2014年4月27日日曜日

健康診断や人間ドックで受けた検査結果への対応

検査結果はその方その方の家族歴、病歴、身体診察の結果をひっくるめた全体のコンテクストのなかで解釈しないとおかしなことになる。異常値=病気とは限らぬが、異常値=病気でない!と勝手に思いこむのはもっともっと危険。異常値の結果を手がかりにして、さらなる診察、追加の検査などがあってこそ、検査をしたことの意味があるというもの。

わたしたち人間の死亡率は全員漏れなく100%。しかし健康診断や検査の結果をもとに、早め早めに手を打っておくだけで、命の長さだけでなく命の質が変わることは珍しくない。

健康そのものを人生の目的にしては本末転倒だが、ベースとなる健康があってこそ、楽しみも活動の幅も広げられる。

もちろん、どんなに健康に気をつけていても、事故にあったり、遺伝的な病気を発症したりすることはある。一方、自分自身が少し気をつけるだけで避けられる病気だって山ほどあるので、気を払わん手はない、と私は思う。

忙しい人こそ、いまの健康を維持するために、少しの時間を使って定期的な診察を受けたほうがよいと私は思う。入院したり手術を受ける事態になるより、外来でちょこっと見てもらう方が、時間もお金もダブルでお得。

仕事の都合や、家族や子どもの世話が忙しくて自分のことが後回しになってしまう人は多いと思うが、自分が倒れると仕事も家族の面倒をみることもできない。ゆえに、仕事や家族のためにこそ自分の面倒を見る価値がある。

と書くは易し。

恥ずかしながら、家族や身近な人を説得するのはとても難しい。苦戦中。
少なくとも自分自身については、有言実行でいよう、と思っている。

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