2014年6月30日月曜日

来し方行く末 その6 結論



遠距離でも、同居でも、仕事しててもしてなくても、たぶん悩みは尽きない。なのでどうせなら楽しく悩んでいくのが得と思う。

それに、他の誰でもなく、とまとまんと自分は夫婦なので、自分たちに一番心地のよい方法を探っていくのみである。

2014年6月29日日曜日

NPの活動紹介

ご縁あって、とある会で私が今までやってきたNPの仕事について紹介する機会を得た。

予定では小さな教室でこじんまり、のはずだったのに、ふたを開けてみると、大教室で当初の人数より大幅に多い参加者を頂くことになった。

ふだん患者さんと1対1のトークには慣れている私だが、こういう大人数は見ただけでも心臓バクバクである。

いつもとまとまんとの会話は関西弁風なのであるが、こういうパブリックなで場はいちおう標準語が求められる。イントネーションを気にし始めると、気になって落ち着かない。

しかも今回は大学の恩師の1人も来てくださっていた。そんなわけで何重にも緊張してしまった。

当初は声が出ているかどうかも怪しかったが、その辺もオープンに話して笑いをとり、ブルブルする声をなんとか落ち着かせた。スライド4−5枚目になると、まぁまぁ普通に話せるようになった。

質問がたくさんでて、うれしかった。制度・政治・歴史の話はシンプルにして、実際働いている上での実情や個人的実感を中心に具体的に話したのがよかったか。米国で認可されているが日本では未認可の避妊薬の模型なども持って行って、会場で回してもらった。

練習に付き合ってくれた とまとまんよ、ありがとう。

2014年6月28日土曜日

バス停にダッシュする生活

日本に帰ってきて、休みが全く取れない状況で毎晩遅くまで働いている友人たちの話を聞いているうち、一昨年自分が書いていたあるブログ下書き(下記)のことを思い出した。あの頃の自分はすごく苦しかった。必死だった。 残業が慢性化したばかりか、週末にも月1回は出勤していた。日曜日、誰もいないオフィスで、1人静かに働くことが「幸せ〜」であった。

この記事を書いたものの、当時公開できなかったのは、あまりに生々しく毒々しいと感じたから。

渦中にいると、どんなにそれがしんどくても、目の前のことに必死なあまり、そこから離れることとか、違うオプションを選ぶ、ということを余計に難しく感じてしまうものだと思う。(ドメスティック・バイオレンスの状況と多分一緒。)

この記事を書いてから実際に転職するまでに何ヶ月もかかったのは、単に自分が疲れていただけでなく、考えたり行動することに多大なエネルギーが要ったからだ。

その「考えたり」の芽が出るか出ないかの頃の雰囲気が、この記事にはよく出ていると思う。

もしかしたら、世界のどこかの誰かの参考になることもあるかも、と思い、今さらであるが、公開する。

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最近ずっと朝1時間早く仕事に行っている。
でもって、終業時間のあとも、最低1時間、しばしば2時間近く居残っている。
・薬(特にピルやNuvaringなどの避妊薬)のリフィルの依頼(患者さん本人からの依頼もしくは薬局から送られてくるファックス)の対応をし、
・患者さんからの電話(質問など)に折り返し対応し、
・電子カルテ上で検査のオーダーなどやり残していた仕事をやり、
・異常検査結果について患者さんに電話もしくは手紙で連絡し、
・そういえばトイレにぜんぜん行っていなかったと気づいて、慌ててトイレに行き、
・大急ぎで荷物をまとめ、
バス停までダッシュしている。ずっとそう。

どんなに頑張っても、時間内で終われる仕事量じゃない。
朝早く、夕方遅くまでやっても、それでも、やっぱり終われない。

それを人は、「要領」の問題、私自身の「完璧主義」の問題にすり替えようとする。
「早く帰りなさい」という。

早く帰るのはいいが、残した仕事とは次の日(週)にもれなくご対面することになる。
誰かが私の代わりにやってくれるわけでは決してない。

休息が必要だし、でも後回しにしていると永遠終わらないし、かといって、こなそうとしてもやっぱり終わらないし、要はどう もがいても、あかーん。

A) 自分が変わるか、B) 状況を自分が変えるか、それとも C) その場から去るか、しか選択肢はない。

A) 自分が変わるーーには、患者さんにたいした質問もせず、患者さんの話を聞かず、ただ機械的に最低限のことをして、検査結果にもてきとーに対応する、たまる仕事にもしらんぷりとか?? 無茶やし危険。やはり自分タイプでない。

B)状況を自分が変えるーー落ち着いてPCや電話に向き合う時間の確保を再三要求してきたが、理解されず。もっと使いやすい電子カルテへの移行とかできたらいいが、見込みなし。紙カルテに戻るという選択肢ももはやなし。1週間に3つのオフィスをぐるぐる回るスケジュールにたいしても、私はなんも出来ない。

C)その場から去るーー 検討中。というか、これしか現実案はないね。いかに自分を守るか、がテーマになってきている。

2014年6月27日金曜日

5分でいい

これは、下書きのまま公開せずに残っていたメモをもとに書いています。
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在ピッツバーグの日本人向けに開かれている健康に関する催し物で、在米日本人のストレス対策が取り上げられたことがあった。

そのとき、ストレスと付き合うためのいろいろなリラックス方法などが紹介された中で、運動の話がでた。

講師が「『5分でいい』がポイントです!」と強調していたのを、今でもよく思い出す。夏は気候がよくて日も長く、夕食あとに散歩、なんてのも楽勝のピッツバーグであるが、冬は寒くてかつ暗いので、気持ちが萎えがち。

講師自身「今日はやめとこうか。」と思う日も、「5分でいい」と自分に言い聞かせて、外に走り/歩きに行くのだそうだ。

「5分でいい」のよいところは、

  • 5分の運動でも、ゼロよりはずっとよい。
  • 始めるのはすごく億劫でも、一旦始めてしまえば、「ついでにもうちょっと」という気になり、実際には5分以上運動することも容易。
運動の習慣を作りたいときだけでなく、いろいろな理由をつけて休みがちなときにも、「5分でいい」は励みになる言葉だ。

2014年6月26日木曜日

ネガティブなニュースの伝え方

昨日の朝7時、NHKラジオのニュースの冒頭、サッカー・ワールドカップでの日本対コロンビア戦のニュースが出た。

アナウンサーは、すぐに「負けました」とは言わず、
まず、「日本はコロンビアと戦いました。」旨を言い、
次に、「前半は1対1の同点」の説明をし、
さらに、後半でコロンビアが勝ち越し点を入れて行った様子を説明し、
さいごに、最終的に日本が破れた旨を告げた。

聴衆の1人としては、「もったいぶるなぁ」と思いつつも、段階を追ってこのように説明されると、「こりゃ、厳しい状況だな。」という気持ちになり、「負け」と聞くまえに何か心の準備みたいなものができた感じだった。

日本らしい、心配りのようなものをもった報道だなぁ、と思った。

一方、日本チームの選手や監督がけっこう厳しい評価を受けているようで、気の毒におもう。ワールドカップの舞台でサッカーできて、それだけで素晴らしかったんじゃないのかなぁ。ワールドカップに行けなかった国だっていっぱいあったのだし。

2014年6月25日水曜日

骨なし皮なしイワシ

2週間ほど前、米国FDA(食品医薬品局)は、妊婦に対する魚接種の指針を変更した。従来の指針では1週間に12オンスまで食べるように、と上限のみ示していたのだが、今回は、1週間に8オンスから12オンス(227-340g)の魚を食べるように、と下限もつけて出して来た。なお、水銀含有量の少ない魚を勧めている。

米国とヒトコトで言えども広うござんす、で、新鮮な魚介類を安くかえる地域もあれば、そうでないところもある。

ピッツバーグは内陸部なので、普通のスーパーで新鮮な海の幸を期待するのは難しい。もちろん、市内でも市場のあるStrip District まで行けばよい(と聞く)魚屋さんもあるのだが、一人分の買い物のためにわざわざ行くのは億劫。そんなわけで、冷凍の鮭や鯖をまとめて買っておいて少しずつ食べたり、イワシの缶詰を買ってストックしておくことが多い。

イワシの缶詰は、水煮のほか、トマト煮、オリーブオイル漬け、マスタード漬け、などが手に入る。

以前オリーブオイル漬けのイワシ缶詰が安かった(5缶くらいひとまとめで)ので買ったのだが、これはなんと、わざわざ骨と皮を取り除いてある品だった。いいところを取っちゃって、なんともったいない。

帰国中、骨も皮もちゃんと着いた生の新鮮なイワシを買うことができて、幸せである。

2014年6月24日火曜日

結婚についてのヤジに思う

都議会で質問に立っていた塩村文夏議員に対し、「早く結婚した方がいいんじゃないか。」というヤジを飛ばした鈴木章浩都議は、「本当に結婚がしたくてもできない方への配慮が足りなかった。」として謝罪したという。

この言葉からは、結婚したくても出来ない「気の毒な」人たちに対して悪かった、みたいな印象を受ける。

しかし結婚したくなくて結婚していない人、に対しても同様に大変失礼な発言だったと思う。

結婚したいか、子どもが欲しいか、といったことは、極めて個人的なこと。
個人個人、また個々のカップルが考えることであって、
他の人がとやかくいうことではない。

結婚すること、子どもを持つことがまるで「標準」で、それ以外は「異端」「異常」「変人」「半人前」「努力不足」みたいな考え方を、鈴木議員だけでなく、自分のまわりの人々にも捨ててもらいたい。

いろんな性のあり方がある。自分はセックスしたいがセックスレスなパートナーを持つ人、同性愛の人、1人でいるのが一番心地よい人、いろんな人がいるのだ。結婚してもしなくても、セックスしてもしなくても、妊娠してもしなくても、自分が幸せなら、幸せ。

逆に、他人からみてどんなに「標準」で、絵に描いたような幸せでも本人が幸せと思えないなら不幸せ。

鈴木都議のニュースのおかげで、最近思っていたことが書けた。

2014年6月23日月曜日

女性も餅投げを楽しもう

とまとまんの兄の新居の建て前を手伝った。

前日はまずお掃除から。棟梁や、他大工たちに昼食と夜の宴を振る舞う場所(隣家)を、一家総出で徹底的にきれいにした。

当日朝は、約2時間半かけて、お餅数千個を2個ずつビニールの小袋に入れて縛った。幼稚園生から中学生までの 甥っ子姪っ子たちもよく頑張ってくれた。

その間、家の柱や梁がどんどん組み上がって行く。

お昼、大工達に昼食を振る舞う。ここでなぜかビールや日本酒も振る舞われたのだが、私としては、午後も作業を続ける大工さんたちの安全が非常に心配だった。転倒、転落の原因になりはせんかと。

時折小雨に見舞われながらも、私の心配をよそに、夕方4時半ごろには屋根の支えまで一通り組み上がった。

お餅やお菓子を男性たちが2階部分、屋根部分に運ぶ。近所の人が続々と集まってくる。

今回棟梁の指導のもとで餅投げをしたのは、とまとまんの兄、きょうだい(女性の場合はその夫)、それに甥っ子たちであった。

「女は上がられん。」という言い伝えのもと、女性は餅を投げられないばかりか、ただ上に上がることも許されなかった。(アスレチック好きの私としては非常に残念。)

餅を投げたメンバーの話では、
「鯉にえさをやるみたいで、楽しかった!!」
とのことである。実際、とても楽しそうに投げていた。

私としては、せめてとまとまん兄の娘たちや妻は餅を投げる役で活躍できたらよかったのに、と思う。(もちろん、やりたくないなら、無理強いはしないけど。)

棟梁によると、餅投げをする家は減って来ているが、一方で女性が餅投げに参加するケースは増えて来ているのだという。

家を建てている全国のみなさん、どうぞ女性も含め、一家総出で餅投げを楽しみましょう! 

夜の宴では、とまとまんの母ととまとまんの伯母が遅くまで、そして最後まで片付けに当たっていて気の毒であった。

2014年6月21日土曜日

内祝の習慣

日本のある友人の勤める会社では、同期入社の誰かが結婚したり、出産したりしたとき、2000円とか3000円とかいう額のお金を一人一人から集めているそうだ。結婚式に出席するときの万単位のお祝い金には及ばないとはいえ、それでも結構な額だなぁ、と驚く私。同期の人間が15−16人くらいいるみたいだから、合計額も大きい。

面白いのは、そうやってお祝い金が贈呈されたあと、ご丁寧にタオルなどの「内祝」の品が後日送られてくること。おかげで、贈答品会社はウッシッシ、だと思う。けど、私の友人は、欲しかったわけでもないタオルをもらって困惑ぎみであった。

お祝い金→後日内祝の発送、というパターンがもうできちゃっているので、いまさらやめられないようではある。

日本のなかでもいろんな会社・組織があるだろうし、こういうのがどのくらい一般的なのかはわからない。どうなんだろ。

品物をお返しするかわりに、丁寧なお礼状にしたらどうかなぁ、と思う。経済貢献という観点からいうと、私みたいな考えはよくないのか。

2014年6月20日金曜日

不安になる白い空

ここ1-2 年、日本に帰ってくるたび、空が白い日が増えたように思う。場所にもよるが。

雨でも曇天でも常に見えるはずの近くの山が、まるで「ない」かのごとく全く見えない、あるいはうっすらと輪郭しか見えない日が増えていることに、不安を覚える。

もしこれが霧によるものだったら、濃淡があったり、朝方だけ存在して昼間は消えたりすると思うので、白さの原因は霧ではなく、むしろ黄砂もしくはPM2.5のせいだと思う。

雲が出ているわけではないので「曇り」とは呼べず、かといって「晴れ」ともいいがたい、この独特の「白い」天気に、何か名称があったほうがいいんではないか。(もしかして、もうあるかな。)

中国の都市部からピッツバーグに引っ越して来た知人が、「ピッツバーグは空気がきれいで嬉しいです!」と自己紹介の中で言っていたのを思い出す。別にピッツバーグの空気が特別にきれいであるわけではないのだが、比較するとその差が歴然としていたのだろう。

ちなみに、ピッツバーグでは、かつて鉄鋼をはじめ工業が盛んだった頃、大気汚染が非常に深刻だったそうだ。今でも他の地域に住む米国人は、ピッツバーグというと空気が汚い街を思い浮かべる人もいると聞く。実際には、重工業が低迷したおかげで空気はぐっときれいになった。冬はどうしても雪・曇りがちの日が多いが、夏はさわやかな晴天に恵まれる日が多い。

話を戻して、
中国の大気汚染は、生活のなかで中国の製品を買ってきた自分にも責任があるかなと思う。別に好んで中国製品を買って来たわけではないけど、生活用品のなかには、Made in China と書かれたものが本当に多い。自分が何を買うか、使うか、捨てるか、吟味して暮らしたいと思う。

2014年6月19日木曜日

自治体による恋活・婚活支援に思う

四国に帰って来て、県や市の広報誌をみると、毎号のように「婚活」とか「恋活」などの言葉が登場していて驚く。

たとえば、
  • ご両親の代理お見合交流会(45歳までの未婚の子どもをもつ親が対象)の案内
  • 地域で恋活をサポート! 「いちごいちえでBERRY HAPPY」イチゴ狩りの報告
  • 「かがわ出会い応援団」県が昨年作ったポータルサイト
  • 香川県広報誌 The かがわ6月号 特集 「幸せ家族の作り方」
  • 「香川県の切れ目のない支援。ステップ1: 結婚、ステップ2: 妊娠、ステップ3:子育て子育ち」
以前からお見合いとか、相手を紹介するビジネスとか、インターネットでの出会い系サイトとかはあったが、自治体の記事に上記のようなのが載っていると、とても違和感がある。結婚はしたいと思う人がしたらいいものであって、それを政府に促されるのは変だと思う。

それでも、「結婚はしたいのにできない」という人をどうしても応援したい!と言うんであれば、がむしゃら勤務、モウレツ社員を抑制する政策を提案する。

これは出会いのためだけでなく、デートの継続・発展のためにも、妊娠や育児のためにも有用だと思う。そもそも、疲労困憊、睡眠不足の体にむち打って、恋活婚活にはげむって酷ではないか。

たとえば、
有給休暇を最低9割は使わないと、経営者側が罰せられる法律を作る。
電車やバスの終電時刻を早くする。And/or 本数を極端に減らす。

社会全体で がむしゃらに働くことを抑制し、むしろワークシェアリングなどでそこそこ働くほうが個人も会社も得だ!という流れに持って行く方が、
デートや趣味や旅行に時間を使う体力と気力が持てる。

「恋活」とか「婚活」って、いわば受験勉強や入社試験のように、そのときだけパスできればいいもののような響きをどこか感じる。けど、がむしゃら勤務を続けながらだと、仮に恋活&婚活して誰かと出会えたとしても、そこから先の人生に無理がきてしまうと思う。

2014年6月18日水曜日

NP認定の更新

米国のNPの多くは、NP資格を認定している全国レベルの機関で認定を受けている。日本の医師免許や看護師免許のような「国家資格」に近いが、この認定は別に国・政府がやっているわけではなく、独立した団体がやっている、というところが日本とちょっと違う。

州の免許をとる前提として、認定を受けていることが必要要件の一つになっていることが多い。認定=免許でないところも、ちとややこしい。認定をちゃんと更新しておかないと、ペンシルバニア州の免許は更新できない。

さて、認定機関は分野によっていくつかあり、女性の健康分野(WHNP)や新生児専門(NNP)は、ともにNCC (National Certification Corporation)が認定機関になっている。

私にとって、3年に1度の認定更新の締め切りは、今年12月末。今回のクールの冒頭で受けておいた能力テストの分野ごとの出来不出来によって、たとえば産婦人科病理に関しては何時間、薬理学については何時間、などと必要時間数が決められている。私には合計45時間の継続教育が課されていた。

過去2年半に学会やらオンラインやらでポツポツと集めてきた単位を、オンライン上で一覧表にして、分野ごとに課された単位をそれぞれ全部満たしたことを報告した。これが結構な手間。最後に100ドルの更新料を支払った。

なお、学会で発表したり、論文や本を書いたり、大学の講義を受けたりといった活動も、継続教育の単位として認められる場合もある。

継続教育の証明書(賞状みたいな)を全部そろえて提出するのは、ランダムに選ばれた「当たり」の人だけなので、もし当たらなければ、証明書を提出する必要なく、認定が更新される。「当たり」かどうかは、今後数週間のうちに連絡が来るはずである。

1月になったら、また能力テストを早速受けて、2017年の認定更新めざして継続教育の単位を取り始める。継続教育の単位は、能力テスト受験後のものだけが有効となるので、テストは早く受けておいたほうがよいのだ。

2014年6月17日火曜日

NP損害賠償保険の上昇

ペンシルバニア州のNPは処方権(Prescriptive Authority)を得るにあたり、損害賠償保険に入っている必要がある。そのため、前の職場でも、現在の職場でも、雇用者のほうで損害賠償保険に加入してくれているが、これとは別に、任意で個人でも保険に入っている。

この保険料が、年々上がって来ていて、今回の更新ではなんと1000ドル(およそ10万円)にまで上がってしまった。たしか、最初に入ったときは600ドル台だったと記憶している。上昇のスピードの速いこと、速いこと。

州のNP達とのメーリングリストによれば、保険料が去年から今年にかけて2倍になった人もいて、その人は別の保険会社に変更して乗り切ったということであった。

9ヶ月の仕事になって、稼ぎがごっそり減った上に、保険料が上昇するのはこたえるが、今回は今までの保険会社との契約を更新することにした。

2014年6月16日月曜日

せっけん設備要望に対する回答

6月4日の日記に書いたように、JR東日本に駅トイレにせっけん設備を要望したところ、次のようにメールで回答があったので、ご報告。

駅のトイレへの液体石鹸の整備につきましては、今後特にご利用のお客さまの多い駅について、改良工事等に合わせて設置することを検討しております。

2014年6月7日土曜日

Wii をまなぶ

姪っ子甥っ子たちの成長が著しい。ひさびさに一緒に遊べて、とっても嬉しかった。人生ゲームをしたあと、Wii の使い方を2時間に渡りいろいろ教えてもらった。わたしゃ、フラフープ以外はすべて完敗。

2014年6月6日金曜日

日本語と英語の谷間

英語は自分にとって永遠に外国語。語彙も表現力も、日本語>>>英語でずっと来ている。新聞などを手に取ると、歴然とした違いを感じる。日本語の新聞なら、あまり興味のない内容の記事でも読み通せるが、英語の新聞だと、興味がある内容であっても長い記事は途中で疲れてしまい、あとは省略!なんてことはしょっちゅう。

そんな自分であるが、ときたま英語の直訳のような日本語を話してしまい、自分で「しまった!」と思うことがある。自らすぐ気がついて訂正することもあるし、とまとまんに「今の日本語おかしいで。」と指摘されて「はっ!」とすることもある。

考えが先に英語で浮かんで、それを無理矢理英語で言おうとしたときに、こういう失敗をおかす。

日本語で話すときは、日本語で最初から考えていないといけないし、英語で話すときも然り。日本語で考えた考えを英語で言おうとすると、私の場合、言葉が出てこなくなり、ううっ、ううっ、という感じに詰まる。そのあたり、あたりまえだが、母国語と第二言語の差ははっきりしている。同時通訳を仕事にしている人や、バイリンガルの人を尊敬する。

それでも、つっかえながらでも何か話せているときは、実はまだよい。
もっと怖いのは、日本語と英語の谷間にいて何も考えていない瞬間。自覚的には、日米移動後1−2週間がいちばん重症。

谷底に落ちてとても惨めなばかりか、とてもバカになったように感じる。

私の中国語とスペイン語は、まだまだその言語で考えるところまで全然行っていないので、幸か不幸かこういう失敗も心配もない。

2014年6月5日木曜日

年齢差別のある求人

四国新聞配信のニュースによると、6日締め切りで来春採用となる香川県看護職員の応募が低迷しているそうである。県は、優秀な人材を確保するためたくさんの人に応募してほしい、と呼びかけているとのこと。ここまではフムフム、と読んでいたが、「応募の年齢要件」ところで引っかかった。

応募できるのは1980年4月2日以降に生まれた人。ただし看護師経験者だったら55年(おそらくは1955年?)4月2日以降生まれの人も受験できるとのこと。

そうすると、30歳代半ば以降で初めて看護師になった人には、そもそも応募資格もがないことになる。残念だ。優秀な人材を確保するためには、こういう年齢制限を設けるのはもったいないと思う。

2014年6月4日水曜日

トイレにせっけんを!!

先週成田空港に着いたのはもう夜で、バスで東京まで出て(900円。安い。)そこから品川まで行き1泊し、翌朝羽田から国内線でまた飛んで四国まで帰った。

夜東京に着いたということは、それはアメリカ東部時間でいうところの朝、すなわち私のトイレタイム。東京駅構内のトイレでスッキリして、さて手を洗おうとしたところ、傘をひっかけるフックは親切に備えられているのに、肝心のせっけんがなく(切れていたのではなく、設備がそもそもない)、大変ショックをうけた。駅構内のトイレに液体せっけんを備え付けることを希望するメールを、JR東日本に送った。

トイレで用を足した後に、せっけんなしに水だけで手を洗っても、十分にきれいにすることはできないし、ただでさえ駅という非常に多くの人が利用する環境は、つねに感染症の「るつぼ」になりうる場所だ。インフルエンザ, O-157やノロウイルスの流行っている時期のみならず、恒常的に液体石鹸を置き、利用者に利用を呼びかけるくらいであってほしいな、と思う。

1人の意見だとなかなか説得力がないが、数が多ければ力になるはずなので、読者の皆さんもよろしければ要望を送ってみて〜。

2014年6月3日火曜日

お礼行脚

現在日本に一時帰国中。

仕事が終わってから帰国するまでの間、前にも書いたようにメンターに会ったほか、今の仕事につなげてくれた何人かの恩人達に直接会って、この1年の様子を報告した。

たとえば、
求人情報を教えてくれたAさん。
職場のスタッフに私のことを個人的に推薦してくれたBさん。
すべてのことには理由がある、というのが口癖で励ましてくれる50歳年上の友達、Cさん。
など。

遠くて、メールだけになってしまった人もいたが、気持ち的には同様にお礼行脚をした。

それから、普段会えば立ち話するが、なかなかじっくり話す機会のなかったカウンセリングセンターのスタッフ何人かとも、個人的に昼ご飯を介して話をした。普段の昼休みだと落ち着かないが、休みに入ってからだと余裕である。