある日本人は、よく紫蘇、茗荷、三ッ葉などを育てている。小芋家は紫蘇と小松菜をプランター栽培。)自分で育てたわけでもなく、拾い物のぎんなんで、茗荷まで手にいれちゃって、ラッキーな小芋。



2015年11月10日火曜日

リサーチ報告書

約一年前に応募して獲得したファンドによるリサーチプロジェクトの研究報告書を提出する締め切りまで、残すところあと1ヶ月となった。

ここの作業も大変だが、それ以上に、毎日の生活のなかで、どこかしらこの課題のことを頭の隅で考え続けている、ということが、以外と疲れる。作業していない瞬間でも、通奏低音のように頭の片隅で鳴り続けているような感覚である。

研究を仕事にしている人たちや、博士論文に取り組んでいるような人たちは、自分たちのご飯やキャリアがかかっているので、「通奏低音」の音量は、私のとは比べものにならないくらいデカイのかもしれない。もしくは、それが負担と感じないスタミナの持ち主なのかも。

2015年11月7日土曜日

ひさびさの Skype 夫婦

とまとまんがワシントンDCに泊まりがけで出かけたので、ひさびさにSkype で会話した。前はこれが朝晩の日常だったんだなぁ、と思うと感慨深い。


2015年11月6日金曜日

語学の上達を感じられるようになるまでのプロセス

とまとまんが最近、彼自身の英語力の向上を感じられるようになった、というので、小芋としては、すごくうれしい。

周りからみて上達していることが明らかでも、本人が全くそれを感じられずに奮闘している時期は、応援している方としても、とても辛かった。特に、最初の1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月は、聞き取れない・話せない体験のほうが多すぎて、着実に向上しているよい変化をも変化とは思えなかったのだとおもう。

4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月となると、今度は「もうXヶ月も経ったのに!」という焦りみたいな気持ちがでて、これまた上達を自覚する妨げになっていたようにおもう。

半年過ぎて、いちいち「アメリカに来て今でXヶ月」とはあまり意識しなくなったのもよい傾向だし、学校や生活のふとした場面で、前はわからんかったことが、今はできる(話せる・聞ける)機会が増えてきて、自信がついてきたんやないかとおもう。

今世界のどこかで、とまとまんと似たような体験をしている人もたくさんいると思うが、新しい言語・文化のなかで生活するにあたって、こういうプロセスがむしろ普通や、と思えると、安心するんでないかと思い、書いてみた。


2015年11月2日月曜日

保険会社に問い合わせる電話の技術を伝える

オバマ政権による保健医療改革によって、基本的に避妊薬は、IUDやインプラントも含めて患者さんの自己負担なく保険がカバーすることが義務付けられたが、IUDやインプラントの挿入や抜去は加入している保険のネットワーク内の医療機関でないとカバーしない、などの「抜け道」はまだある。

小芋の勤める学生用クリニックのような医療機関は、患者さんの加入している健康保険は実にさまざまで、州外の健康保険を持っている患者さん、留学生用の保険(多くは避妊薬のカバーは期待できない)を持っている患者さんも珍しくない。

ゆえに、事前に我々の方でどの保険がどの避妊薬をカバーするかを確実に把握するのは無理な話。ピルやパッチやNuvaring であれば、処方箋を持って薬局に出向けば、その場で価格が判明するので、その場で「やっぱりやめます。」ということもできる。しかし、IUDやインプラントをすでにクリニックで挿入してしまってから、患者さんが高額の請求書を保険会社から送られるのは大変。

そういうわけで、事前に患者さんに、懇切丁寧に保険会社のカスタマーサービスにどのように電話をかけるのか、伝えないといけない。

保険会社のカスタマーサービスというのは、たいてい自動音声で始まるし、担当者と実際話ができるまでに時間がかかるので、アメリカ人でも気合とスタミナがいる。

「xxの方は1番を、OOの方は2番を、**の方は3番を押して下さい。」などといわれるが、無視して、「Representative」と言い続けるのも手である。(コンピュータが認識して、オペレータに早速つないでくれること多し。)

やっと人がでたら、そこで初めて、次のような質問をすることになる。

xxというタイプのIUD (またはインプラント)を使いたいのですが、それは私の保険でカバーされますか。カバーされるならば、それはmedical benefitでしょうか、それとも pharmacy benefit でしょうか。oo大学の学生用クリニックでIUD (またはインプラント)の使用を始めたいのですが、そこでケアを受けても、問題なくカバーされますか。OKとわかったら、担当者の名前、今回の案件の問い合わせ番号を聞いてメモ。

こういう非常にややこしい話を、手短かに、患者さんにわかるようにしないといけないが、社会経験の浅い大学1年生あたりだと、なかなかわかってもらえないことも。

願わくば、こういう電話を自らかけるという作業を通して、患者さんが保険会社とやりとりするノウハウ、交渉の技術をものにしてほしいな、と思っている。でないと、時間と手間をかけて、小芋のストレスだけが上昇してしまうよ〜〜。




2015年10月25日日曜日

菊のショー

ピッツバーグの植物園こと、Phipps Conservatory and Botanical Garden では今、秋の特別展示をやっている。テーマは菊。

日本風の展示もあり、西洋風の部分もあり、見応えあり。
https://phipps.conservatory.org/calendar/detail/fall-flower-show

毎年恒例の電車の展示もよかった。
https://phipps.conservatory.org/calendar/detail/garden-railroad

2015年10月24日土曜日

もち粉ケーキ

慣れないお菓子作りであったが、友人のレシピのおかげで、無事にあんこ入りのもち粉ケーキが完成し、コーラスの休憩時間にメンバーに振る舞うことができた。

もともとお餅の食感が好きだという白人Aさんや、アジア人Bさんからは絶賛されたが、ほかの人にとってはあまり大きな感動はなかったもよう。ま、役目果たしたのでよし。

もともと、何か買って持って行こうとしていたところを、ちょっと日本ぽい味を提供できたので、小芋としては満足。

2015年10月19日月曜日

大人になって初めて外国に住むということ

大人になって初めて外国に住むことになった(小芋のせいで、そうなってしまった)とまとまんを見ていて、彼がいま正に経験しているさまざまな生活や考え方の調整(大小さまざま)を思うとき、頭が上がらない。

特に、

  • 日本では朝飯前でできたような簡単なことができない悔しさ
  • 言葉が聞き取れない(or 聞き逃す)悔しさ
  • 窓口や店先でぶっきらぼうに対応された時の悔しさ(これは必ずしも英語のバリアのせいとは限らず、誰に対してもぶっきらぼうな対応だったりすることも多いが、英語が流暢でないと余計にいい加減な対応をする人も珍しくないのが現実。日本のカスタマーサービスは世界一。)


小芋も幼いときに突然西ドイツの幼稚園に入れられたり、翌年また日本に帰っていきなり6月から小学校に入ったり、高校で交換留学生になったり、また社会人になってからまた再びアメリカで勉強したり、と波乱万丈で、その度に数え切れないほどの失敗と悔しい体験をした。が、高校と大学の留学は人のせいではなくて、自分からわざわざ買った苦労。

もともと好奇心がとても強い性格なので、その点は失敗を乗り越える上でお得だったかもしれない。失敗もたくさんすると、傾向と対策がわかってくるので、失敗のダメージが小さくなる。今でも日々失敗はあるが、過去の失敗歴のおかげで、そこそこ打たれ強い。(
それでもまた凹む。)

小芋と比べてはるかに順風満帆な人生を送っていた とまとまんにとっては、今の毎日は台風の中を進んでいるような気持ちかと思う。雨風に耐えている間、ちっとも足が前に進んでないように思えることも多いだろうけど、違う環境にいるだけで物凄いハードワークを日々しているので、頑張っている自分に いいぞ、いいぞ、イェ〜イ!(笑いヨガ風) と言ってあげてほしい。Keep it up! Keep it up!

2015年10月18日日曜日

Racoon Creek State Park

とまとまんと、Racoon Creek State Park に行って、よく歩いた。こういうの久しぶり。カッサカッサという落ち葉の音が気持ち良かった。

今朝は雪が舞っていた。木の葉もだいぶ落ちていたけど、いまのうちに秋楽しんでおこう。

2015年10月17日土曜日

にわかにお菓子作り

小芋がこの秋から入ったコーラスは、毎週交代でメンバーの誰かがおやつを持ってくることになっている。買ってくる人もいるし、家で作ってくる人もいるし、内容はいろいろ。

小芋は、ご飯のおかずは作るが、普段お菓子作りにまで手が回らない。が、せっかくなので、この機会に少しは日本風のお菓子を作りたいと思った。

お菓子作りの上手な日本人の友達に電話し、餅粉ケーキがよいよ、と教わった。さっそく餅粉とあんこを買いに行ったのだが、あんこの缶詰が思ったよりも高かった。

というわけで節約生活の小芋は、小豆を買ってきて、今晩のところはつぶあんを作った。

ケーキの試作は明日。

2015年10月16日金曜日

プレゼンテーションの練習につきあう

とまとまんが英語のクラスでプレゼンテーションを課され、昨夜と今朝と、小芋も練習につきあった。

そのプレゼンテーションは、二人組になった相手方になんらかの賞を与え、その内容を発表するというもので、内容的には架空の事象を語ってもよいが、なるべく adjective clause をたくさん使うようにという条件がついている。

文法用語に疎い小芋にとっては、まず「adjective clause ってなんやねん!」、という感じだったが、ようは、
I have a dog whose name is Bean.
The town where I live is very small.
みたいに、what, which, whose, where などをつけて言葉を説明する構造をそういうらしい。

そんなわけで、こういう構造を頻繁にとりいれた、ある意味ちょっと不自然な(頻繁すぎて)プレゼンテーションだったが、課題の目的は無事達成できたとのことなので、めでたしめでたし。

2015年10月12日月曜日

HPVワクチンを勧めるときに有効な語録

クリニックで大学生や大学院生にHPVワクチンを勧めるにあたり、説得力のあるエビデンスを話に挟むと、思春期に親の方針でワクチンを受け損ねていた学生さんも、それならばぜひ、と話に乗ってくる。

次の資料は、思春期の患者さんの保護者に話すことを想定して作られているが、とても役立つ。日本ではHPVワクチンに対する風向きが厳しいと聞くが、個人個人の患者さんに、丁寧にワクチンを勧めていくときにも、この資料のコンセプトは役立つと思う。
http://www.cdc.gov/vaccines/who/teens/for-hcp-tipsheet-hpv.pdf

このページのビデオもよい。
http://www.cdc.gov/vaccines/who/teens/for-hcp/hpv-resources.html
小児科医がこう言う場面がでてくる、「患者さんにいつも言うんです。私は自分の娘二人にもHPVワクチンを受させているって。20年後にもし彼女たちが子宮頸がんになって、ママ、どうして私を守るために何もしてくれなかったの、なんて言われたくないですから。」というフレーズがでてくる。

全く同感。ワクチンで予防可能なHPV関連のがんの存在を親として、あるいは医療者として知りながら、みすみすワクチン接種の機会を逃してしまうのは勿体なさすぎる。

9価のHPVワクチンにまつわる、よくある疑問質問には、こちらもおすすめ!
http://www.cdc.gov/vaccines/who/teens/downloads/9vHPV-guidance.pdf

現場の医療者の即効力になる、これら資料に感謝。

2015年10月11日日曜日

秋晴れと紅葉 (Cathedral of Learning からの風景)




そろそろ階段昇りのシーズン(小芋の個人的な)だ。夜だと車でふもとまで行くが、今回は自転車で行き、地下1階から36階まで1往復だけして、自転車で帰った。

2015年10月10日土曜日

ICD code と CPT code のマッチング

子宮頸がん検診や、避妊カウンセリングや、性感染症の検査などを含む、いわゆるWell-woman Visit をするとき、その内容柄、ICD コードと呼ばれる診断名の番号と、CPTコードと呼ばれる医療行為や診察内容の複雑さを表す番号は、それぞれ複数にまたがることが多い。

このたび、CPTや処方箋がどのICDと関連しているのか、電子カルテ上でマッチさせないといけないというお達しがきた。

何事もなくとも、Well-woman visit は、いわゆる風邪とか捻挫とか漆カブレといった何か一つの問題の診察とeducation により時間がかかるし、避妊薬やPap test を電子的にオーダーするにも、コンピュータのマウスを何度もカチカチカチカチ鳴らしているっちゅうに、極め付けが、このたび指示されたマッチング。

これを全部20分でできる人の顔が見たい。患者さんと何も語らず、何も話を聞かず、とでもなきゃ、とても無理。

お一人の診察を終えて、一旦自分の部屋に戻り、静かな環境でカルテを仕上げて、次の患者さんの部屋に行くのがベストだが、そうするとさらに遅れてしまうので、未完のカルテを閉じて、次の部屋へ。そうして昼までにカルテがたまり、夕方までにさらにカルテをためてしまった日は、涙である。


2015年10月9日金曜日

医療保険の「ネットワーク」の問題

日本では、国民健康保険でも、職場を通しての健康保険でも、保険証さえあれば、基本的に日本全国津々浦々の医療機関にかかることができる。

ところが、米国では、各自が入っている保険によって、利用できる医療機関になんらかの制約があることが多い。たとえば、保険会社があらかじめ設けているネットワークの傘下にある医療機関しか保険が適応されない、とか、傘下外でも構わないが保険の適用率が悪くなる、といったことは珍しくない。

例えて言えば、親が北海道に住んでいて、子どもが東京の大学に進学したとき、救急外来以外子どもが医療機関にかかれない(かかっていもいいが、保険が利かない)、とか、自己負担率が2割から4割に跳ね上がる、とか、そんな感じを想像していただければよい。

従来、キャンパス内クリニックの多くは、保険会社への診療費を請求をせずに、学生から毎学期定額で徴収する費用などを元手とする独自の予算で運営するところが多かったようだが、いわゆる保険制度改革によって、国民が健康保険に入ることが基本的に義務化されたことの影響etc によって、保険会社に診療費を請求するスタイルに切り替えているところが多いようだ。

キャンパス内クリニックは、そういった患者さん、また無保険の患者さんに減額措置を設けたりできるけど、患者さんがキャンパス外の専門医に行く必要がある状況の場合、とても困ったことになる。

2015年10月8日木曜日

人生の主人公

人生の主人公さんは、車のドライバー席に座り、
いつも「今」のベストを尽くす。

道が交差するたび、一番いいと思う道にハンドルをきる。

ときどき休憩する。昼寝もする。
休みなしに走り続けていると、危ないよ。
速いのがいいとは限らない。

ベストを尽くして選んだ道でも、
後で違ったなーと思って、引き返したりもする。

迷うことも、事故することもあるが、それもOK.
迷ったからこそ見る風景、事故して休むひとときも、ユニークな旅路のひとこま。


2015年10月7日水曜日

大学キャンパスの厳しい食事事情

キャンパス内の寮に住んでいる患者さん(主に学部生)から、寮の食堂で健康的に食べようと思っても、メニュー的にそれはとても難しい、という話を聞く。大学というのは、いろいろと最先端の研究をしているくせに、寮の学生に出す食事に関しては、旧態依然というのは悲しい。

この点、小芋が小中学校の時分に食べた学校給食は、食器こそ非常に素っ気なかったものの、内容的には栄養学や日本の文化を反映したものだったので、とても幸せだったな、と思う。

経済的に厳しい状況のなかで大学・大学院で学んでいる学生にとっては、食事の内容だけでなく、とにかく量を確保することも課題。最近、キャンパス内外のfood pantry(寄付された食材を集めて保管し、必要な人に無料で提供する場所)が最近少しずつ充実してきたと聞く。これは朗報。


2015年10月6日火曜日

春にやった授業の感想を半年遅れで聞く

春にある大学の看護学部でNP学生と学部生相手に1回ずつ講義をさせてもらった。今クリニックに実習に来ている学部学生が、「春に小芋さんの授業を聞きました。あの授業はとてもよかったです。感謝してます。」と言ってくれた。

大きな教室で、散らばって座っている学生向けに話をするのは、とてもぎこちなく、学生たちの反応もいまいちつかめず、達成感に欠けていたんだが、こうして半年後に、思いがえないところから感想が聞けて、とてもホッとしている。


2015年10月5日月曜日

元彼(?)と日本語で話すことの新鮮さ

とまとまんの英語の訓練のために、家庭内でも英語で話すようにしている。当初はとても奇妙な感じがして、まるで新しいボーイフレンドと会話しているような違和感があった。

けれど、この週末、久しぶりに結構日本語でしゃべってみると、これはこれで、不思議な感じであった。元彼(まったく同じ人だけど)としゃべっているような懐かしさすら覚える。

言語が変わると、多少パーソナリティーも影響受けるので、こういう感想を持つのも無理はないかなと思う。

2015年10月4日日曜日

コーラス再開

6月に、とあるオーディションをうけて、女性45人ほどのコーラスに入った。9月から練習が始まって、早1ヶ月になる。年齢は20歳代から70歳くらいまでと幅広く、歌歴、家族構成、仕事もさまざま。週1回、平日の夜7時から8時45分まで、練習する。

2週目の週末には、なんと朝8時半から3時までの集中練習もあった。(8:30-9:00は朝ごはん。昼ごはんつき。)みんな、仕事や子どもや介護の都合をつけて、ピッツバーグ周辺から三々五々集まってくるんだから、すごいことである。

練習が終わると、2-3日のうちに書記の人がまとめた指揮者からの指示や連絡事項が送られてくる。(これはGoogle document 上で管理されていて、毎週違う文字の色で書き込みが増えていく。)これは欠席者にとって役立つだけでなく、聞き逃しがなかったか(または小芋の変な思い込みがなかったか)確認するのにも便利。

基本的に、初見でぱっと歌える人たちばかりなので、パートごとに音をとって練習することはあまりせず(怪しいときはするけど)、集まって練習するときは速攻ダイナミクスや発音の注意点についての指示が飛ぶ。

ゆえに、音をちゃんととって歌えるようにしておかないといかん。というわけで、Drop Box を通して配られているパートごとの録音を聴いて、家で自習する。英語でも十分ハードなのだが、ドイツ語だのフランス語だのアイルランド語もあり、ひらがなでちょこちょこ仮名振りしておかないと、小芋はつまる。隣の人は、小芋のひらがなを見て、びっくりしていた。ハードだけど楽しいひと時。







2015年10月3日土曜日

医療請求書について困ったとき誰に相談するか

前に在ピッツバーグの日本人むけに医療保険についての話をしたものだから、医療費や医療保険について詳しいと思われて、知人のみならず、知らない人からも、ポツポツと相談を受ける。

簡単な質問にはなるべく答えようとしているが、一方で小芋にはまったく答えようのない相談も多い。主治医に相談したがよくわからなかったので、お尋ねします、などとと言われることもあるが、主治医だって、複雑な医療費・医療保険のことはわからなくてもむしろ当然だと思う。

こういうことは、保険会社のカスタマーサービス、もしくは、かかった医療機関のbilling のオフィスに直接相談するのが一番確実である。英語は辛いかもしれないが、部外者に聞いても、何も明らかにはならない。餅は餅屋。答えを持っている人に聞こう。

通訳サービスをリクエストするのも一手。





2015年10月2日金曜日

インフルエンザワクチンの季節

小芋が勤めるクリニックでも、巷の薬局でも、インフルエンザワクチン接種たけなわの季節となった。

先日学内でおこなわれた学生向けの健康関連の大イベントでは、1200人を超える学生がインフルエンザワクチンを受けてくれたとのこと。

今月、来月を中心に、クリニック内だけでなく、キャンパス内各地にもナースが出向いていき、引き続きワクチン接種が続く。

小芋も、患者さんの主訴の種類を問わず、積極的にワクチン接種を進めていこう。


2015年10月1日木曜日

たじろがないスキル

とまとまんが日本からピッツバーグに引っ越して、5ヶ月半が経過した。この間、いろんなチャレンジがあったが、その一つ一つにまじめに取り組んできたおかげで、とまとまんは、飛んだハプニングがあっても、たじろがない度胸と交渉する技術を磨いてきた。

たとえば、コーヒーショップやスーパーのレジ、銀行や銀行の受付、大学の事務、図書館の貸し出しカウンター、など、一つ一つのやりとりが、new comerたる とまとまん には関門であった。とりわけ、便利で洗練された日本のカスタマーサービスに慣れ親しんできた身には、悔しい思いには事欠かなかったと思う。

が、その一つ一つを乗り切ったことで、次のチャレンジのハードルが確実に低くなっている様子を、横からみていても感じる。

いいぞぉ、とまとまん!

2015年9月30日水曜日

ひさびさの笑いヨガ教室

何年も前に一時小芋が通っていたいった笑いヨガ(laughter yoga)クラブの先生が、ある地区の健康祭りで20分ばかりのプレゼンテーションをするというので、先日喜び勇んで参加した。

行ってみると、その日一日いろいろな催しをやっていたようで、笑いヨガもスタンプラリーの一項目となっていた。アフリカ系アメリカ人が7−8人、白人2−3人、そして小芋という顔ぶれ。先生と小芋以外は、笑いヨガは全く初めてだったもよう。

一番笑えたのは、「デンタルフロス笑い」。
脳のカスを取りましょう、とか言って、脳の中のカスを取るつもりで、想像上のデンタルフロスを左右に動かす。

先生は、いまでもあちこちの高齢者施設などで頼まれてはプレゼンテーションしているようだが、クラブはもうやっていないとのこと。残念。

2015年9月29日火曜日

指輪・腕輪・耳輪?

とまとまんに英会話の練習をつけてくれているとまとまんの友達Aさん(米国人)は、日本語が非常にうまい。ふたりはカフェで定期的に会って、前半日本語、後半は英語でおしゃべりをする。

とまとまんは、その会話の内容を、ときどき小芋にも教えてくれる。たとえば、
「Aさんが『結婚記念日に、妻に耳輪を買いました。』というから、思わず吹き出してしもうた。」など。

Aさん曰く、指にはめるのは指輪、腕にはめるのは腕輪なのに、なぜ耳輪じゃないの?と。

なるほど。耳輪というより、なぜイヤリングというほうが一般的なのか。とまとまんと小芋が思うには、イヤリングは昔日本であまり一般的でなかった。使われるようになったのは、比較的近年。それで、カタカナ語のほうが新しい感じで好まれたのではないかと。


2015年9月28日月曜日

2人で Great Race出場の夢、叶う

小芋にとっては5回目、とまとまんにとっては初の City of Pittsburgh Great Raceに昨日参加した。走ることに控えめな(乗り気でない)とまとまんにも、いちどはこの雰囲気を味わってもらいたいと毎回思っていたので、ついに夢叶った(小芋の)わけである。

5kmと10kmの部門があり、小芋は当然10km に二人分申し込みをしていたのだが(5kmレースは他にもたくさんあるが、10kmは少ない)、とまとまんは「なぜ5kmにせんかったん!」と直前までご機嫌ナナメであった。

ま、でもいざスタートすると、日頃自転車によく乗って、小芋よりよっぽど運動しているとまとまんは、颯爽と軽やかに先を行った。そして小芋よりも9分以上先にゴール。

ゴール地点では、スポンサー提供の水、ゲータレード、オレンジ、りんご、クッキーを二人で堪能した。走った後は、こういうものがご馳走である。(バナナがもうなかったのは残念。涙)

食べ物以外にも、スタート前の国歌斉唱、スタート時のお決まりの音楽、沿道の応援、給水所でのボランティアの活躍ぶりなど、話では伝えようのないものを、とまとまんにも体験してもらえて、小芋としてはとても満足。

写真は、とまとまんが走りながら撮影したもの。Boulevard of Allies から左に Monongahela 川の眺め。「走るのはしんどかったけど、景色はよかった。」との声が聞けて、よかった。

2015年9月27日日曜日

Chevy Prizm との別れ

アトランタで友人に助けられて購入した車、Chevy Prizm を売却した。先日別の中古車(オートマ)を友人から買ったので、1つ買ったら1つ手放すというわけ。

Chevy の購入にあたって、また自分一人で運転できるようになるまで、アトランタの友人が本当に親身に助けてくれた。一緒にトヨタのディーラーに行って、ブレーキパッドを買ったり、ジャンクヤードに行って、バックミラーや電球などの使える部品を安く買ったり、友人自らがオイル交換までしてくれたりもした。

ペンシルバニアに引っ越してくる前に、練習がてら、アトランタからナッシュビルのホストブラザーに会いに行ったのだった。初めて高速道路でギアを4速から5速に切り替える時に、緊張のあまりか、おもわずR(バック)に入れそうになった、なんてこともあった。

若葉マークならぬNew Driver という張り紙を車後部の窓に貼り付けたまま、アトランタからペンシルバニア西部の町まで荷物を積んで引っ越した。

あっちやこっちの小さな町のクリニックに出張の際(前の仕事)も、活躍してくれた。

この車で、ナイアガラの滝、ニューヨーク州の北の端、ワシントンDC、ボルチモア、その他、長距離も結構運転した。

年数こそ行っているものの、マイル的にはまだ10万マイルを少し超えたばかり、と米国としてはまだ若いほう。まだまだ乗るつもりだったけど、とまとまんの希望を組んで、先日別の中古車を買うに至った。(いずれは買い換えねばとも思っていたし。)

次のオーナーには、この車の今のベストな状態で乗って欲しいと思い、とまとまんの協力も得て、徹底的にきれいにした。

幸い、大事に乗ってくれそうな新たなオーナーが見つかり、車のtitle を譲る手続きもスムーズに進んだ。(先月逆の立場でやったばかりであるし)

手続きに行く直前、とまとまんに車と小芋との記念写真をとってもらった。長年の友達と別れるようで、とてもさみしいが、一緒に過ごした思い出はこれからも消えないし、Chevy 自身は新オーナーの元できっと活躍しつづけるに違いない。

2015年9月26日土曜日

ブログ再開のブログ

かれこれ、前回の記事から1ヶ月以上もたってしまった。

その間、ネタをたくさん付箋にメモしていたんだが、なくしてしまった。かなりくやしいが、しかたない。

いろいろなことがありすぎて、何から書くか、という感じ。とりあえず今日はブログ再開の宣言だけしておこう。

この1ヶ月半、本当に忙しすぎて、ブログどころか、メールの面倒を見る時間もとれていなかった(今も)。

優先順位的にはメールの対応>>ブログ、だけど、小芋にとってはブログ記事として書くことで、出来事や考えにまとまりをつけられる、という効用があり、ブログをさぼっているあいだその効用が得られなかったので、結果としてはあまりよくなかった。

というわけで、これからは、数行でもぽつぽつ書いていこうと思う。


2015年8月18日火曜日

新年度の仕事再開

昨日から、今学期の仕事が始まった。

ちょっくら1週間の休暇のあとでも、仕事に戻ると感覚が戻るまでしばらくかかるが、なにせ3ヶ月の休みのあとなので、なおさらぎこちない。パスワードは忘れていなかったが。

ショックだったのは、電子カルテのバージョンがアップデートされていて、小芋が前に保存していたいろいろな「お気に入り」が新バージョンには必ずしも反映されていないこと。せっかく電子カルテに慣れても、アップデートによってガツンとやられてしまうところが悔しい。

また単なるバージョンアップに加えて、今回診断コードがICD-9からICD-10 に変わったので、その意味でも混乱する。

まだ患者さんが少ない今週のうちに、自分がよく使う「お気に入り」を更新しておかないといけない。

ま、でもそういうイライラはあるが、患者さんと会って、いろいろディスカッションして方針を決めて、というプロセスは、本当に大好きだなーと思う。

電子カルテのつまらぬ(?)細かい特徴に振り回されて、時間ばかり失って、肝心の患者さんとの関係を楽しめないのは一番嫌なので、これからの仕事をスムーズにするためにも、「お気に入り」のアップデートを惜しまずにやっておこうと思う。

2015年8月17日月曜日

夏休みの総括

小芋の今の仕事は、学生の多い季節、すなわち8月半ばから5月半ばまで勤務し、夏の3ヶ月はoff 。(その間クリニックは、通年働いている医師らが面倒見ている。)休みはあるが、その間の給料はないので、良し悪しである。(自己破産しないように、給料は9ヶ月分を12で割った額が月々振り込まれる。)

去年と一昨年の夏は、日本に帰って とまとまんと2ヶ月過ごしたが、今年はとまとまんが春にこちらに来たばかりなので、生活を確立すべく、日本には帰らなかった。

はじめは、「夫婦ともに働いていない」と見られるのが嫌だった。で、パートタイムの職を見つけようかとも思ったが、思った以上にいろいろやることがあるとすぐ悟り、勤める暇(?)はなかった。とまとまんと ソーシャルセキュリティーの事務所に行ったり、運転の練習に付き合ったり、PubMed のワークショップに行ったり、リサーチの相談をしにあちこち行ったり、ーーーーいずれも平日の真っ昼間に自分が動けることで、ぐんぐん事が進んだ。

とまとまんにいろいろとピッツバーグの先輩として「案内」してあげているつもりだったが、むしろ、とまとまんのおかげで、新たに広がったネットワークもあった。

読み終わらなかった本、開く事すらできなかった本、会えずじまいだった友達、など未達成のこともたくさんあるが、夏のはじめには想像もつかなかったことがいろいろと体験できたことに感謝である。

2015年8月16日日曜日

車の購入

帰国する友人から、車を購入することにした。

小芋がこれまで乗ってきたマニュアル車は、機能的にもマイル的にも、まだまだ行けるのだが、見かけ的には年齢相応の傷みが出てきている。今回のように信頼できる友人から購入できるチャンスなど滅多にないので、思い切った次第。あと、トランクに自転車が積める、というのが、とまとまんとしては重要なポイント。

前回買ったときはまだジョージア州にいたので、ペンシルバニア州での手続きは初めて。友人のおかげで、準備・手続きともスムーズに行ってよかった。

変な話と思われるかもしれないが、小芋はオートマ車に慣れていないので、まだとても乗りにくい。そして塗装もまだとてもきれいなので、余計にキンチョーする。

駐車スペース、維持費などを考えると、1台車を買ったら、もとの1台は手放さないとならん。というわけで、アトランタから苦楽を共にしてきた愛車を近々売らないといかん。友達と別れるみたいで、小芋としてはとても複雑である。燃費良く、パワーもそこそこあり、すぐれた友達なのだ。きれいにして、送り出したいと思っている。





2015年8月8日土曜日

節約生活のなかでの楽しみ

共働き生活から、この春、小芋が稼ぎ頭となって早数ヶ月。切り詰める所はなるべく切り詰めて、無駄のない生活を心がけているが、やはり大人二人が共同生活するようになると、出費が予想以上にかさむ。

そんななか、とまとまんと小芋はお金をかけないエンターテインメントを以前にも増して充実させてきた。図書館の無料の催し、図書館から借りたDVD、無料の野外コンサート、近所の宝(ゴミ)拾い、友人の畑に行く、などなど。

そのなかでも、最近とくに嬉しいのは、友人とのご飯である。外食すると、2人分は費用がかさんでしまうが、自分たちで作ると、友人たちの分を入れてもまだ安くすむ。その上、時間を気にせずゆっくりと話せる。何回かやってみるうち、準備のペースがわかってきて、段取りが良くなってきた。われわれが愛用しているおひつ(炊いたご飯をいれておくサワラ製の容器)を見て、お客はたいてい驚く。

今日は例外的に外食をした。大学時代の友人一家が、今隣の州に住んでいて、はるばるピッツバーグまで来てくれたのだ! 10年以上ぶりの再会である。時間があっというまであった。積もった話の棚卸には、まだまだ時間が必要だ。

ちなみに、レストランはSalem's Grill というところで、店のインテリアには全く凝ったところがないが、味はすこぶる良く、お手頃価格。長居しても問題なく、子どもも大人も気軽に行けるところである。

今度はとまとまんと一緒に、友人宅にぜひ遊びに行きたいと思う。

2015年8月6日木曜日

高齢者を診るNPのシャドーウィング

70歳を過ぎてついにリタイアした某NPの友達のすすめで、この夏、大学で教えているNPたちを何人か訪ねる機会を得た。

そのうちのJさんは、週に2回プライマリ・ケアのクリニックで働いていて、仕事場にも見学に来るようにと誘ってくださった。

普段働いていると、このように誘われても、なかなか予定を調整するのが難しいが、夏休み中であるおかげで、見学を実現させることができた。

小芋の勤める学生用クリニックとは全く違って、高齢の患者さんをJさんはたくさん担当しておられる。NPとしての経験はもとより、人間としての経験が非常に大事だな、と思った。おそらくJさんは60歳代も半ばもしくは後半と思われるが、そのJさんだからこそできる味わい深い診察が見られてとても勉強になった。

大学で教えつつ、現役NPとしてのプラクティスも丁寧に続けているJさんのバイタリティーが素晴らしい。

小芋の専門は女性の健康であるけれども、プライマリ・ケアの技量をもっともっと上げるべくFamily Nurse Practitioner のライセンスも取りたいと思っている。60代でも70代でも活躍している先輩NPたちを思うと、小芋はまだまだうーーんと成長せねばいかん。

2015年8月5日水曜日

医療保険についての話に挑戦

ピッツバーグ周辺に住む日本人の健康維持、また医療アクセス向上のため、ほかの日本人医療者有志たちと協力して、1−2ヶ月に1度のペースで催しを開いている。

今月は、小芋が話をする当番で、医療保険について取り上げた。実は約2年前にも一度取り上げた話題だったが、それからまた世の中も変わったので、スライドは結構作り変えた。

医療関係者だからといって、最新の医療保険事情についてとびきり詳しいわけではない。正直言って、かなり手強いテーマである。それから、日本人とひとくちで言えども、ビザ・納税義務の状況、雇用状況、持っている健康保険の種類など、中身はとても多様だ。

Healthcare.gov のほか、在ニューヨーク日本国総領事館や、日米ソーシャルサービスのウェブサイトを参考にして学び直した。

今回の参加者は、滞米期間が最も長い方でも1年くらい。来米後まだ2−3ヶ月以内の方が非常に多く、特に最初は非常に緊張した面持ちの方が多かった。気楽に参加していただけるように、コーヒーや簡単につまめる果物やお菓子を用意しているが、来米後まもない日本人は、勧められてもなお非常に遠慮深い。

2人組になって互いに自己紹介してもらい(テーマはあらかじめ決めておく)、その後パートナーの方をみんなの前で紹介いただいた。それでだいぶ雰囲気は和らいだものの、固さがまだが残った。

会の進行とともに少しずつリラックスした雰囲気となり、後半は話の途中途中でも質問が自然と出るような感じになって、ほっとした。

病気になる前に、保険のしくみや使い勝手について知っておけば、いざという時のストレスが少しは軽くなる。それから、米国の医療保険ならではのメリットも早めに知ったほうが得である。医療を利用するにあたっての、気持ちとお金(保険による備え)のハードルが少しでも低くできればなぁ、と願う。

会の終了後、参加者のうちお二人から、それぞれ別々に丁寧なお礼のメッセージをメールでいただいた。感謝。またがんばろう。

2015年8月4日火曜日

桜の木の水やり、その2

週末、再び North Park へ出向いて桜プロジェクトの世話人さんと、とまとまんと3人で水やりをした。世話人さんたちは手分けしてマメに水やりや草取りやそのほか細々とした作業をしてくださっている。とまとまんと小芋が水やりするのは、まだたった2回目。

まずは空気が抜けてしまっていた水タンクのタイヤに空気を入れなおした。チューブは無事のようで一安心。

公園のところどころにある水道にホースをつけて水やりをしようと思っていたが、歩いている人や走っている人にとっても水道は重要であり、我々が独占するとよろしくない。なので、バケツに汲んで木まで運ぶか、もしくは池の水を汲んで、そこから木まで運んだ。

通りがかりのランナーが、"Thank you for doing it!" と言ってくれてうれしかった。

池のまわりはカナディアン・ギース(ガチョウ)の糞だらけだったので、われわれが汲んだ水にも多分エッセンス(?)が溶け込んでいただろう。桜のためにはよかったのではないかな。

昨夜はかなり久しぶりに雨が降った。桜の木のあたりにも雨が降ったのであればいいんだけど。

2015年8月2日日曜日

宝拾い

このところ、アパートの住人の入居・退去のラッシュの時期とあって、あちらこちらのアパートの前、あるいはゴミ捨て場が、捨てられた生活用品・家具でいっぱいになっている。

そんな折、ちょうど我が家のSwiffer Sweeper (日本でいうところのクイックルワイパー)が壊れてしまった。「もしこれが落ちていたら拾おうと思うんだ。ま、1週間以内には見つかると思う。」と小芋はとまとまんに言った。

最初とまとまんは、「絶対買ったほうが早いで。」と、小芋をすこしバカにしている雰囲気があったが、小芋は犬Cちゃんの散歩中に何の苦労もなく、その日のうちに狙いのSwiffer Sweeper を見つけた。

その後、良い状態の品々がほうぼうに簡単に落ちているのをまざまざ見るにつけ、とまとまんも次第に品を定める目が養われてきた。(笑)

結局、ここ1週間ほどのうちに、折りたたみ椅子4脚、小さなテーブル2つ、プラスチック製の引き出し、植木鉢などが拾えてしまった。いずれもきれいに拭いて(プラスチック引き出しはお風呂場で隅々まで洗って)、我が家の一員となった。

ソファー、布張りの椅子、マットレスに関しては、どんなに状態が良さそうでも、bedbug (南京虫)に汚染されている危険があるかもしれないので、道で拾うのはおすすめしない。よく知ったコミュニティー内でのムービングセールだったら、比較的安心かとは思う。

引越し予定の、ご近所のみなさま(誰もこのブログ読んでないけど):
我が家もいつもいつも周囲のゴミチェック、ゴミ拾いできるわけじゃないので、不要だけどまだまだ使える品々は、格安で誰かに売るか、あげるか、もしくはGoodwillなどのリサイクルショップに寄付するかしてほしいな〜

2015年7月31日金曜日

桜の木の水やり

ピッツバーグ・桜プロジェクトが North Park に毎年春と秋の年2回、桜の木や他の種類の木を植えている。この春も、4月に植樹会があった。

6月はほぼ毎日雨が降っていたので、若い木の生長のためにはよかったが、このところ暑い日が続いていて、かつ夕立もちっとも降らないので、人間以上に木たちには堪える。

プロジェクトの世話人が、「水やりに参加する人は来てください。」とメールで呼びかけたのに応えて、とまとまんと昨夕、初めて水やりに行ってみた。

水をタンクもしくはバケツに汲んで、それをあちこちの木まで運んで、そこでやっと水やりをするので、かなり大変。とても全部の木に水やりできるほどの人出はなかったので、若い木、とりわけ見るからに水不足の兆候が見られる木を優先して回った。それでも全体を回ることができなかった。

植樹会のときは、何十人もが集まって一斉に作業するので、さくさく進むが、こういうメインテナンスの作業は、人がなかなか集まらなくて、また作業も極めて地味で、世話人さんたち泣かせのようである。

世話人さんたちは、こまめに(時に毎日)水やりに出ているようだが、われわれも、行けるときには積極的に行かねばな、と痛感した。せっかく様々なファンド・レイズィングをしてお金を集めて、苗木を買って植えても、枯らしてしまってはもったいない!

2015年7月30日木曜日

大学図書館の教室

小芋は大学内のクリニックに勤めている、つまり大学のスタッフであるので、大学図書館が使える。なのに、文献をオンラインでダウンロードする以外は、これまで一般市民用の公共図書館ばかり使って、大学図書館を活用してこなかった。

最近にわかに反省して、大学図書館主催のいろいろな教室について調べた。文献検索の仕方、効果的なプレゼンテーションの方法など、いろいろなテーマで1時間ほどの教室が開催されている。

今週行ったある教室は、図書館司書2名が講師で、生徒(学生や職員)側はたったの4人というぜいたくな回だった。

これからはもっと活用しよう。いままでかなりもったいないことをした。

2015年7月29日水曜日

無事ドッグ・シッター終了

我が家で13日間預かった犬のCちゃんを、飼い主である小芋の友人が迎えに来てくれた。

無事故、無病で過ごすことができて、本当にほっとしている。

飼い主曰く、Cちゃんを預かれたら、他の犬のひとりや人間のこども一匹(注:彼女はわざと逆に言う)ことは楽勝だとか。

Cちゃんは散歩のルートが気に入らないと座り込みをしたり、リスやウサギを急に追いかけたり、道端に落ちているゴミをガブッと食べちゃったり、と、初心者の我々にとってはハラハラドキドキの連続だったが、なかなかできない体験ができてよかったと思う。

一番の思い出は、シャンプー。うちに来た時は、シャンプーして間もなかったので、預かっている間シャンプーは不要のはずだったのに、公園でシカの糞か何かを背中にわざわざこすりつけてくれたため、やむなくシャンプーせざるをえなくなったわけ。

犬用のシャンプーやリンスがあることに感心した。Cちゃんはきれいになって、小芋はびしょびしょになったが、今となっては楽しい思い出。

2015年7月26日日曜日

引越し手伝い

友人一家の引越しを、ごくほんの一部だが手伝った。その、ほんの一部の量でも友人一家+友人3名総出でエッサホッサの作業。一軒家が引っ越すというのは、やはり大変だなぁ、と思う。

作業を終えたあと、おいしいそうめん、たこ焼き、そしてピザをご馳走になった。

せっかく知り合った友達が引っ越してしまうのはとても残念。彼らの新居でまたいつか再会できる日を楽しみにしよう。

2015年7月21日火曜日

Costco でとうふを発見

日本でいうコストコこと、Costco(英語だと"t"がすっとんで、コスコと聞こえる)だが、日本のみならず、スペインや韓国や、いろんな国に進出しているそうで、それぞれの国のニーズにあった商品を展開しているらしい。

ピッツバーグの店舗でも、もう少しアジア食材を取り入れて行ってほしいと思っていたが、先日とうふ(常温保存できる絹ごしタイプと冷蔵する木綿タイプと両方)を発見し、とても嬉しかった。イェーイ!

2015年7月19日日曜日

夕暮れ時のコンサート

 Harwood Acres の野外コンサート。よいという評判はたびたび聞いていたが、いままで一度も行ったことがなかった。友達夫婦に誘われて、とまとまんと初めて参加。

今回のゲストは、 Spanish Harlem Orchestra というジャズバンド。観客の中から、ちょろっと数人がステージ前方で踊りはじめた。その数がだんだん増えて、演奏者もさらに盛り上がる。そうすると踊り手もますます盛り上がる。小芋もいつか踊れるようになりたいものだ。(今回は踊らず)

だだっ広い原っぱに、各自好きなところに陣取って聞いている。(聞いてないで、フリスビーとかキャッチボールをして遊んでいる子ども、大人、犬もいる。)一番後ろのほうから撮ると、こんな感じ。真正面に舞台。


ステージ横から観客のほうを向いて撮ると、こんな感じ。

駐車場。自分の車のすぐ前にテーブルを広げている人もいる。便利だけど、ステージからはかなり遠いが。

2015年7月18日土曜日

畑シッター初体験

友達の犬を預かっている話を書いたが、その友達が畑の様子も見ておいて欲しいというので、にわか畑シッターをすることになった。

まずは友達の友達に場所を案内してもらい、早速インゲン豆を収穫。畳2畳分あるかないかくらいの土地だけど、たくさんいろいろ育っていて、驚いた。もう少しでキャベツがとれそう。

次回はもっと涼しい時間に行って、草取りもしたほうがよさそうだ。

仕事とはまた違う種の忙しさだが、最近とても忙しい。

2015年7月17日金曜日

家庭内英語の経過

とまとまんの英語力強化のため、家庭内でも英語で話すようにしたのが2ヶ月ほど前だった。一時フェイドアウトしたが、また再開して1ヶ月くらいになると思う。けんかのときはどちらかともなく日本語になってしまうが、あとはだいたい英語でやれるようになってきた。

なにせ、日本語のほうがお互いにとって簡単だし、早く分かり合えるし、英語でやるのは手間なのだけど、脳の中の英語の引き出しを使いやすくするには、とても有効な訓練法だとおもう。家庭内の会話は高度な話をしているわけでもないし(少なくとも我が家は)、パターンに慣れてきた感じである。

幼稚園とか小学校で、すべての科目をスペイン語とか中国語とかドイツ語とかで教えているところがあるらしい。最初はとてもぎこちなくて大変だとおもうが、慣れてくるとそれが普通になる、という感覚は、家庭内でわざわざ外国語で話すのと似ているかも、とおもう。

2015年7月16日木曜日

ドッグシッター初体験

友人の旅行中に、犬一匹Cちゃんを我が家で預かることになった。うちはアパートだけど、大家さんの許可は難なくおりた。ちなみにこの大家さん、実はペットショップのオーナーでもある。そういうこともあってか、アパートの住人たちは、我が家以外全員、犬か猫を飼っている。

とまとまんは短期間犬を飼ったことがあるそうだが、小芋にとっては全く初めてである。飼い主である友人にいろいろ説明してもらったが、初日は何事もぎこちない。

今日は来月から再開するグラントプロジェクトの準備やらその他事務作業をパソコンでずっとやっていて、気持ちがキーーーーッとしてきたが、Cちゃんのトイレのために外にちょっと出たり、公園まで散歩に行ったり、とパソコンから離れるきっかけをもらえてよかった。明日からは朝の涼しいうちにしっかり一緒に運動しようとおもう。




2015年7月15日水曜日

否定疑問文を答えるコツ(小芋流)

日本語だと、「お腹すいていないですか?」 という質問に対する答えは、
はい、すいていません。」
いいえ、すいています。」となろう。

これが、英語だと、
Aren't you hungry? の答えは、
"No, I'm not." (いいえ、すいていません。)
"Yes, I am." (はい、すいています。)

となり、Yes とNoが日本語と全く逆である。

このような、いわゆる否定疑問文の答え方は、原則を理解したつもりでも、日本語を母国語としている我々は、いざその場面になると、うっかり逆を言ってしまうということがままある。

反対に、英語のパターンに慣れきったあとで、日本語をしゃべると、またもやうっかり逆のことを言って、相手を混乱させてしまう。お腹すいているのか、すいていないのか、どっちやねん!、と。

まずは、否定疑問文のカタチで聞かれているぞ、と認識できることが第一歩だとおもう。

そして、おもわず、"Yes, I'm not."   と言いそうになるのをこらえて、
「はい」を YesのかわりにRight (その通りです)で置き換えて、"Right, I'm not hungry."
と言って逃げ切るのも一つかとおもう。

文法的に、このような right の使い方がよろしい、と習ったことはないが、
"No, I'm not." と自然に言えるようになるまでの移行期の使い方として、悪くないとおもう。よかったら、お試しを。

2015年7月14日火曜日

小芋の2ヶ月分の悩みを15分で解決したアドバイザー

グラントプロジェクトを秋学期開始後速やかに再開するにあたり、この2ヶ月いろいろと悶々と悩んできたのだが、今回の共同研究者のひとりであり、一番のアドバイザーであるAさんにアポイントメントを申し込んで、直接会って相談した。

普段はメールベースで相談賜っているのだが、面と向かって話すことができて本当によかった。

一人で袋小路に入っていたことがまるで嘘のように、Aさんは15分で問題をさくさくと整理してくださり、さらにまたリサーチコーディネーターのBさんとのコネクションも作ってくださった。

次の目標が明らかになったので、またがんばれるぞ!

Aさんのリサーチティームは、本当にみなさんすばらしい。小芋はこの方々なしでは、なにもできない。




2015年7月13日月曜日

ピッツバーグ暮らしの達人たちに聞く知恵

この夏、アメリカ暮らしの長い日本人の人たち何人かとゆっくりお話する機会に何度も恵まれてきた。

それぞれの方が、数々の失敗談をも笑い話にして語ってくれる。いまでこそ、重要な役職についておられたり、退職後国内外のボランティアに忙しくされていたりする方でも、本当にいろいろな苦労が過去にあったのだなぁ、と思う。

いろいろな経験や苦労をしたのは、必ずしもアメリカで生活していたから、という理由だけではないだろうし、年長者ならどこに住んでいた人であれ、それぞれの方から学ぶことは多いに違いない。

ただ、ラッキーやなぁ、と思うのは、小芋や とまとまん がたまたま日本人だったということが縁で、他の日本人の方々とお知り合いになる機会に恵まれて、まるで我々が姪っ子や甥っ子であるかのように気にかけて頂いたり、お花や野菜やお餅やおかずを分けて頂いたり、そしてなにより、いろいろな話を拝聴する機会を得ているということである。

一方的によくして頂くばかりでは申し訳ないので、とまとまんも小芋も、恩返しできることはしていきたい、と思う今日この頃だ。

2015年7月12日日曜日

続・はじめて家で散髪

小芋はだいたい6−8週間ごとに美容院に行って髪を切るようにしている。

今回もいつも通り美容院に行こうかどうか悩んだが、結局とまとまんに切ってもらうことにした。

小芋は非常に髪が多いので、どうなることかとちょっと心配だったが、さすがとまとまん、なかなか良い仕上がりにしてくれた。

我が家は共働きから片働きに移行して、今はこれまでにもまして節約人生。だから2人分のヘアカット代が浮くのはとても大きい。今回のカットだけでも、はさみ代の元は十分取れた。

ヘアカット中に髪を仮止めするクリップがあると、もっと切りやすくなるということなので、今度ダラーストア(日本でいうところの百円ショップ)に行ったら、それを買ってこよう。


2015年7月9日木曜日

はじめて家で散髪

とまとまんはもともと理容室になかなか行かないし、勧めても行きたがらない。まして、アメリカに来て、慣れない英語でなおさら面倒臭そうである。

本人は髪が伸びても一向に気にならないらしいが、小芋のほうは、視界に入ってくる長い髪に疲れてきた。見かねて、ついにアマゾンで散髪用のハサミを注文。

YouTube  で散髪手順を説明してくれる画像をいくつか見て勉強し、いざ本番。

やってみると、人生初挑戦にもかかわらず、我ながら、なかなかよい出来栄え。本人も気に入ったようである。こんなことなら、もっと早くやればよかった。

次の課題はPCP(かかりつけ医)の予約である。私がやってしまうと本人の練習にならないので、電話で予約するところからやってもらいたいと思っているが、電話での英語はきついらしく、しぶっている。

いざというときのため、あえて病気でないときにPCPとの関係を作っておくことが大事なので、なんとか一緒に早めにやろうと思う。


2015年7月8日水曜日

運転の練習をはじめた とまとまん

ヴァージニア州からの帰り道、長時間の運転で疲れた小芋が文句をタラタラ垂れたので、これまでマニュアル車だから嫌だ、オートマだったら運転するのに、と言っていた とまとまんも、ついに小芋のマニュアル車を運転すると言ってくれた。

おとといは主に広い駐車場で練習。今日は一般道で練習。日本と逆の車線を走行するという煩わしさ以上に、やはりマニュアル車のギアチェンジが気にめさぬようであるが、引き続き頑張ってもらおう。

長距離運転で互いに交代できるようになると、本当に助かる。

2015年7月6日月曜日

家族会

週末、ヴァージニア州のおば(ホストファザーの妹)宅にとまとまんと行って3泊してきた。祖母(ホストファザーの母)をはじめ、おじおば、いとこ、きょうだい、姪甥など、30人が集まった。

一番遠い人で、シアトルから。しかも車で。昔は大体みなミシガン州付近に住んでいたのに、いつの間にか東西南北各地に散らばってしまって滅多に会えないので、このような機会はとても貴重。

ご飯作りは当番制。各家族が交代で朝昼晩のご飯をつくる。とまとまんと私は片付けをせっせせっせとやった。大きなすいかを一つ持参したが、行ったらすでに2つあった。が、帰るまでには跡形もなくなった。

花火をしたり、犬や赤ちゃんたちとゴロゴロたわむれたり、のんびり過ごすことができた。サルスベリとか、マグノリアなど、アトランタでよく見た植物がヴァージニア州にもたくさんあって、懐かしかった。



2015年6月28日日曜日

結婚式ではじける

昨夕、とまとまんと結婚式に参加した。

小芋が新婦Rさんに初めて会ったのは、彼女がまだ小学校に上がるか上がらないかのころであった。ミシガン州で交換留学生として1年過ごした小芋は、他の世界各地の留学生たちとともにバスに乗り、ニューアークの空港にむかう途中、途中のペンシルバニア州の町で1−2泊新しいホストファミリーと過ごしたのである。

前置きが長くなったが、以後、このファミリーとずっと交流が続き、この度結婚式に参加するという栄誉をうけたという次第。

式も、レセプションも、とてもとても素晴らしかった。Rさんや家族が、綿密に計画して実行したんやなぁ、という感じだった。雨も肝心なときは止んでいた。レセプション会場に着いた頃は、大きな虹が出ていた。おじいさんやお父さんのスピーチにじんときた。

とまとまんにとっては、アメリカで初めて参加する結婚式ということで、何でも初めてのことばかりだったが、かなり楽しんだとみえる。食事後ダンスの機会があったんだが、とまとまんも小芋も、はじけて踊った。お土産に、小袋にお菓子詰め放題するコーナーがあったんだが、そこでとまとまんはかなり真剣に詰めていた。

2015年6月27日土曜日

雨の日のヨガ

ピッツバーグは今月ものすごく雨の日が多かったそうである。たいていは、夕立という感じでざっと降って、わりと短時間で止むことが多いんだが、今日は朝から午後までずっと降り続いて、日本の梅雨のようだった。寒くて長袖を来ている始末。

ヨガ教室は歩いてでも行けるのに、思わず車で行ってしまった。

しかも、準備にぐずぐずしていたため、1時間半のクラスなのに、参加できたのは最後の30分。(でも私の後に来た人もいた。そういう気楽な教室なのである。途中で帰る人もいるので、後半のほうが実はすいている。)

家だと30分もストレッチをすることはまずないので、行っただけのことはある。

さて帰宅して、

とまとまん:「どうやった?」
小芋:「ヨガいけてよかった。」
とまとまん「それシャレ?」
小芋「ん?」
とまとまん:「ヨガいけてよがったんでしょ?」

まったく、しょーもない会話である。

が、前日ひとりでまた笑いヨガをやっていたせいか、こんなことでバカうけしてしまう小芋であった。イライラ、キリキリしているよりはずっとよい。

2015年6月22日月曜日

とまとまんの英語のレッスン

とまとまんは週3回、アメリカ人の先生に英語の個人レッスンを受けている。

前半1時間弱は、二人は日本語で話す。先生はとても日本語がうまいらしく、日本語の小説なども読んでいたりする。日本語で話す時間は、とまとまんのほうがいわば「先生」である。

後半1時間弱は、英語での会話。先生は、会話の中で出てきた重要表現や単語を、ノートにメモしてくれている。多いと50個くらい書いてある日もある。

話は脱線することが多いらしいが、話そのものを楽しんでいるようで、うらやましいくらいである。

レッスンから帰ると、とまとまんの顔がとても生き生きしている。

2015年6月21日日曜日

巻き寿司の練習

ある日本人の友人夫婦が、近所の人やその他の友達を家に招いた際に(うち大多数はアメリカ人)、急遽われわれ夫婦も巻き寿司作りを手伝うことになった。

何本も作るので、とてもよい練習(かつ本番)になった。
長さを揃えて切るのも少しうまくなった。

そしてその何十本も作った巻き寿司だが、具があふれ出た失敗作も含めて、
見事にすべてお客が食べた。

ホストの友人夫婦は、お客の応対に忙しく、お客が帰ったころには腹ペコだったが、巻き寿司はもうすっかりなかったので、手巻き寿司を作って食べた。

2015年6月19日金曜日

アボカドのお刺身

以前友人に習った、アボカドの食べ方。

アボカドの皮をむき、種を取る。
薄切りにする。
かつお節をふりかける。
しょうゆと酢(レモン汁でもよい)を少量ずつふりかける。
できあがり。

食感がマグロのトロのようである。我が家で食べる唯一のお刺身(もどき)である。
暑い日も、食欲が出てよい。

2015年6月18日木曜日

レジの会話

スーパーなどで買い物をしたときに、日本だと、レジでお店の人が丁寧にいろいろと話しかけてくれる。こんな感じかな。
「いらっしゃいませ。お待たせいたしました。」
「OO円のお買い上げでございます。」
「OO円お預かりいたします。」
「おつりOO円のお返しでございます。」
「ありがとうございました。またお越しくださいませ。」

この間、お客のほうは、とくに応答しない人が多いと思う。
むしろ小芋がいちいち「ありがとうございます。」とか言って言葉をはさむと、お店の人が驚いているのがわかる。(笑)

所変わって、アメリカのレジでお店の人がお客に話すセリフは、しばしばお客の返事を要するものが多い。

「How are you?」とか「How's everything with you today?」という返答を要するあいさつにはじまって、
「 お探しのものは、すべて見つかりましたか?」
「カードのお取引はデビットカードでしょうか、それともクレジットカードでしょうか?」
「キャッシュバックはご入用ですか?」(デビットカード利用の場合、レジ使用時に自分の銀行口座経由でレジから直接現金が引き出せる。)
「レシートは品物と一緒に袋にお入れしましょうか?」

こういう質問をパパパッと言われたときに、すぐに理解できなくて心身が凍る経験をする日本人は多いと思う。小芋は例のごとく、当たって砕けろ方式で克服したので今でこそへっちゃらだが、最初は大いに凹んだ。

アメリカ在住歴のまだ浅いとまとまんにとっては、ただいまこれが関門である。数をこなすと、全くたいしたことは言っていないということが分かってもらえるはずだが、最初は誰しもなんでもが「初めて!」なので、こらえどころである。

代表的なフレーズをあらかじめ知っておくと、予測ができてよいかもしれない。
http://english-the-easy-way.com/Speaking/Cashier.html
http://www.slideshare.net/joeldaldrich/cashiers-communicative-english

2015年6月17日水曜日

聖書音読レッスン

とまとまん が英語の先生から英語の聖書をもらって読み始めたので、私も彼の自習に加えてもらう(邪魔??)ことにした。

この1週間やってみて、なんとなく出来上がった方法は:



  1. とまとまん が英語の聖書を音読する。その間、小芋は日本語の聖書を黙読する。
  2. とまとまん が英語の解釈に詰まったら、その部分の日本語を小芋が読み上げる。
  3. どっちの言語で読んでもわからなかったところは、とまとまん が次回のレッスンで先生に質問する。

英語の方が日本語訳よりわかりやすいような、でも日本語の聖書もチラッとカンニングするとよりわかりやすいような。どちらで読んでもあかんところは、お手上げ。

なんといっても、1日ちょっとずつしか進まないので、毎日続けてもこのペースでは早くても2年くらいかかりそう。ま、でも小芋はまだ聖書を一度も通読したことがないので、時間はかかっても一度は試してみたい挑戦である。少なくとも、今読んでいる創世記はこの夏の間に終えられるだろう。

2015年6月16日火曜日

研究の段取りが気がかりや〜

グラント・プロジェクトはこの夏の間足止めを食らっているのだが、秋学期に入ってすぐ動けるようにいくつか段取りしておきたいことがある。

それらの手続きのことでいろいろわからないことがあり、相談すべき人に相談しているが、とても忙しい人達なので、メールの書き方とか、タイミングとかとても気を使う。

日々、懸案事項をなんとなくずっと頭の片隅で考えていて、無駄に疲れている。

やってみて、失敗して学ぶことばかり。こけて、こけて、こけまくって、やっと1歩、てなわけで、まるで赤ちゃんが歩くことを覚えるときのような学習の仕方だが、引き続きがんばろう。

2015年6月15日月曜日

日本へ引っ越しする際の覚え書き

日本に帰国する友達の手伝いを何度もやってきたが、最後の最後までいろいろとハプニングは尽きないことが多い。むしろ、ハプニングがないほうが変である。出発前日の夜に、冷蔵庫の掃除とか、ガスコンロの掃除とか、たびたびやっている。

荷物の発送も、国を超えてとなると、非常に難儀。

友達のおかげでいろいろな例をみてきたが、郵便局ではよい思い出がない。代わりに、UPS, Fedex もしくは、日系のヤマト運輸、日通などを使うことをおすすめする。

高いように思っても、より確実に仕事をしてくれるところにお願いした方が、もろもろのストレスが減ると思う。その前に、減らせる荷物は減らせるとなおよいが。減らしてもなお、結構な量になってしまうものだ。(涙)

ヤマト運輸や日通の支店はピッツバーグにはないけれど、家族単位で引っ越しをする人がいる場合は集荷に来ていることがある。そのついでに単身者の比較的少量の荷物も持って行ってくれることが多いから、相談する価値は大きい。

それでも諸事情で郵便局をどうしても利用する場合は、以下のことに注意。

  • 事前に箱の表面にも宛先と差出人を記載しておく
  • 事前に税関関連の紙をもらっておいて、記入しておく(内容物とそれらの価格・価値など、書く内容が多い)
  • あまり大きな箱を使わない(自分一人で持てる重さと大きさに抑えたほうが無難)
  • 複数の箱で送る場合は、番号を書いておくとよい
  • 家庭用の体重計を過信しない(重さに多少余裕を持って詰める)
  • 窓口で長時間並ぶ、またさらに手続きにも長時間かかると見積もっておく
  • 荷物がなくなるかもしれない、内容物が壊れるかもしれない、と覚悟しておく

2015年6月14日日曜日

DVDで学ぶ英語

とまとまんの英語の勉強を兼ねて、図書館から借りてきたDVDを一緒に見ている。

これまでに見たのは、
Yes Man (非常におすすめ!)
A Thousand Words
Still Mine
Julie and Julia (非常におすすめ!)

はじめは英語の字幕入りで見る。(というか、アメリカで売られているDVDなので、日本語の字幕はそもそもない。)
気に入ってもう一回見たいものは、今度は字幕なしで見る。

もう一回字幕入りで見るといいのかもしれないが、3回目を見る前に大抵返却日が来るので返してしまっている。

ちなみに、日本の映画、『7人の侍』を見たことがなかったので、これも見てみた。日本語が難しくて聞き取れないところは、英語の字幕に助けられた。

2015年6月13日土曜日

ティーンに避妊方法を伝えるビデオ

このページのビデオに注目。
http://www.nationwidechildrens.org/bc4teens
高校生か大学生くらいのお姉さん的女性たちが、もう少し若い中学生くらいの女性に避妊方法について説明している。気楽なおしゃべりのようなセッティングだが、避妊方法選びのポイントが入っていて素晴らしい。普通のことばでわかりやすく説明しているところが、NPと共通する。


2015年6月12日金曜日

教え方を教えるレクチャー

ASCCPこと、American Society for Colposcopy and Cervical Pathology という学会が主催した、Educate the Educators II という3時間の無料のレクチャーを受けに、先日Baltimore まで行ってきた。

HPV、子宮頸がん、HPV予防ワクチンに関する知識のアップデートもさることながら、患者さんや学生や地域の人にどうやったら効果的に教えることができるのか、プリゼンテーションの方法や内容に注目していたところがとてもよかった。

以下は、小芋のメモからランダムに抜粋。

準備編:

  • 準備しすぎることはない。とにかく練習。鏡の前で練習せよ。
  • 見た目は大事。相手・立場にあわせた服装を。(例:男性なら親しみやすいアニメキャラクターのネクタイが効果的なことも。)
  • 会場には最低30分以上前に行って準備する。(とっさの事態にも対応できるように。)
  • 準備できたら会場の人とおしゃべりして仲良くなり、また聞きたいことを尋ねたりしてニーズをつかむ。
  • 本番でもし言葉につまっても、思いっきり赤面しても、しくじっても、聴衆が聞きたいことを伝え続ける限り、聴衆は凡ミスなどまったく気にしない、と自分に言い聞かせておく。


スライド編:

  • スライドは読まない。けど、読んでることのキーポイントをわかりやすく書いておく。
  • 6-6-6ルール:1行に6語まで、1枚のスライドに6行まで、6枚文字ばかりのスライドが続いたら、写真やグラフのスライドを入れる。(あくまで目安。)
  • 7フィート(210cm くらい)離れたところから自分のパソコンを見て、スライドの文字が見えやすいか確認。
  • カラーとコントラストを効果的に使うべし。
  • 写真は圧縮してから貼り付ける癖をつける。(でないと、馬鹿でかいサイズのファイルとなり、メールで送れない。)


実際編:

  • みんなの前で「お話」を披露する、という心構えで。
  • 「自分」として、自分の言葉で話すようにする。
  • ユーモアが入るといいが、それが自分の得意技でないときは無理しない。
  • 面白い話をする前に、「面白い話があるんですが」とは決して言わない。しらけるだけ。
  • ちょうど全体の半分の位置にあるスライドをよく覚えておき、後半の時間調整の目安にする。
  • 答えのわからない質問が来たら、正直にわからないと言う。後で調べてお伝えします、と言えれば花マル。

読者のみなさまにとっては、すでに知っていることだったり、その辺の本に書いてありそうなことばかりで、決して目新しくはないと思うかもしれないけど、小芋にとっては、講師がこれらを実践しながら話すことに説得力を感じた。

また、自分の失敗例からわかったつもりのようになっていたことでも、講師がわざわざ話題として取り上げてくれたことで、「やっぱりそうなんやな。」と再認識するきっかけになってよかった。

今回のレクチャーで使われたスライドは、まもなく出る9価のHPVワクチンのガイドラインなどを含めてアップデートした上で、後日参加者に配られるそうである。非常に楽しみ。

2015年6月11日木曜日

米国の健康保険会社がカバーする18種類の避妊方法

Affordable Care Act による保健医療制度改革を通して、米国の健康保険会社は患者さんの避妊薬のコストをカバーするよう義務付けられたのだが、その細い運用について理解するのに便利な資料を知ったので、メモ。

http://www.cms.gov/CCIIO/Resources/Fact-Sheets-and-FAQs/Downloads/aca_implementation_faqs26.pdf

次の表にあるように、避妊方法が18種類に分類されている。(不妊手術含む)
http://www.fda.gov/downloads/ForConsumers/ByAudience/ForWomen/FreePublications/UCM356451.pdf

そして保険会社はこれら18種類の方法を、基本的に患者さんの自己負担なく提供しなくてはならない、としている。

 IUC(子宮に挿入するタイプの避妊薬)でも、銅負荷IUDとプロジェスティン負荷IUSは2つの違う種類としてカテゴリーされている。

また、ピルは、エストロジェン+プロジェスティン混合剤、プロジェスティン単剤、エストロジェン+プロジェスティン混合剤の長期間タイプ、の計3種類に分けられている。

しかし販売されている全避妊薬を無償提供しなくていけないわけではなくて、同じ「種類」に該当する避妊薬が複数ある場合には、少なくとも1つは無償で提供し、他は患者さんに一部自己負担を求めてOK、ということになっている。たとえば、28日分で1シートのエストロジェン+プロジェスティン混合剤のピルには非常に多くの商品があるが、それらのうち、最低1種類をカバーすればよい。(新しい製剤ほど特許がまだ有効で薬価が高い。そういう製剤はしばしば患者さんの自己負担が求められるだろう。)

ただし、カバーされていない方法が医学的に必要だ、と患者さんの医療者が判断した場合は、要求すれば無償でカバーするような措置を設けるべし、としている。

2015年6月10日水曜日

女性の性欲低下障害を改善する薬 flibanserin

FDAこと米国食品医薬品局の諮問委員会は、先週、女性の性欲低下障害 (hypoactive sexual desire disorder) を改善する薬としてflibanserin を認可するか諮った結果、18対6の賛成多数で認可するようFDAに助言する決定を下したそうだ。過去に2回却下されて、3回目の挑戦だったとのこと。
http://www.fda.gov/downloads/AdvisoryCommittees/CommitteesMeetingMaterials/Drugs/DrugSafetyandRiskManagementAdvisoryCommittee/UCM449090.pdf

以下の専門家団体は、この決定を歓迎している。
http://www.isswsh.org/news/180-flibanserin-recommended-for-approval-by-the-fda-advisory-committee-panel
http://www.arhp.org/modules/press/ARHP-Commends-FDAs-Recommendation-to-Approve-Flibanserin/93
米国産科医婦人科医学会のステイトメントはまだ出ていない模様。

こちらは今回の決定に関するワシントンポストとNPRの記事。
http://www.washingtonpost.com/news/to-your-health/wp/2015/06/04/widely-varying-views-of-female-viagra-emerge-at-fda-hearing/
http://www.npr.org/sections/health-shots/2015/06/04/411260331/advisers-to-fda-consider-controversial-drug-to-boost-female-libido

諮問委員会の今回の決定をFDAが受け入れるがどうかに注目しよう。

2015年6月9日火曜日

Teach backという方法

本日のARHPのウェビナー(オンラインで配信するセミナー)は

  • 永久的な避妊法(卵管結紮、Essure、男性不妊手術など)と
  • 長期間使えて且つ中止できる方法(LARCことlong-acting reversible contraceptives)


に焦点を当てていた。一番印象深かったのは、患者さんの理解を確認するための質問の例である。Teach back と言って、わざわざ医療者の方が患者さんに質問して教えてもらうような形をとる。

たとえば、

  • この避妊方法をつかうと、あなたにとってどういういいこと(positive impact)があると思いますか。
  • この避妊方法を使い始める女性がいちばん多く経験する副作用を3つあげてみてください。
  • もし気になるような少量の出血(spotting) が起きたら、どうしますか?

これを嫌らしくなく、自然にできると良いと思う。

teach back というやり方はどんな分野でも応用できるが、質問のかたちにするのが慣れないと意外と難しい。

2015年6月8日月曜日

避妊カウンセリングに役立つ質問

以前学会でMerck (製薬会社)のブースでもらった、紙1枚ペラペラのチェックリストがある。 

避妊方法について話し合うきっかけとなりそうな質問が並んで いて、患者さんが待ち時間の間でそれら質問に対してYES・NOを答えるようになっている。患者さんの回答次第で、LARC (long acting reversible contraceptives) を第一選択肢として提案するのに役立つと思う。

たとえば、
  • 6ヶ月以内に妊娠したいと思いますか
  • もし今妊娠したら、自分の計画から脱線してしまうかもしれないと思いますか
  • 避妊薬を毎日服用したいですか
  • 毎日何かしなくてもよいタイプの避妊に興味がありますか。
  • 避妊薬が他人の目に触れないということは、あなたにとって大切ですか
  • 月経があることはあなたにとって大切ですか


一つ難点は、この紙自体に社名が入っているところなのだが、せりふとして活用するには大いに参考になる。口頭で質問するときには、同じことを聞く場合でも、あえてYes・Noでは答えられない形で聞いた方が自然かと思う。

たとえば、
  • 妊娠を希望されるとしたら、いつごろですか。
  • もし今妊娠されたら、どうお感じになりますか。
  • 月経が毎月あることは、あなたにとってどのくらい重要ですか?

2015年6月7日日曜日

抗生物質との付き合いかた

先週、米国ホワイトハウスが、ヒトと動物に対する抗生物質の使い方について、計150以上もの企業や専門職団体と会するフォーラムを持ったそうである。

ご存知の方も多いと思うが、抗生物質は、ヒトの病気に使われるだけでなくて、食用の鶏や牛などの家畜にも(しばし予防的に)広く使われている。抗生物質が効かない細菌感染が近年ますます広まってきて、国を挙げてもっとまじめに取り組まなければいかん、という危機感がこのフォーラムの背景にあると思う。

診察室では、しばしば、「抗生物質をもらわないといけない!」と固く信じている患者さんと出会う。診療する側も、これは抗生物質を使うべきだ、と思える場合はバトルにはならんが、反対に、使うべきでないと判断した場合に、患者さんと意見を交わす(時に激しく)ことになる。

患者さんに納得することばで説明すること、それから患者さんの味方(健康を護るサポーターとして)としての立場から話すことを心がけるが、それでも一筋縄ではいかないことも多い。

特に期末テストの前とか、就職面接の直前などというとき、「たとえ効かなくてもいいから『念のため』抗生物質をください!」と泣いて訴えられたり。背後に(たとえキャンパスから何百キロも離れていても)母親からの強い勧めがあったりすると、なおさらである。

で、関連するCDCのページを斜め読みしたのだが、なかでもこのQ&Aがよかった。
http://www.cdc.gov/getsmart/community/about/antibiotic-resistance-faqs.html
ウイルスと細菌の違いとか、どのように薬剤耐性ができるか、などが医療用語を使わずに易しく書いてある。セリフとして頂戴しておく。

それから、このページにあるように、
「ERを利用する患者さんの5人に1人は抗生物質の有害作用のために来院している。」というところも今後のセリフにしよう。

電子処方(電子カルテから薬局に直接処方箋を送信する)にしないで、あえて紙の処方箋を書いて、どうしてものときは(悪化が続くようなら)何日後に薬局に持っていくように、という手をつかったことはあったが、これだと、患者さんがその日のうちに薬局で抗生物質を手にするのを避けることはできなかった。今回わざと未来の日付を処方箋に書くという方法を知った。
http://www.cdc.gov/getsmart/community/improving-prescribing/interventions/delayed-prescribing-practices.html

2015年6月6日土曜日

悲喜こもごもなライフイベント

人生で起こるさまざまなライフイベントのストレス度を、順番に番付にしたものがある。

http://www.stress.org/holmes-rahe-stress-inventory/ (英語)
http://allabout.co.jp/gm/gc/393963/ (日本語)

配偶者の死が1番目、離婚が2番目、など、いかにも辛い出来事が上位に来るのは万人が納得すると思うけれど、結婚や妊娠といった非常にめでたいことも、番付では上位に来ていることに注目したい。

嬉しいことでも、「変化」ちゅうものは、人生にとってなかなかこたえるというわけだ。

とまとまんと一緒の生活は、この何年も夢見ていたことで、それがついに実現して実に嬉しいわけだが、お互いにとって心地よいペースと空間を作っていく作業は非常にぎこちなくて、もどかしい。

互いがvisitor として相手を訪問していたときと、住人として住み続けるのでは、いろいろと勝手が違う。

ある人に、「ぎこちなくないほうがおかしいよ。なるべくしてそうなんだから。」と言われて、すーっと気持ちが晴れた。

日本では夫の言動がストレスになって心身に支障をきたす妻たちの症状を「夫源病」というらしい。とまとまんが今経験しているさまざまな変化を思うと、我が家の場合は、「妻源病」、のリスクも高いと思う。気をつけよう。

努力は惜しんじゃいかんが、ぎこちなくて元々、と思うことで前向きになる。




2015年6月5日金曜日

新しいボーイフレンド

英語学習に励んでいる我が夫、とまとまんの希望で、家でも英語で会話することになった。

とにかく英語漬けにならないと、絶対に英語には慣れへんで!!という、友人のアドバイスに影響されたためである。

日米遠距離夫婦時代に、ときどき英語でわざと話すことはあったが、一日中やるのは初めて。

とまとまんが語る英語を聞いて、何を真に言わんとしているのかを理解しようとすることに体力がいる。また、私が話した内容が、どこまでどう理解してくれたのかも不安なので、その面でも疲れる。

というわけで、まるで新しいボーイフレンドと付き合っているみたいだ。

ちょっと関係が新鮮になる!?というおまけもないわけではないが、約1週間足らずで、どちらからというわけでもなく、脱落した。

今度は、平日のみ英語で話すということになった。週末は日本語だぞー!と思うと、前よりも張り合いが出て良い。

2015年6月4日木曜日

新しいIUS、Liletta

 レボノルゲストレルタイプの子宮内避妊システム (IUS)としては、Mirena とSkyla の2種類が米国内で販売されてきたが、新たに2月にLiletta という製品がFDAに認可された。

一般向け情報としては、こちらがわかりやすい。
http://bedsider.org/features/introducing-liletta-a-nother-new-iud

実際処方する人は、こちらからより詳しい情報を。
https://www.lilettahcp.com

こちら添付文書を見てみていただくとお分かり頂けると思うが、
アプリケーター(挿入時の器具)は、ParaGard のように非常にシンプルで、Mirena や Skyla ほど大柄でない。
http://pi.actavis.com/data_stream.asp?product_group=1960&p=pi&language=E




2015年6月3日水曜日

IRBスタッフと一対一で会う

IRB こと施設内倫理委員会の手続きに非常に苦労した。

最後はIRBスタッフのオフィスに出向いて、一対一で会って、研究プロトコルの最終の修正をはかり、その日の夕方にようやく許可が下りた。

しかしその頃には春学期が終わってしまいっていたので(涙)、結局研究の主たる部分は秋学期までお預けとなった。(夏の間はクリニックの学生数も、働いているclinician も半分以下なので。)

研究プロトコルの書き方で、とくに参考になったのは、
問題ない程度に幅をもたせる書き方。(そうすることで、自分の首を絞めすぎなくて済むというか、余裕をもたせることができる。)

たとえば、あるプロセスに「2−4週間」の時間を与えてると書いていたところは、「2−4週間程度」と書き換えた。こうすることで、たとえば2週間に1日足らなくても、4週間と3日でも、OKになるわけだ。


研究のプロセスを踏む中で、研究職の方々、リサーチアシスタントとして働いている方々への尊敬の気持ちが、ますます高まる。

2015年6月2日火曜日

歌のオーディション

2年半くらい前にパタリと歌のレッスンを辞めて久しい。

が、ふと縁あって無料の地元情報誌に合唱団メンバー募集の記事を発見し、オーディテョンを受けに行った。

音域の確認:3オクターブちょい行けた。
ランダムな3つの音を聞き取って声で真似する:10問中、最後の1問だけ落とした。
渡された楽譜を読んで、速攻歌う(ソルフェージュっていうのかな):一発合格

以上のテストをやった結果、晴れて合格でき、9月から入団できることになった。年代・職業さまざま。楽しみである。

ひさびさに歌のレッスンに行っていた頃の楽譜を見たら、自分でいうのも変だが、かなり熱心にやっていたんだな、と思った。個人レッスンもいつか再開したいが、いまは tight budget なので、お預けである。



2015年6月1日月曜日

3度目のピッツバーグマラソン

5月の最初の日曜日、ピッツバーグマラソンに出た。

Birmingham Bridge を渡り、Oaklandに上がる坂までは割と順調に乗り越えたが、そこから徐々にペースが落ちて、Highland Park あたりでは左足が痙攣して数分座り込んだ。そんなわけで、たくさん歩いてしまい、過去2回よりもずっと時間がかかった。(最初から速歩で歩き通した方が早かったかも。)

というわけで、タイム的には前回、前々回と比べると達成感に欠けたのだが、完走できたことはよかった。おかげさまで、心臓発作とか、熱射病とか倒れる事態にはならなかったのも幸いだった。

毎度のことだが、沿道で応援してくれた人たち、給水や救護のボランティアの人たちに感謝。応援の人出は、スタートからゴールまでほぼ絶え間なく続くのだから、すごい。走りきるのに時間がかかった分だけ、応援のシャワーをより長く浴び続けられたとも言える。

今回はとまとまんも初めて応援に来てくれたので嬉しかった。次は一緒に出てくれるかな? 


2015年5月31日日曜日

ピッツバーグの「ビーチ」と皮膚がん

最近公園で日光浴をする人が増えた。

男女とも、その姿たるやビーチにいるのと変わらない。ないのは水辺だけ。

大学院時代に、"No tan is good tan." (よい日焼けというのはない。)と叩き込まれた小芋にとって、これはとても悲しい風景だ。

皮膚がんを経験した27歳の女性が、人びとにもっと日焼けの害に敏感になってほしいという願いを込めて、治療中の自分の顔をFacebook に載せたそうだ。それが人から人へと伝わって、ついにはテレビのニュースにも挙がっていた。
http://www.cnn.com/2015/05/12/living/skin-cancer-selfie-feat/

小芋が診察室で患者さんに話すよりも、サバイバーの写真はずっと説得力がありそうだ。

これと関連で、
喫煙の害に関しては CDC のウェブサイトにたくさんの経験者の証言が載っている。自分の経験を他の人に伝えることで、自分と同じようん思いを減る人が減ってほしい、という姿勢に小芋は心打たれる。
http://www.cdc.gov/tobacco/campaign/tips/stories/sharon.html

2015年5月30日土曜日

ピッツバーグ在住日本人の茶話会

もう1ヶ月ほど前のことだが、以前からピッツバーグに住んでいる日本人と、最近引っ越してきた日本人が交流するための「茶話会」があった。(主催はピッツバーグ日本協会。)

とまとまんは、ピッツバーグに何度も来ているが、住人としてはまだ新人である。小芋の方はすでに「旧人」かもしれないが、ともに連れ立って参加した。


参加者のピッツバーグ歴、来米時の理由や年齢は、人それぞれである。いろいろな方のいろいろな経験を聞くことは、新人のみならず、旧人小芋にとっても有意義だった。

2015年5月29日金曜日

ごはんトレーニング


昨年、一昨年の夏も書いたような気がするが、とまとまんと生活を再開するたびに戸惑うのは、必要な食材購入の量、食事作りの量の違いである。買い足りなかったり、作り足りなかったり、かと思うと、多すぎたり、塩梅がわからん! (毎回忘れて、毎回学び直し。)

我がアパートの冷蔵庫は小さいので、よく考えて買い物と料理をしないと、パニックになる。

1ヶ月すぎて、ようやく慣れてきたような気がしないでもない、昨今である。

2015年5月28日木曜日

友人主催の とまとまん歓迎会


とまとまん来米後2週間くらいのときに、親しい友人たちが、歓迎会を開いてくれた。とまとまんがせっかく来たのに、小芋ときたら、超多忙モードであぷあぷ過ごしていたので、友人たちに本当に感謝であった。友人たちよ、改めてありがとう。

2015年5月27日水曜日

とまとまんの引っ越し

もう1ヶ月以上前のことだが、長年の遠距離生活をへて、ついに、とまとまんが引っ越してきた。

日本での会社人生を卒業して、である。


なのに小芋ときたら、その週は春学期の中でも究極に忙しい週で、ただでさえ つぶれそうな状態。空港からの帰り道、高速道路が工事中で、帰宅するのに1時間以上かかってしまった。まいった!


着いたのが木曜の夜遅くで、週末に作った料理はすでにあまり残っておらず、冷蔵庫はさみしいありさまであった。友達が夕飯を差し入れにきてくれて本当に助かった。


翌朝早く、pharmacology (薬理学)の勉強会(1日がかり)に出かけた。


とまとまんを歓迎するには最も最悪の条件がいろいろ重なっていて、嬉しい気持ちよりも、もどかしい気持ちでいっぱいで過ごした。


今期の仕事が終わり、気持ち的にも時間的にも余裕ができてきたので、ぼちぼちブログを書いていこうと思う。