2014年11月30日日曜日

鹿の肉

無事に友人Aさんの住む羊牧場から帰ってきた。休憩も入れて、約6時間の旅。お尻がすっかりぺったんこ。なんだかピッツバーグはとても暖かい。同じ州なのに、結構違う。

帰ってきてすぐ洗濯 × 2回。羊と遊んでいたので、コートがだいぶ汚れていた。それから料理。やっぱり休日のルチーン業務のためには、もう1日早く帰ってきた方がよかったか。いやいや、4連休だからこそ、中2日ゆっくりできたわけで、土日だけの休みではなかなか行かれない。

Aさんのお母さんが持たせてくれたお弁当とおかずはとても役立った。近所の人がくれた鹿の肉で作った煮込み料理は格別である。

2014年11月29日土曜日

羊飼い

Thanksgiving の休みを利用して、友達A さんの実家にやってきた。トウモロコシを育てたり羊を飼ったりしている農家である。

こちらは産まれたばかりの子羊。

今シーズン、子羊はすでに44−45匹産まれたそうな。

外の牧場にいる羊もいる。水飲み場の氷を朝晩割らないといけない。一夜にして、厚さ7−8cmの厚みになってしまう。それを斧で割る。割れた氷をざるですくって取り除き、ホースで水を足す。作業が終わったら、ホースは室内にしまう。そうでないと、ホース内が凍ってしまう。一連の作業を写真でお見せできず残念。

2014年11月28日金曜日

非・女性と言わないのと同じこと

NPやPAのことを語るときに、mid-level provider とか、non-physician clinician という言い方を呼びかたをする人がいる。つまり、医師と看護師の中間的な診療者、また非医師診療者というわけである。

先日聞いた講演で、「こういう言い方は、男性のことを『非女性』と言っているようなものでおかしいです。男性のことは男性、女性は女性と呼ぶでしょう?」と演者が言っているのを聞いて、ほんまや!と思った。mid-level とか non-physician clinician という言葉に感じてきた違和感はこういうことであったか。

医師とNPの仕事は重なるところも多いが、NPの仕事の本髄、姿勢はやはりナースやな、としばしば思う。小芋はそこがとても好きであり、誇りに思うところでもある。

2014年11月27日木曜日

待ちに待った、新しいスタッフ

先日から、新しいNP、Zさんがメンバーに加わった。昨冬に小芋のメンターであったNPが退職して以来、ようやくフルタイムのNPの到来である。心底うれしい。長いこと私の職場の部屋(2人部屋)には、パートタイムの医師がときどき来る以外、1人部屋に等しかったが、これからは何かと助け合える。

一人フルタイムのメンバーが加わっただけで、クリニック全体の動きがこんなに改善するとは、驚きである。1人あたり、少なくとも日に20人の患者さんを診るんだが、Zさんがいなかったころは、Zさん分の20人+ を皆がどこか無理をしながら分配していたわけだから、当たり前といえば当たり前である。


2014年11月26日水曜日

教育者、研究者、でかつ臨床家

最近、ピッツバーグで教育者 兼 研究者、それでかつNPなどの高度実践看護師として活躍する人たち何人かと交流することができて、至極刺激を受けた。

臨床家として、組織の中で働く小芋のようなNPは、一NPとしての患者さんとの関わり、また組織という団体行動のなかでの役目は果たせるけれども、組織のなかでリーダーシップをとっていくことは、とっても難しい。私のなかでの個人的な成長こそはあっても、組織の中での発言力を増やしていくことは難しい。しょせん、コマなんである。

その点、教育者・研究者という切り口ももって活躍している専門家たちの活躍ぶりに、低迷ぎみであった次のステップへのエネルギーが、またむくむくと湧いてきた。まだこうありたい!というクリアな形はないけれど、小芋に「次の道」がいることは確実である。

とまとまん曰く、よろしい傾向だ、と。次を考えよ、ってずっと言っていたのに、やっとやる気になったか?とでも言わんばかり。とほほほ。

2014年11月25日火曜日

慣れないグラント申請

最近とんとブログを書かなくなってしまっていた理由の一つは、あるグラントに応募するために必死でもがいていたためだ。

興味深いグラントの募集要項を見たのが、〆切のなんと2週間前であった。そこから、信頼する何人かに同時に相談を始めた。当初のむっちゃ粗い、小学生の夢物語のような、走り書き的文章を、最終的に正式なプロポーザルに変身させられたのは、リサーチを生業とする何人かの恩師の助言のおかげである。

プロポーザルの可否がわかるのは来週くらいで、もし通ったらすごく嬉しいが、通ったら通ったで、またすごく忙しくなるだろう。ということで、この1週間はこのことをさっぱり忘れて、ノンビリしておこう。


2014年11月24日月曜日

質の良い白衣のセール

Medelita (medelita.com)という白衣やスクラブを売っているメーカーが、いま20%引きセールをやっている。普通の通販よりも値がかなり張り、小芋にとってはセールでもまだ高いと思うほど。:-(  でも白衣の質に大変満足して使っている。かれこれ約1年使っているが、まだまだ生地がとてもしっかりしている。過去に買った安い白衣は、もっとペラペラな感じだった。

2つ違うサイズを注文して、試着してからどっちにするか決めて、気に入った方にだけに名前をいれてもらい、気に入らなかった方を返品する(つまり返品する方も、買い取る方も、どちらも一旦送り返す)、ということも可能。ありがたいことに送料は、返品時も無料。


2014年11月23日日曜日

10マイルのレース

もう2週間前のことになるが、地元ピッツバーグで開催された10マイル(16km) のレースに出た。走り込みがあんまりできていなかったので、スローペースで始めたが、意外と調子よく走れて、ペースを次第に上げていくことができ、かなり満足のいくタイムでゴールできた。階段昇りの効果以外に考えられない。


これが終わると、冬の間はあまりめぼしいレースがない。(5km のとかはぱらぱらあるが。)ピッツバーグマラソンまで、スタミナとやる気を絶やさないようにせねばならん。

2014年11月11日火曜日

緊急避妊薬Ella を扱わない、困った薬局

コンドームが破れた、コンドームを使わなかった、あるいはピルを飲み忘れた、などの理由で緊急避妊薬を使う場合、Plan B、Next Choice などレボノルゲストレル剤は処方箋なしで購入できる。(米国内の場合)

ただし、事が起こってから、すでに3日以上経過した場合は、処方薬Ella (ulipristal acetate)もしくは、銅付加IUDの方がレボノルゲストレル剤よりも効果が大きい。

つまりElla を処方するケースというのは、そういう時間的事情がある場合が多いのだが、どういうわけか巷の薬局(大きなチェーン店でも)では、Ellaを扱っていないところもまだあるようだ。「Ellaの処方をPlan B one-step に変更してもよいでしょうか?」などと薬局から電話がかかってくることも。いやいや、訳あってEllaにしているのですよ、変更しないで〜。

患者さんにどの薬局に行くべきか伝えないというのは残念な現実だが、患者さんが時間を無駄にしないためには、漏れなく伝えないといかん。