2013年9月11日水曜日

虫シリーズ1:南京虫

大学のクリニックに移ってから、虫たちと対面する機会が格段に増えた。

まずは南京虫について。英語ではbedbug という。その名の通り、布団をかぶって寝ている間に、ヤツは人を食らう。

皮膚の発疹が数個ずつのまとまりに見られることが多く、私のあるメンターは患者さんの発疹を指差しながら、「ほれここに朝ごはん、ここに昼ご飯、そして晩ご飯という感じの集団にさされるのが南京虫の特徴だよ。」と患者さんに説明していた。

ある患者さんは、ベッドの端に潜んでいた南京虫をZiplock のビニール袋に入れて持って来てくれた。顕微鏡で見ると、それは見事な(?)教科書通りの南京虫の顔カタチが確認できた。

南京虫と診断が下ったら、寝具・洋服の洗濯・乾燥機での乾燥とともに、アパートや寮の管理者に駆除対策をしてもらわないといけない。結構大掛かり。

南京虫は、旅行者とともに国内旅行はもとより海外旅行にも付いていけるので、誰しもいつかどこかのホテルや旅館で南京虫とコンニチハする可能性あり。

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