2013年12月31日火曜日

年越しそば

今日は大晦日。明日とまとまんが帰るので、彼がいるうちにと料理を一杯作った。(でないと、帰った後は料理をする気力がしばらく激減。)たくさんストックができたので、週末まではこれで安泰。

母が送ってくれた巨大な昆布巻き2本を日本人の友達にもお裾分けすることにした。すると彼女はなんと年越しそばを出前しに来てくれた。ごぼうの天ぷら、おだし、さらにはネギまで付いていた。実においしい年越しそばを二人であっという間に食べた。

昆布巻きや年越しそばの文化や味を共感できる日本人の友達が近くにいて、ありがたいことである。


散歩道とツララ

本日の散歩道とツララの風景をお楽しみください。

2013年12月30日月曜日

冬の動物園

ふと思い立って、動物園に行くことにした。雪が舞い、風が吹き、駐車場はガラガラだったが、逆にいうと、園内はとてもすいていて周りやすかった。

トラがガラス越しに間近に見られてよかった。とまとまんの説では、ガラス付近の岩がヒーターになっていて、その暖かさに惹かれてトラがそこにいたのだろうと。

カバ、キリン、ダチョウたちは、いるはずのところにいなかった。(どこかで避寒中?) ゾウは建物のなかで見ることができた。水族館は夏と変わらず充実。

とまとまんのお気に入りは、防寒のためのマントを羽織っていたラクダ。ラッコを見るのも初めてだったとのことで、喜んでいた。私のお気に入りは、glassfish (透明で骨や内臓が丸見えの魚)。

ちなみに冬の入場料は、夏よりも5ドル安い10ドルだった。動物を観ているうちに、結構歩いていい運動になるので、冬の動物園もおススメだ。

2013年12月29日日曜日

入れなかった自転車博物館

ピッツバーグに自転車博物館 兼 自転車店なるものがあると知り、自転車好きの我が夫・とまとまんと張り切って出かけた。Open 7 days a week つまり年中無休とのことだったので、開店時間の10時めがけていったのだが、閉まっている。

まもなく別のお客さんがやって来て、「ま、日曜日やし、じきに来るやろう。」というので、待ってみた。が、30分たっても店の人はだれも来ない。

そのうちもう1人の人がやってきた。お店と取引をしている人だという。遅くとも11時には来るだろうということ。その時点でもう10:45ごろだったので、オーナーの携帯に留守電を入れてみた。

結局11時過ぎにオーナーから電話が入ったが、店に着くまでにあと20−30分かかるという。もう雨の中十分待ったので、これ以上待つのはしんどいな、と思ったのと、フットボールのスティーラーズの試合が近くであるため、道路がぼちぼち混み始めていたため、とまとまんと私は店を後にした。(この寒い雨の日にようファンは観戦に行くものだ。。。)

この間、私らのすぐ後に来たRさんというお客さんと1時間もおしゃべりしたので、これはとまとまんにとって よき英語のレッスンとなった。ちなみに、Rさんは1970年代から自転車レースに出ているという、筋金入りの自転車愛好家。航空会社のエンジニアとして活躍しながら、ずっと自転車に乗って来たらしい。日本のShimano と Subaru を非常に高く評価していて、なんか嬉しかった。

というわけで、自転車博物館には入れなかったが、いい出会いが得られた。

2013年12月28日土曜日

ひさびさの洗車

今日は見事な晴天。とまとまんの提案で車を洗うことにした。

店に持って行って自動洗車してもらうと、ワックスこみで10ドルくらい。速いし見かけはピッカピカになるが、環境に対する負荷はとても大きい。(温水、洗剤、温風などをたくさん使うため。)

というわけで、我々二人はアパートの駐車場で洗車に取り組んだ。

凍結防止用の「塩」と泥と鳥の糞で汚れた車をきれいに洗い、ワックスも手動でかけた。

今日一番のイベントとなった。

2013年12月27日金曜日

お菓子を「買わせてもらう」散歩

昨日の大雪(とまとまん曰く)から一転して、午後は晴天となった。とても気持ちよかったので、散歩に行こうととまとまんを誘った。

何軒かお菓子屋の前を通り、とまとまんが「買わさせてあげる」(??)というので、とまとまんが選んだお菓子を買って帰った。

2013年12月26日木曜日

雪だるま


雪だるまを作りました

2013年12月25日水曜日

シュトーレンのような風景


とまとまん曰く、「この風景は、まるでシュトーレンのようだ!」

粉雪がドイツのクリスマス菓子、シュトーレンを彷彿とさせるのだそうです。

2013年12月24日火曜日

お菓子の家

ダウンタウンに展示されているお菓子の家を観に行きました。子どもから大人まで、個人あるいはグループで作成された様々なお家が並べられていました。こじんまりとした一軒家があるかと思えば、ピッツバーグの代表的な高層ビルや野球場を模したものも。そうしたたくさんの家々の間を、電車が走っています。力作の一部をここでお楽しみください。





2013年12月23日月曜日

あんこ作り

友達が紹介してくれた、まだ開店して2ヶ月ほどという新しいアジア食材店に行きました。Strip District というピッツバーグの台所地区に位置しながらも、駐車場が隣接していて(駐車場がない店が多い中、これは大変すばらしい)、品揃えが多く、野菜が新鮮で、陳列が分かりやすく、通路も狭すぎず、感動的でした。

今までStrip District に買い出しに行くと、一方通行の道と混雑で気がなえてしまうこと度々で、近くのスーパーでの買い物で済ますことが多かったのですが、この店ならまたぜひ来たいと思いました。

買って来た乾燥小豆を使って、とまとまんが人生初の粒あん作りに挑戦し、これが大成功。お餅にからめて、おいしく食べました。

2013年12月22日日曜日

大学案内

今日は私が働いている大学の周辺を歩いて、とまとまんを案内した。学期中なら、大学案内のツアー(学生がガイドしてくれる)に参加するという手もあったと思うが、もはや冬休み中なので今は私がガイドするほかない。

車でさっと通ってしまうと、なかなか道が覚えられないが、歩いて巡るとよく頭に入るとのことで、とまとまんに好評だった。

2013年12月21日土曜日

とまとまんの人生初ヨガ

とまとまんを誘って、私の大好きなヨガ教室に行った。とまとまんは最初はあまり乗り気でなかったが、終わったときには「いいストレッチになった。」と言っていたので、そこそこ楽しめたようであった。彼の予想以上に男性参加者が多かったようで、そういう意味でも居心地は決して悪くなかったようである。

とまとまんをヨガ好きにしたいと企んでいたわけではないが、私がどうしてこのクラスが特別に好きなのかを理解してもらう上で、一度クラスを体験して欲しかったので、夢かなってとても嬉しかった。

お礼に、帰りにワッフルをごちそうした。

2013年12月20日金曜日

仕事納め

学生たちはすでに冬休みに入っている。大学スタッフも多くは今日で仕事納め。
振り返ると、あっというまの1学期だった。

そろそろとまとまんの時差も解消。夕方、クリスマスセール真っ盛りの店に行き、とまとまんの仕事用のズボンを4本買った。なかなか二人で買い物できるチャンスはない。こういう普通の買い物がとても楽しい。

2013年12月19日木曜日

サンタ判明

今朝、またSecret Santa (秘密のサンタ)から私の机にプレゼントが届けられた。
小さな紙袋に入っていたのは、クリスマスツリーにつけるオーナメント。

 

昼休みに、昼食会 兼 誰が誰のサンタだったかを公表する会があった。私のサンタさんは、受付を担当しているSさんだった。Sさんはヨガマットを入れて肩にかけられる袋と、ヨガにも便利な、滑り止め付きの5本指の靴下を最後に下さった。私がヨガ教室に行っているという話を、いつかの昼食時の会話で覚えていて、それで用意してくださったとのこと。とても親切で気の利いたサンタさんであった。

一方、私がMさんに用意していた、大学ロゴ入りの長袖シャツだが、Mさんは気に入ってくださったようでほっとした。本当はタートルネック買いたかったのにどうしても見つけられなくて結局丸首にしたのだが、実はMさん、タートルネックのシャツは全く着ないということだったので、丸首でかえってよかった。

クリニックのスタッフ一同、職種も年齢もごちゃまぜに、一人一人が誰かのサンタになっていた。それがこの昼食会の間に一人一人明らかになっていく過程がとても面白かった。どの人も知恵を絞って、センスのいいプレゼントを選んでいたので感心した。ちなみに、昼食会の食事は皆の持ち寄りで、とても豪華になった。

和気あいあいとしたいい会だった。今日の会は、日本でいえば忘年会にあたると思うが、しらふで低予算だから、お腹にもお財布にもやさしい。

2013年12月18日水曜日

とまとまん来米

とまとまんが今日無事にピッツバーグに着いた。これから2週間一緒に過ごす。
日本にいる家族への近況報告のため、細かい出来事の記事が増えるかと思うが、ごかんべんを。

私も仕事納めまであと2日。

2013年12月17日火曜日

秘密のサンタ

私の働くクリニック内で、先週からSecret Santa (秘密のサンタ)というのが始まっている。一人一人が誰かのサンタになるのだが、誰が誰のサンタになるかはクジで決まり、自分が誰のサンタかは人に教えない。最後お互いに公表する日まで、小さなプレゼントを何回かに分けて送ってもいいし、逆に公表日当日に一つのプレゼントをしてもよい。

ちなみにプレゼントの予算は一人あたり10−15ドル以内にすることが一応のルールになっている。

こちら、今週私の机に届けられた、サンタさんからのプレゼント。中身はメモ帳だった。メモ帳は白衣にいつも入れているので、私にとってとても役に立つプレゼント。サンタさんは私の生態をよく知っていると見える。


ちなみに、私はMさんのサンタさんになっている。今日はイタリア産の飴をメッセージとともにプレゼントした。(日本の飴ではバレバレ。)最終日には、大学のロゴ入りのタートルネックシャツをプレゼントしたいと思っている(仕事でも着られるような)のだが、丸首シャツや分厚いトレーナーはあっても、タートルネックってなかなか見つからない。もう少し探してみるつもりである。

2013年12月16日月曜日

3ヶ月評価

今日は入職3ヶ月目の評価があった。(実はあと数日で4ヶ月になるが。)

先月書いていた自己評価表を土台にして、ボスとミーティングをした。非常にポジティブなコメントをもらえて、とても嬉しかった。

これから徐々に役割も増すので、ますます張り切ってやっていこうと思う。

2013年12月8日日曜日

よい仕事に巡り会うためのヒント

今朝はエモリーの同級生と久々に会って朝ごはんを食べた。

彼女はいろいろといいことを言っていたが、
「自分に合う仕事を見つけるためには、合わない仕事に就いたことが何よりも助けになった。」
と言っていたのが印象的だった。苦労が多かった人が言う、含蓄のある言葉である。なにも、好んで合わない仕事に就いたわけではない。でも合わなかった仕事の経験があるからこそ、今の仕事に感謝して生き生きと働けている、ということである。

2013年12月7日土曜日

2年ぶりのアトランタ

2年ぶりにアトランタに帰って来た。去年の今頃はかなり燃え尽きていて、アトランタへの里帰りをする気力もなえていた。元気を取り戻し、帰ってこられて、心底うれしい。

朝は凍りの張り付いた歩道を滑らぬように気をつけながらブーツを履いてバス停までむかったが、アトランタに着くとなんと暖かいことか。

Emory Concert Choir とEmory University Chorus による The Festival of Nine Lessons and Carols は今回もすんばらしかった。涙が出た。私が歌った頃の曲も数曲あった。

夜は日本人ナースの友達と久々に再開。積もる話に花が咲いた。

2013年12月4日水曜日

ピカーン と ピーカン

pecan というクルミに似たナッツがある。英語の発音はピカーンという感じだが、日本ではピーカンと言われているそうだ。

とまとまん がある日本の観光地の土産物店で体験した話:

店員さん:「これおいしいですよ。味見してみてください。ピーカン・ナッツをチョコレートでくるんだものです。ふもとに降りたらもう買えませんよ。」

とまとまん:「おいしいですね。ピカーンですね。」

店員さん:「いえ、ピーカンです。」

とまとまん:「えっ? ピカーンでしょ。」

店員さん:「いえ、ピーカンです。」

とまとまん:「そうですか。」といってその辺ですごすごとあきらめたということである。

Google でもピーカンで検索するとピーカン・ナッツとか、ピーカン・パイなどがヒットするが、「ピカーン」では輝くようすをあらわす擬態語でしか出てこないので、日本語ではすっかりピーカンで定着しているようである。

ピーカンという言い方に慣れた方が英語圏で例えば pecan pie を注文する場合は、意識してピカーン・パイ、と伸ばすところを逆にしたほうが理解されやすいでしょう。

2013年12月3日火曜日

摂食障害

前の職場では肥満の患者さんが多かった。BMI が40台や50台の患者さんも珍しくなった。

大学内のクリニックに移ってから、肥満の患者さんの割合がめっきり少なくなったと感じる。年齢層が若いというのもあるが、運動が習慣になっている患者さんが前よりもずっと多い。

そのかわり、というのも変だが、拒食症などの摂食障害の患者さんがポツポツといる。

社会的経済的背景や教育環境が食生活や体重に大きく関わっているなと感じる。

摂食障害のある患者さんには、クリニックの医師のほか、カウンセリングセンターの精神科医らが関わっているので、私自身が治療に大きく関わるということはない。が、女性健診などの他の主訴で出会うことがある。

極度の体重減少からくるエストロゲンの枯渇を背景として、外性器がまるで老年期の女性のように萎縮してしまっている患者さんの姿には愕然とした。

本人には体重が少なすぎるとか、体が危機の状態にあるとかいった意識は全くないので、大変難しい。

2013年12月2日月曜日

湿度16%

私の職場の机のあるあたりは、このところ湿度が16%である。
加湿器を導入したが、あまり変わらない。
鼻が乾いて痛い。

診察室の湿度はまだましな気がするが、気のせいかも。

2013年12月1日日曜日

ピッツバーグへの帰り道で

Aさんの家を後にしたあと、やはり昨日の羊 Tちゃんのことがとても気になり、羊小屋に寄った。Tちゃんは座っていたので、ペッサリーがちゃんとまだ入っているかはわからなかったが、機嫌よさそうに見えて勝手に安心した。(もっともTちゃんは昨日の治療前もまったく不快そうに見えなかったのだが。)

ピッツバーグに戻る途中で、Mさんのアパートを尋ねた。Mさんは私が初めてペンシルバニア州に引っ越してきたとき、向いのアパートに住んでいた方。私とは歳がちょうど50歳違うがむちゃくちゃ気の合う友である。1年後に私がピッツバーグに引越し、そのあとMさん自身も別の町に引っ越したので、今回のアパートを尋ねるのは今回が初めてだった。

Mさんのすごいところは、いつも品のある一人暮らしをしていることである。いつ行っても、部屋が片付いていて、余計なものがない。週末掃除をしてきれいにするが、ウィークデイの間に部屋が乱れて行く私とは大違い。

そして、天気が悪かろうが、落ち込むことがあろうが、自分がハッピーでいるための技をいくつも持っているところもすばらしい。クロスワードパズルと、天使のスクラップブックなど。

ひさびさにあっておしゃべりできてとても楽しかった。

2013年11月30日土曜日

子宮脱・直腸脱した羊

今私が滞在しているAさんの実家は、羊農家 兼 トウモロコシ農家である。羊は、羊毛のためではなく、ラム肉の出荷のために飼われている。

今日はたくさんいる羊の中でも、よりによってAさんの甥っ子の一番のお気に入りのTちゃんが子宮脱・直腸脱を起こしてしまった。prolapse (脱) のなかでもよりによって、子宮も直腸も完全に反転してしまっていて、痛々しい。

しかしTちゃんは痛そうなそぶりも見せず、群れのなかにいる。しかも、走る。

獣医の診察を受けさせるため、逃げる Tちゃんを一家総出で捕まえるまでにどのくらい時間がかかったろう。おそらく1時間以上、2時間未満。牧場の斜面を思いっきり駆け回ったので、おかげで私の感謝祭での食べ過ぎもすっかり解消。

ちなみに、Aさんの甥っ子がもし今週末在宅だったら、彼の一声でTちゃんは一発で捕まえられただろうとのことだった。

獣医は硬膜外麻酔と注射でTちゃんを鎮静させ、用手的に子宮と直腸を逆反転させながら体内に戻した。そのあと人の子宮頚管無力症の縫縮術に使うのと同じような糸を使って陰部を縫った。最後にペッサリーのようなものを挿入し、それを体にベルトで止めた。

Aさんの家族は私がちっとも動揺しないのに驚いていたが、人のお産や子宮脱や直腸脱にあたったことのある私は、人と羊に共通することや異なることを、むしろとても興味深く見ていた。

感謝祭の週末にも関わらず、遠くからトラックで駆けつけて、真摯に治療にあたる獣医に頭が下がった。

2013年11月29日金曜日

植えられなかった球根

今日はチューリップの球根を植える予定だったのだが、土が凍って堅すぎて、とても植えるどころではなかった。

Aさんの弟住む家の前の橋を補強する作業を見に行った。見ている私は寒かったが、長靴で水の中に入って作業していた人たちはもっと寒かったに違いない。

うさぎくらいの大きさの、水の中に住む生き物(名前忘れた)が土手に穴を掘って橋や水路決壊の下地を作るらしく、その動物を捕らえるためのワナを仕掛けているのも見た。氷の下に見える泡ぶくを目安にして、その動物の巣に検討を付け、ワナを置く。仕掛けたそばから、一匹早速捕まった。毛皮は売れるらしい。なんでも今年は高値だとか。

いろいろと慣れない光景を見た後、午後はがっつり昼寝してしまった。

2013年11月28日木曜日

感謝祭でみる家族もよう

今朝は7時過ぎに家を出て、ペンシルバニア北東部に住む友達Aさんの家、正確にはまずAさんの祖父母の家(かつては酪農、いまはトウモロコシ農家)に向かった。車で約4時間半。今回幸いなことに雪はパラパラ程度ですんだ。

Aさんの祖父母、両親、おじさんおばさん、兄弟、いとこ、いとこの配偶者、姪っ子甥っ子達が勢揃い。

サラダはおじさん作、メインの七面鳥・マッシュポテト・丸ごと蒸したカリフラワーなどはおばさん作、デザートはAさんのお母さん作。私は Trader Joe's (西海岸系のスーパー)で買ったみかん一箱提供。(かなり好評。)食器洗いはAさんのお母さんと私が抜群のチーム(自画自賛)でやってのけた。

家族それぞれの振る舞いや発言を観察しているととても興味深い。自分も、お正月とかお盆に親戚と過ごしている、やり取りのなかで「カッチーン!」ときたり、他にもイライラしている家族の姿を見たものだが、友達の家にいると自分自身は「当事者」ではないので、まるで映画を見ているように周りの言動が冷静に観察できてしまう。。

ただし、渦中にいる人はまことにリアルに「カッチーン!」なり「イライラ」しているわけなので、気づかれないように、そっと見守る。人生の勉強。

2013年11月27日水曜日

がん検診車への医師の立ち会い

共同通信社が25日に配信したニュースによると、がん検診車に医師がいなくても胸部エックス線撮影ができるよう、医師の立ち会いを求めている診療放射線技師法が改正されることになったそうだ。

これを読んで、今まで医師の立ち会いが必要とされていたということに、むしろ驚いた。

今回の改正は胃や乳房のエックス線撮影は含まれないとのことで、これらは依然医師の立ち会いが必要とされるとのこと。

マンモグラムの検診車も診療放射線技師が独立して携わることができれば、検診車はもとより病院でも、限られたスタッフでより多くの患者さんを診ることができるようになるんじゃないだろうか。技師が多くの一般的な患者さんに携わる一方で、医師は、より複雑で難しい患者さんの担当により集中できるようになるんじゃないだろうか。

放射線科のことは部外者なので、勝手なことは言えない。ただ思うのは、毎日毎日技術を鍛錬している専門家に敵う者はないということ。職種が医師でも、診療放射線技師でも、経験を積んでいるか、日々研鑽しているか、のほうが、職種名よりも実は重要なように思う。

医師だからって、万能ではない。医師ならば安心、というわけでもなかろう。

2013年11月26日火曜日

感謝祭前の帰省ラッシュ

木曜日の感謝祭を前に、早めに年休を取る人もいるので、今日はバスも道路もすいていた。空の便は雪の影響で欠航や遅延が相次ぎ大変そうである。安全第一。

フィラデルフィアとかニューヨークなどの中長距離地域から来ている学生は、大型のチャーターバスで帰る人も多いようで、大きなバスが並んでいる光景はなかなか圧倒された。

2013年11月25日月曜日

膀胱炎の多い一日

スタッフの1人が、「今日はなんだか膀胱炎の患者さんが多い。これはたぶんThanksgiving (感謝祭)の帰省前だからだきっと!」とこぼしていた。

真偽のほどは、天のみぞ知る。

ちなみに、急性膀胱炎は、別に季節的なものではない。健康な女性でも性行為によってわりと簡単にかかってしまうことが多い。したがって、クリニックでは日常的に出会う疾患である。


2013年11月24日日曜日

アパート住人ブランチの会

同じアパートに住む I さんが、アパートの住人で集まってブランチでもしましょう、と声をかけて、全員ではないものの7人が集まった。いつも会ったら挨拶は交わすが、それ以上の話はあまりしたことがなかったので、お互いのことを知る上でとてもよい機会となった。

どこでどんな仕事または勉強をしているか、とか、どんな猫を飼っているか、とか、いろいろと新鮮な情報があったが、

一番の収穫は、いい肉屋さんの情報を得たことである。

2013年11月23日土曜日

友人の出演したオペラ

友達がオペラに出演する、しかもチケットをただであげる、というので、喜び勇んで観に行った。

ソロ5人、またコーラスがそれぞれ充実していてとても感激。ピッツバーグ・オペラが上演するような会場と比べると、舞台も観客席もずっと狭いし、大道具もかなりシンプル。が、そのおかげで観客席から舞台、そして歌い手までの距離がとっても近く、表情も歌声も未直に感じることができ、むしろ大きな会場よりもぜいたくなぐらいだった。

仕事をしながら、こういう舞台のオーディションに果敢に挑戦し、晴れ舞台にたった友人の勇気と自信に満ちた表情に大いに刺激される。

2013年11月22日金曜日

ストレス対策の6週間プログラム修了

自分が入っている健康保険が提供しているストレス対策の6週間プログラムが2ヶ月余かかってやっと修了した。

この間いろいろな宿題に取り組み、ほぼ毎週コーチと電話で話をしてフィードバックをもらい、また次の宿題に取り組んで来た。

コーチとの会話なしにオンラインで自習だけする方法もあったのだが、私の場合はコーチと話すことが動機付けのためにとてもよかった。

今後は、いままでほどじゃないが、日々の記録をつける簡単な表があり、自分の好きなストレス解消法を継続して記録していくことになる。1ヶ月後にコーチからフォローアップの電話が入る。

数々のストレス解消法をやってみた中で、最も自分にとってよかったのは、
運動
感謝の日記
気持ちを表出するために書きまくる
の3つである。

今後もつづけていこう。

プログラム修了のご褒美として、150ドル相当のクレジットがもらえた。どういうことかというと、今後の医療費の自己負担が150ドル分減るということである。わーい。ご褒美があってさらにうれしいわけだが、ご褒美がたとえなくても非常に有意義なプロブラムだった。

2013年11月21日木曜日

歯科健診で太鼓判

長年このブログを読んでくださっている読者はご存知と思うが、私の歯と歯肉はかなりデリケートである。過去には歯肉の自己移植を2回も受けるという災難もあった。

今日は1年ぶりに歯周病専門医のところに行った。(前は少なくとも3−4ヶ月ごとに行かねばならなかったことを思うと、1年ごとでよくなった今はかなり楽である。)

日頃の歯みがきとフロスの甲斐あってあって、歯周ポケットもまずまずで、状態は良好に安定していると太鼓判をもらった。

年に一回のこの受診の他、一般歯科医にも年2回は行かないとならんので、結局はやはり4ヶ月ごとに受診するというペースがこの先も続く。

費用も手間もかかるけど、先手先手で予防を頑張ったほうが、総合的にはやはり楽だと思うので、これからも歯科医を味方につけて頑張りたい。

あったりまえだが、私自身がやらないと、ほかの誰も私の歯や歯肉を守ってくれる人はいない。

2013年11月20日水曜日

階段昇り再開

夕方5時を過ぎるとすっかり暗いし、雪や氷で足元は悪い。

というわけで、今年も屋内の階段を昇り降りするのに絶好の季節となった。

シーズン初日の今日は、36階までの往復1回限りにとどめた。22分くらい。

ひさびさにやると、心臓がかなりバクバクする。が、かなりの達成感。

徐々にペースを上げていって、3往復45分の自己最高記録を塗り替えようと思っている。

2013年11月19日火曜日

職員同士のピア・サポート

これは新しい試みらしいのだが、新たに就職した職員を対象に、ピア・サポート制度がある。リストに掲載されたピアの中から新職員がだれか1人を選び、個人的に会うなり電話するなどの関係を持つことで、大学のコミュニティーによりよく親しめるようにする、というわけだ。

ピアをリストから選ぶ際は、自分の所属部署以外の人を選ばないといけないという条件がある。

ということで私は別部門に所属するLさんにピアとなってもらうことにした。Lさんとは何回かミーティングであったことがあるが、よく知っているというほどでもなく、Lさんの働いている部門のこともよく知らないので、ちょうど良いと思ったわけ。

今朝仕事の前にLさんと朝ごはんを一緒にとった。いわば朝ごはんミーティングである。Lさんは学生時代にもこの大学に通っていたということで、かなりの通である。いろいろ雑学的な情報を教えてもらえて有意義だった。

お互いなかなか楽しかったので、また年明けくらいに2回目の朝ごはんミーティングをしましょうということになった。

2013年11月18日月曜日

迫る感謝祭と期末試験

感謝祭(Thanksgiving)は来週の木曜日。授業や課題に追われ、感謝祭のときに少しはほっとしたいがその翌週の期末試験のことを思うとその暇もない、というような日程とあって、患者さんたちのストレスも普段以上に強まっているように感じる。

ストレス、睡眠不足、また不規則な食生活などがあいまって、体調を崩し、思うように授業に出席できず、慌ててクリニックに駆け込んでくる患者さんも少なくない。

風邪などの体調不良のときにどうセルフケアするかという基礎の基礎を学び直してもらう機会である。残念ながら明日朝までにすべての症状をなくしてくれる魔法の薬はないので。

2013年11月17日日曜日

64歳の友との夕べ

私が現在就いている仕事のことを最初に教えてくれたのは友人のKさんであった。私が過労のなかでもがいているとき、1−2ヶ月ごとにお茶をして、そのたびに励まし続けてくれた。そのKさんとひさびさに会い、これまでの3ヶ月の経過を報告することができた。

約1年前の自分はKさんと話しながら何度も泣いていたが、今は笑顔で近況を話すことができ、胸がいっぱいになった。

KさんはNPとしてパートタイムの仕事をしながら、新たに洋裁を習い始めたり、Food Bank でボランティアをしたり、はたまた5kmレースで年齢別カテゴリーで1位を取ったり、とても活動的である。

Kさんと私は人生の段階の異なる段階にいるけれども、それでも似たような経験をしていたり、お互いにおおお!と思うことがあって、どれだけ話しても飽きない。学ぶことも多い。

2013年11月16日土曜日

健康保険に関するお話

ピッツバーグ近辺に住んでいる日本人向けに米国の健康保険制度や最新事情について話す機会があった。なんと隣の州からも聞きに来てくださった方があった。

いざというときの備えという意味で健康保険は大事だが、今回いちばん私が強調したかったのは、健康維持と健康増進のために保険をどんどん活用しようという点である。システム・制度にいろいろ問題があろうとも、得られる予防・健診サービスの利点を活用し、病気になるべくならないで元気で過ごせることに力をいれるというわけである。

私は医療制度や政策に関する専門家では全くない。まして保険医療制度改革の大嵐が吹き荒れる昨今のこと、臨床的なテーマでしゃべるのと比べると、準備がはるかに大変だった。昨夜もいくつかスライドを足したりしてて、通しの練習は1回しかできず。

通常だと、会場の雰囲気をほぐす意味で最初に参加者に簡単な自己紹介を促したり、途中で「ここまでで何か質問はありますかー?」と尋ねたりして、なるべく参加型になるようにしている。今回はそういった余裕もなし。

それでも、参加者からはおおむね好意的なコメントを頂戴し、またスタッフからもよいフィードバックがもらえたので、挑戦してみてよかったなーと思っている。

無事終わって、ほっとして、自分でごほうびに靴を買った。(まったく関連はないけど、終わったら買おうと決めていた。)

2013年11月15日金曜日

目に砂

通学時に目に砂か何かが飛び込んできたので、心配で来たという患者さん。クリニックに着く頃には、その異物は自然に涙で流れたらしく、今は何の痛みも違和感もないという。患者さん自身はいたって平気なんだが、母親が心配するので来た、と。

目を診察したところ、何も異常はない。「大丈夫そうよ。」というと、「やっぱり思った通り!」、と言って笑顔で帰って行った。

学校内のクリニックならではの診察内容だろう。クリニックやカウンセリングの利用に関しては、学生は学期ごとに一定のお金を払っているので、毎度毎度の受診時の自己負担がない。(現在のところ)

私としては、目に砂が入ったというくらいで母親にすぐ電話する患者さん、また娘にすぐ受診を勧めたお母さんのことが、ちと心配である。

2013年11月14日木曜日

保険医療制度改革、マーケットプレイスの説明会

自分の住む地域で、地元住民を対象にした保険医療制度改革(いわゆるオバマケア)の説明会が夕方あり、参加して来た。

雇用先を通した健康保険にも、メディケア・メディケイドといった公的健康保険にも入れずに無保険である場合、この10月から新たに創設された マーケットプレイスと呼ばれる比較検討ウェブサイトを通し、保険加入の手続きや保険料の減免措置を受けることができるようになった。

メディアではこの件に関連し、ウェブサイトが予定通りに機能していないという問題など、毎日のように何らかの報道がある。

今回話をしてくれたのは、住民の加入手続きを支援したり、地元各地で開かれている説明会で住民に話をしたりすることを生業としている、Health Care Navigator という立場の人であった。

個々人の住民を直接サポートしている人だけあって、話し振りも、内容も非常に分かりやすかった。

自分は医療職についているとはいえ、保健医療制度改革や最新情報をちゃんと理解しているかというと、恥ずかしながら決してそうではない。今日は、通常私が見ている一般むけのニュースや、Medscapeなどの医療者向けメディアとはまた違った立場からの人の話が聞けて、また他の参加者の生々しい質疑応答も聞けて、とても勉強になった。

2013年11月13日水曜日

秋の太極拳クラス終了

先週末に8回シリーズの太極拳教室が終わってしまった。

氷の上を歩く型(?)から初めて、5種類習ったが、5つ目はほとんど身に付いていないので、自分が家で再現できるのは4つである。

とまとまんに Skype  や FaceTime で上達を披露したが、パソコンのカメラだと全身を映すのが難しく、盆踊りをしているようにしか見えないとのことである。(涙)

家で1人で練習するというのが難しい。ヨガみたいに、近くで他の人とやれる機会が見つけられるといいのだが。

2013年11月12日火曜日

初めてのステロイド剤内服

昨日の夜から急激に顔に派手な発疹が出て、今朝はもう痒いは、むくんでいるはで、とても惨めな顔つきだった。

かかりつけ医に朝一に行ったが、診察可能なのは午後1時半になると言われ、urgent care つまり予約なしでかかれるタイプの診療所に行って、空く前から並んで一番に見てもらった。

原因は不明だが、とにかく何らかの接触性皮膚炎。しいていえば日曜日に桜に柵を付けたときが怪しいか。

メチルプレドニゾロン(ステロイド剤の一つ)のドースパックを初めて飲むことになった。初日は6錠、2日目5錠、3日目4錠、、、、最後6日目は1錠をそれぞれ特定のタイミングで飲む。

処方したことがあっても自分で飲んだことはないという薬はたくさんあって、これも今回が初体験である。早速よく効いてくれてて何よりであるが、耳たぶとかあごの辺りの痒みが強いので、ステロイド塗布薬も欠かせない。

自分の受診のため午前は遅れて仕事に行ったが、午後には赤い顔ながら患者さんの診察ができたのでよかった。

2013年11月11日月曜日

ランチルームで聞く人生

昼休み、自分のオフィス(もう1人の人との2人部屋)で食べるよりは、なるべくランチルームに移動して食べるようにしている。パソコン画面や仕事道具から物理的に離れて休憩するというのが、自分にはとても大事だから。

ランチルームと言っても、机、椅子、電子レンジ、コーヒーメーカー、冷蔵庫が備えられた程度の狭い部屋で、そこで他のスタッフと和気あいあいと食べる。弁当派が多いが、近くの店でテイクアウトしてくる人もいる。

そこでいろんな人のいろんな人生の話が展開される。

私は体は大きくないが、体に見合わぬ割と多い量の弁当をよ〜く噛んで噛んで食べるので、あまり悠長におしゃべりしている余裕がない。だから、大概はもっぱら聞き役である。

夏に日本に帰ったとき、恩師の一人が、「悩みのない人はいない。悩みのない人生はない。」と言っていたのを思い出す。みんな悩みの内容は少しずつ違うけれど、いろんなことを考え、そのときそのときのベストを尽くしていっているプロセスは一緒だなぁ、と思う。

2013年11月10日日曜日

桜の皮を食べる鹿の対策

先週末はピッツバーグさくらプロジェクトの植樹会だったというのに、すっかり忘れて参加し損ねた。聞くところによると、70人くらいの参加があり、かなり盛況だったらしい。

今日は鹿よけの補強ネットをつけるのに人手がいる、ということで手伝いに行った。

鹿が桜の皮を剥いで食べてしまうと木が死んでしまうので、従来から幹にネットを付けていた。しかしそのネットの上からも鹿が果敢に皮をはいでしまったり、また木そのものの成長によってネットがはち切れてしまったり、という事態が起きていたそうである。

今回使用したのは、ネットというより金属製の「柵」という感じのかなり頑丈な作りのもので、4人で作業した。さらに2人が水やりに来ていた。

作業しているそばから、鹿の親子連れが何回か脇を通った。見かけはかわいらしいが、桜には敵である。

寒かったがやりがいのある仕事でよかった。世話人さんがおにぎりを振る舞ってくれて、おいしく食べた。

2013年11月7日木曜日

インフルエンザ予防接種を勧めたときの反応

この時期、私が患者さんにインフルエンザ予防接種を勧めると

「もう受けました。」
「あ、ぜひ受けたいです。」  

というさっぱり素直な反応がある一方、

「私はこのかた一回もインフルエンザ予防接種を受けたことはないし、インフルエンザにかかったこともないです。」

という感じの答えが結構多い。予防接種に否定的な保護者に育てられた患者さんの場合、特に誇らしげな余裕(?)すら感じられる。

ここでいかにひるまずに、積極的かつサポーティブに予防接種を受けることのメリットと受けないことのデメリットを語れるか、カウンセリング力が試される。

2013年11月6日水曜日

言葉がわからないもどかしさ

スペイン語 の先生の顔ぶれがガラリと変わった。授業がどんどんスペイン語で進んで行くが、私ひとり「すんませーん。わかりません。」(一応スペイン語でこれは言える)と言ってみんなの足を引っ張っている。

私の右隣は高校生、左隣は60歳代くらいのおじさん。みんなありたけの知識を総動員して頑張っている。

すでに知っていることは分かるが、知らないことは分からないーー何歳でもこれは平等である。

聞き取れないことで起こる不安と話せないもどかしさのなかでもたまに、「あ、それ知ってる! 前覚えたぞ!」という場面にも遭遇して、少しだけ名誉挽回する。

翻って、
母国語が英語でない患者さんが、英語で体調のことを私に話してくれたり、逆に私の話していることを一生懸命理解しようとしたりしているときの苦労を思うと、そのガッツに頭が下がる。

2013年11月5日火曜日

暮れた空を見ての発言

日曜からいわゆる冬時間になった。朝は明るくなったが、その分日が暮れるのが早い。

17時をちょっと回ったころ、スタッフの一人が窓に目をやり、「あー真っ暗!最悪!」と言った。

それを聞いてふと私は思った。自分も1年前だったら、同じことを言っていたかもしれない。確かに暗いけど、まだ真っ暗じゃない。きれいな紺色。暗いのは残念だけど、『最悪』とラベリングするほどのことでもない。

感謝の日記とか、meditation とか、ヘルスコーチからの数々の宿題をやってきた効果か。mindfullness が少し実践できてきているかも、と思った次第。

2013年11月4日月曜日

ぎんなん

銀杏がたくさん道に落ちている。だーれも拾っている気配がない。日本にいる両親はよく地元の神社や公園で銀杏拾いをしている。それを思い出し、ビニールの手袋をはめて「ちょっと」拾ってみた。通りがかりの人に「それ拾ってどないするん?」と聞かれた。

もちろん「食べます。」

実は拾うのは一番簡単で、その後の洗ったり乾かしたりする作業の方がずっと大変だった。両親に対する尊敬の念が深まった。

ヒビが入ったりつぶれてしまったものを除いて、食べられる状態のものが計677個あった。もちろん友達に配った。一人では食べきれん。

さっそく電子レンジで調理(?)して食べてみた。実にきれいな黄緑色。味もよい。

2013年11月3日日曜日

気持ちを書き出すこと

昨日のつづき。

感謝の日記とともに、「書く」宿題として expressive writing というのがある。気持ちを表現する作文とでも言ったらいいか。手順としてはテキストに次のように書いてある。(抜粋する。)

  • 邪魔されない静かな場所に、紙とペンを持って行く。
  • 気がかりなことはなんだろうと思い浮かべて、思い浮かんだことを書くテーマにする。
  • 15分ぶっとうしで書く。何も書くことがなくなったら、もうすでに書いたことをまた繰り返して書く。文法とか、スペリングとか、文の構成とかは何も考えない。
  • 書いている間、すでに書いたことを読まない。
  • 書き終わったら、破って捨てる。


私にとって一番大変なのは、15分の時間を確保するというところ。お風呂上がりにだいたいやるのだが、書いているうちに頭がかくーんとしてきて、15分起きていられないこともしばしば。

見開きのノートの左半分に書きながら、同時に右のページに感謝の日記を書く、ということもやってみた。書いている途中で感謝すべきことがまた浮かんだりするから。

自分なりのスタイル確立までにはまだ試行錯誤かな。

2013年11月2日土曜日

感謝の日記

ヘルスコーチ(10/16のブログを参照 http://koimokko.blogspot.com/2013/10/blog-post_16.html )からの宿題の一つに、感謝の日記 (gratitude journal)を書くというのがある。

このブログを除くと、日記というものとはしばらく縁がなかったが、宿題なのでやらないといかん、というわけでしぶしぶ始めた。

すると意外とこれがよい。なにせ感謝の日記なので、何を書くにも「〇〇ということが嬉しかった」とか「〇〇がよかった」とか「〇〇という事実に感謝だ」などというスタイルに落ち着く。

しくじったことや、悲しかったことも、ひとひねりすると感謝の日記に書けることに変身する。例えば、簡単な例でいうと、「今朝はバスにあとちょっとのところで乗り遅れた。でも別に遅刻もせず無事についたので、よかった。混んでるバスに無理矢理乗るより、座れたんだからむしろラッキーだった。」とか。

何日かこれをやっていると、日記を書いているときだけでなく、今目の前で起きている現象についても、その場で感謝すべきこととして認識する(もしくはひとひねりして感謝すべきことに変換しなおす)ことができる場面が少しでてきた。

宿題だからと仕方なーく始めたのであるが、思わぬ効能にびっくり。

2013年11月1日金曜日

出産時の瘻孔をとりあげた映画

しばらく前のことになるが、分娩時の損傷による瘻孔(ろうこう、つまり穴)、obstetric fistulaを取り上げた映画、『A Walk to Beautiful』のDVDを観た。 http://www.walktobeautiful.com

映画の舞台はエチオピア。小柄な体にして早いと10代半ばにして妊娠した女性たちがいざ出産を迎えたとき、赤ちゃんの頭が膣に何十時間、ときに何日も停滞するような難産に陥ってしまうことがある。膣の壁が赤ちゃんの頭に圧迫され続けた結果、壁の一部が破壊されて膀胱あるいは直腸とつながる「穴」ができてしまう。これが産科瘻孔。

赤ちゃんの頭の回旋異常とか、分娩遷延(時間のかかりすぎている分娩)などの理由で帝王切開ができれば避けられる障害だけれど、エチオピアに限らず医療設備のない環境で出産を迎える女性の多い地域では、残念ながら今も珍しくないようだ。

この瘻孔を通して、膀胱からは尿が、直腸からは便が勝手に膣に流れ込んでしまうため、生活に支障をきたす。加えて、便尿のにおいや性生活の不便さなどから、パートナーや家族から追放されて社会的にも精神的にも参っている女性たちの姿を映画の中で見た。

希望は、外科的な手術や膀胱機能の訓練などで、回復の余地がおおいにあるということ。田舎の村から徒歩とバスで何時間もかけて病院(産科瘻孔を専門に扱う The Fistula Hospital が首都アディスアベバにある)に行き、そこで治療を受けてはちきれんばかりの笑顔で帰って行く女性たちの姿はとても輝いていた。

The Fistula Hospital で献身的に働いている医療者たちに頭が下がる。将来的には、願わくば、産科瘻孔にいたらなくて済むような一次予防(たとえば栄養状態の改善、若年妊娠の予防、医療アクセスの整備、異常分娩時に帝王切開ができる環境の整備など)をするのが一番だと思うのだけど、限られた医療資源や交通の便を考えると、理想ばかり言っていられない厳しい現実がある。

2013年10月31日木曜日

年齢と発達段階

前職で出会う患者さんの年齢は、12−13歳から、上は70歳くらいまでの幅があった。

それに比べると、大学内のクリニックというのは、18歳から22歳くらいまでが最も多く、20代半ばから後半の大学院生もわりといるが、30代となるとぐっと少なくなる。

この狭い年齢幅でありながら、その中での発達段階や振る舞いの差には目を見張るものがある。もちろん個人差というものはあるが、おおざっぱな印象を述べる。

17-18歳:まだ初々しいかんじ。「母親に相談したらクリニックに行きなさいと言われたので来ました。」という発言がよく聞かれる。自分の症状を話すことにいまいち慣れていなかったりする。診断結果、治療方針などを、患者さん本人が十分納得して、それを親に自分の言葉で話せるように配慮が必要なことも。

19-20歳:クリニックを利用することに慣れた感じの人が多い。大学生活にも慣れている。

21-22歳:進路、卒業後のことを見据えたビジョンが感じられる。

23歳以上:年齢が増すに従って当たり前だが落ち着きが増す。賢くなって、大人対大人の会話ができてよい反面、自分なりにインターネットで調べた結果や、自分が信じる診断名・治療法に関するこだわり(?)が強いこともある。患者さんのプライドを大事にして、意識的に患者さんと一緒に診断・治療方針のプロセスを踏むようにかなり心がけている。

もう一度言うが、これは個人差を無視した、かなりおおざっぱな印象まで。

2013年10月30日水曜日

非公式な2ヶ月半面接

今の仕事が始まる前に、同僚となる医師の一人Aさんが非公式なオリエンテーションをしてくれた話を以前書いた。
http://koimokko.blogspot.com/2013/08/blog-post_16.html

あれから2ヶ月半たって、Aさんいわく、「さぁて、この2ヶ月半はどないやった? ご飯でも食べながら話そうや。」というわけで、一緒にご飯を食べに行った。

「今の仕事のすべてがバラ色というわけはもちろんないが、いい点の方が断然多いから、悪い点を数え上げてブーブー言っている暇はない。」と自分の正直な思いを話した。Aさんは「あーよかった。まだ続けてくれそうで。」(笑)と喜んだ。

Aさんとは普段からよくしゃべっているので、彼女は私が非常に充実して働いている様子もたびたび見ているはずだが、あえて物理的に職場から離れたところで本音を確認したかったとのこと。

後はひたすら食べ物の話、ペットの話、趣味の話など仕事外のことをお互い話した。

ボスとの公式な3ヶ月面接は2週間ほど先である。今夜はちょっとした予行演習(?)になったかな。

2013年10月29日火曜日

皮膚疾患が診断できたときの快感

バラ色粃糠疹をこの2ヶ月の間に2回出会った。1回目はまったく検討もつかず別の人に応援を頼み、2回目は少し検討がついたがやはり別の人に応援を頼んで診断に至った。今日は「あー、これはきっとpityriasis rosea (バラ色粃糠疹)やな。」と思ったが念のため応援を請うた。その医師も賛成してくれたので、内心ガッツポーズ。

計3人の症状は三人三様なのではあるが、教科書の写真からの記憶と、患者さんの話から聞き取った情報と、肉眼的に見た所見とで、自分の中で大まかなパターンができたことが嬉しい。

2013年10月27日日曜日

中国語クラス忘れ

昨夜咳がなかなか止まず、今日は休日でも空いているurgent care タイプの医療機関に受診せねばならぬか、と思ったが、朝ご飯後は劇的に回復。太極拳教室には無事参加。(とまとまんに今までにならった型を披露したが、笑われてしまった。。)

午後、月に2回しかない中国語のクラスなのに、すっかり忘れて行きそびれてしまった。まだ風邪が抜けきらなかったか。。。

ともかく風邪が落ち着いたのでうれしい。

2013年10月26日土曜日

冷えきった

今日は諸事情でどうしてもゴミ拾いのボランティアに行かねばならず、風邪をだましだまし参加した。かなり着込んだつもりだったが、それでも冷えきった。最高気温はたぶん8−9℃だったのだはないかと思う。雨でも雪でもなく晴天だったのがせめてもの幸い。曇っていたら、もーーっと寒く感じたに違いない。帰ってから、ひたすら寝た。

2013年10月25日金曜日

他の医療者と働くことのメリット

以前NPは自分ひとり、他メディカルアシスタント数名という構成の診療所で働いた時期が長かったので、今のように何人もの医師・NP・PAと働けることは私にとって至極嬉しい。

何がいいかというと、ぱっと挙げるだけでもこんな感じ。

  • それぞれの人の持っている小技をいろいろ学べる(新参者の私には特に重要)
  • それぞれの得意な分野を生かせる(私は新米だが、婦人科に関することなどは、逆に質問を受けたりする。)
  • すぐお互いに相談できる(電話やポケベルをしなくてもよい、というのは本当に楽だ。少し変わった皮膚の病変などは、医師同士でも2人以上で一緒に見て考えたりしている。)
  • 休みの日にお互いにカバーしあえる(検査結果でも急ぐものは自分が不在の間に他の人が対応してくれる)
  • 患者さんとの関わりでなにか大変なことがあっても、お互いに話を聞きあえる。

2013年10月24日木曜日

風邪をひいた小芋

風邪をひいてしまった。
いつも患者さんに説明しているセルフケア法の数々を、自分自身が実践する番である。風邪のときって、どんなに寝てもまだまだ眠れるから不思議。

同僚のうち数人が、「学生用の診療所に就職してからの一年は、しょっちゅう風邪ばかりひいたものよ。」と言っている。治った暁には、今まで以上に予防対策を万全にせねばならない。

いつも鼻うがい(neti potのたぐい)を帰宅後にしているが、これからは弁当を食べるためにもした方がいいかもと思う。ただしどこでやるかが問題だ。人が見て気持ちのよいものではないから、洗面台つきの個室トイレでないといかん。もしくは、空いている診察室を使うという方法も。

2013年10月23日水曜日

冷や奴

少し前のことになるが、地元のミニコミ紙に、かつお節とお醤油をかけた冷や奴が某レストランのメニューの一つとして写真入りで紹介されていた。

日本料理と言えば、お寿司とか鉄板焼き(アメリカナイズされた)とか照り焼きチキン(これもアメリカナイズされた)とかは前からあったが、冷や奴が受け入れられるところまで来た、ということに正直驚いた。醤油は従来から親しみがあるとして、かつお節はちょっとした初体験だろう。

自分が初めてアメリカに来たのは1995年だが(そのときは1年だけ)、そのときと今とで日本食の浸透具合に隔世の感を覚える。枝豆は「エダマミ」と呼ばれていて、普通にその辺のスーパーでも冷凍のを買える。のり、うどん、カレールーあたりも、値段さえ気にしなければ普通のスーパーにある。

とはいえ、同じ米国内でも、東か西か、都市か田舎かで、もちろん日本食の浸透度には大きなばらつきがあるので、他の都市の人からしたら、「冷や奴」が記事になるピッツバーグの状況に驚くかもしれない。

2013年10月22日火曜日

Loestrin 24 Fe の噛み砕くバージョン

経口避妊薬(いわゆるピル)で、Loestrin 24 Fe というのがあった。プロジェスティンはnorethindrone 1mg とエストロジェンが20mgの混合薬が24日。プラセボは4日(従来は7日のが多い。)、計28錠が1シートに入っている。名前に Feとあるのは、プラセボが鉄(元素記号 Fe ですね)だから。ここまで前置き。

最近になって、Loestrin 24 Fe は製造が中止され、かわりにMinastrin 24 Fe というのが出始めた。ちなみにパッケージはとても酷似している。同じ製薬会社。

Minastrin 24 Fe は、噛み砕いてから水で飲み込むタイプのピルなので、錠剤を飲むのが苦手な人には朗報だが、従来Loestrin 24 Fe を飲み込むことになんら問題がなかった人には、かえって不評だったりする。「歯に挟まって嫌だ。全部ちゃんと体に取り入れられたか不安になる。」とか。

常識的に考えて、経口避妊薬に限って言えば、chewable (噛みくだける)ピルを噛まずに飲みこんでも、薬効的にはそう問題ないはずであるが、添付文書には「噛まずに飲み込んでもOKです!」とは明記してくれてない。

薬剤師に電話したところ、「その件については製薬会社に先日問い合わせた。臨床治験は噛んでから水で飲み込む方法でしか行われていないので、噛まずに飲み込んでも同じ効果がでるとは言い切れない、との見解だった。添付文書の指示通りに使用するのがベストだ、と。」とのこと。

Loestrin 24 Fe の愛好者が製造中止のため止むなく Minastrin 24 Fe に乗り換えてくるパターンが多いと思うので、この点について添付文書でも説明すべきだったと思う。Loestrin 24 Fe の製造を中止しておきながら、この問題を臨床家に丸投げするのは不親切と感じる。

ちなみに、 Loestrin 24 Fe が製造中止になったのは、薬自体になにか問題があったからではないもよう。(想像はついていたが。)ブランド薬としては年数に期限があるので、その期限を過ぎるとジェネリック薬が登場する。ところがちょっとだけ「違った」ピルを販売すれば、それは「新たな」ブランド薬として売れる。おかしなロジックである。

2013年10月21日月曜日

雨でも晴れ

長らく本ブログをお読み下さっている読者の方にはもうおなじみだと思うが、私は曇りや雨の日が苦手だ。しかし夏以降、ピッツバーグの曇り空や雨が大して気にならなくなった。

一つの要因には、真夏に日本で2ヶ月強過ごしたため、それ以降蒸し暑くないということにしみじみと感謝するようになったことがあると思う。「あのときの暑さを思えば、こんなの楽勝や!」、という具合に。

もう一つには、最近凝っているmindfulnessとかヨガとか太極拳のおかげか、前よりあまりイライラしなくなったことがあると思う。曇っていても、雨が降っていても、紅葉の美しさとか、ハロウィーンの飾りとか、それなりに何かしらきれいなものが目に入るようになり、曇りでも雨でも「まー、これもええか。」と思えるのである。雨降ると、プランターで育てているタアサイ・ほうれん草・チンゲンサイなどに水やりしなくていいのも楽だったり。

と、書いてみたものの、今日の診察は一ひねりある患者さんが連続し、内心キーーー!!となっていたので、穏やかな心がいつも持続しているわけでは全くない。ははは。

季節的に、ピッツバーグではこれから晴れない日がますます増える。外が晴れなくても心を中を晴らすのは、自分にとってとても大事。

2013年10月19日土曜日

ヨガの最中は眠れる小芋

2週連続して、2時間のヨガ教室の最後の30分だけ参加した。わざとそんなに遅刻したわけではないのだけど、日本の家族とインターネット上で話していたりしてずるずると遅くなってしまったのだ。

ヨガの最後の15分は、リラグゼーションの時間なので、終了時間の30分前に行ったら、あっというまにそのリラグゼーションの時間になってしまう。

そしてリラグゼーションの合間に私は必ずコトンと寝てしまう。夜寝るべきときにはなかなか寝付かれなくてとても苦労しているというのに、ヨガの最中は寝なくていいのに寝てしまう。

先生には、「あんたは一番いい時間に来るなぁ。」と言われております。

ヨガの友達は誠にあたたかい人たちで、「何時に来たっていいのよ。来ることが大事よ。」と言ってくれる。老若男女、いろんな人種・宗教の人がたくさん混じっているこの教室は、すこぶる居心地がよい。ちなみに、会費は寄付ベースなので、1ドルとか5ドルとか、それぞれ有志がかごに入れる。

布団の中でもすぐストンと眠れるようになるのが私の目標である。

2013年10月18日金曜日

巨大なアヒルちゃん


オランダ人のホフマンさんというアーティストが企画した巨大なアヒルが、世界あちこちを旅しているらしいが、米国では初めてピッツバーグに先月お目見え。約一ヶ月の滞在を今週末にも終えるとのこと。高さ40フィートというので、メートルでいうと13mほど。

子どもも大人も、思わず笑顔になってしまう、不思議な存在。
本物のアヒルが周囲で泳いでいるのが面白かった。

2013年10月17日木曜日

マイクを通して発表するとき

継続教育のための中規模なカンファレンスに参加した。

大きな会場で講義や講演を聴くとき、演者によって、とても聞き取りやすかったり、その正反対だったりする。その差が著しかった。

分からんなー、と沈んだ気持ちでいると、周りの人も「何言ってるかさっぱりわからん」とか言っていて、ありゃまこれは私の英語力のせいではないのね、と思った。

マイクの質や、部屋の共鳴具合による影響もあるが、話し手が及ぼす影響の大きさはやはり否めないもよう。

せっかくすばらしい内容の講演でも、話し振りで損をしてしまうことがあることを、聴衆の立場から痛感した次第。

分かりやすい演者は、あれこれ欲張らず、ゆっくり目に、はきはきとしゃべっていた。あの姿をよく覚えておこうと思う。

2013年10月16日水曜日

ヘルス・コーチ

今自分が加入している健康保険会社には、健康的な習慣作りや喫煙などをサポートするコーチのシステムがある。参加費は無料で、プログラム修了の暁には、deductible (自分が責任を持って支払う医療費の範囲)が安くなるというおまけつきである。

これはやるほかないと思い、ストレスマネジメントのプログラムを始めた。まるで進研ゼミのような通信教育みたいに、テキストとCDが送られてきた。

毎回テキストの該当する部分を自分の好きな時間に読む。呼吸法、筋弛緩法、歩くこと、感謝すべきことを書き出す、など、毎週いろいろとストレス対策の方法が紹介されて、それらを実際やって記録して行く。

で、コーチと週1回電話で15-20分くらい話す。このコーチの存在が意外と大きく、宿題(?)をやる上でのよいモティベーションになっている。コーチは、この1週間どうだったかを聞いて、やれたことは褒めてくれるし、あまりやれなかったことに関しては、次週どのように改善したいか尋ねてくる。えーーと、それじゃぁ、今度はこうしてみようかな、などと自分で考えて言ってみる。コーチが何か提案してくれることもある。

なかなか面白い関わりである。6週間のプログラムのうち、今3回まで終わったところ。

2013年10月15日火曜日

幸せとは

その名も『Happy』というタイトルの映画のことを日本にいる妹に聞いて、早速DVDで見た。インド、ブラジル、アメリカ、日本、ブータン、デンマークなどに住むいろんなひとのいろんな生き方が登場する。

私に考えるヒントをたくさん与えてくれる映画だった。頭と心が活性化した気がする。
お薦めします。日本でも上映会があるもよう。
http://www.thehappymovie.com/film/

2013年10月14日月曜日

お米でカイロ

皮膚や関節など体のどこかに温湿布をしたい場面があったとき、一番手っ取り早いのは、おしぼりタオルくらいのタオルをお湯にひたして絞ってあてがう方法だろう。

しかしこの方法の難点はすぐ冷めるということ。それと、濡れているので、場所によっては使いにくい。

そんなとき使い捨てカイロがあれば便利だが、家にあるとは限らないし、そもそもアメリカでは日本ほど使い捨てカイロが一般的でない。

同僚の一人が、お米カイロを患者さんに勧めているのを聞いて、これはいい!と思った。知っている人には何でもないんだろうが、知らないと発想すら浮かばない。

用意するものは、お米(乾燥した、炊く前の状態の)と靴下。靴下でなくても、布の袋状の物ならなんでもいい。金属とかプラスティックがついているのはダメ。

1) お米1−2カップを靴下に入れる。お米が靴下からもれないよう、足首の部分を糸で縫うか、ひもでくくるなどの対策をする。ハイソックスだったら、口を結んでしまってもいい。

2) 電子レンジで靴下ごと30秒から1分加熱する。 できあがり。

おしぼりタオルと違って濡れていないので、服を着たまま腰や肩に当てたりもできる。
そして、冷めたら、また電子レンジで再加熱して何回も使える。

助産師として日本で働いていた頃、濡らしたおしぼりタオルをラップやビニール袋でくるみ、その上からガーゼかタオルで巻いたものを「ホットパック」と呼んで使っていた。電子レンジで再加熱できるという点は一緒。それはそれで良かったが、お米のじわじわーっとした持続する暖かさもとてもよい。よかったらお試しあれ。

2013年10月13日日曜日

Stink bug (カメムシ)の捕まえ方

ピッツバーグでいろいろなお茶を売っているお店があるのだが、その店長さんが、カメムシの画期的な(?)捕まえ方を提案している。

カメムシって、英語ではstink bug というのだが、手で捕まえたりすると文字通りとても臭い。この方法だと、手で直接触れず、カメムシをつぶさずに外に逃がすことができる。

http://www.youtube.com/watch?v=I3Agm3Ps8AU&feature=youtu.be

2013年10月12日土曜日

オクラ

築地が東京の台所なら、Strip District はピッツバーグの台所である。そこの中国系の店にたまに買いにいくことはあるが、たいていは近くの店で買い物を済ますことが多い。人混みの中で買い物をするのが嫌いなので、なるべくすいている時間に行く。

今日は少し足を伸ばして、McKnight Rd の中国系の店に初めて行ってみた。もやし、オクラ、春菊、いんげん、白菜などを、いつもより大分安く買うことができた。なかでも、オクラは久しぶりに新鮮なのを買えたのでとてもうれしかった。店の作りもわりとゆったりとしていて、人とぶつからずに買い物ができたのでよかった。

いい野菜が買えると、料理の気合いが入る。

2013年10月11日金曜日

オペラ・アイーダのリハーサル

ピッツバーグ・オペラが、明日からアイーダを上演する。それに先立ち、オペラ好きの友人が、ドレスリハーサルのチケットを特別に分けてくれて、昨夜見に行って来た。

オーケストラの団員が普段着なほかは、舞台装置、舞台衣装とも本番さながら。字幕もちゃんと出た。歌手は人によって、時折ボリュームを抑えながら歌っている人もいたが、素晴らしい声を惜しみなく聞かせてくれた人もいて、すばらしかった。

しかし、仕事の後で慌てて行って、夕飯を食べる時間がなく、おやつだけでしのいだために、22時すぎに公演が終わる頃にはもうぐったりだった。帰って来て23時頃やっと晩ご飯を食べた。

そしてその後遺症で、今日は一日とてもしんどかった。毎日こういう時間まで仕事をしたり、その後さらに飲みに行ったりするほど元気な人も世の中にはたくさんいるみたいだが、私はまっとうにご飯を食べ、寝て休まないと機能できないたちの人間なんだなーとしみじみ思った次第。

オペラはぜひ本番も見に行きたいと思っているが、平日の公演は絶対に避けようと思う。

2013年10月5日土曜日

予約のための英会話

ピッツバーグ域に住む日本人の健康をサポートするための活動に参加して、もうかれこれ数年になる。トピックは月により様々である。

今回のテーマは医療機関に予約をとるために電話をするときの会話について。

アメリカ人のボランティアも来てくれて、数人ごとにグループになって、かなり実践的な練習をたくさんした。

日本人の私が日本人の英語を聞くと、言わんとしていることが手に取るように分かってしまうが、アメリカ人が日本人の英語を聞くと、わかる・わからないに容赦がないので、参加者にとってとてもよい練習になったと思う。

例えば、住所のスペリングを言うときに、C を「シー」と発音したら、アメリカ人の耳にはまるで "she"  と言っているように聞こえるがために、混乱していた。

私の役割は、日本人参加者とアメリカ人ボランティアの輪に入って、適宜通訳や解説をすることだった。

参加している人は、アメリカに来てまだ数週間とか数ヶ月くらいの人が多く、小さな子どものいる人たちもいて、必要に迫られて必死に学ぼうという気迫が伝わってくる。

2013年10月4日金曜日

腰痛

体だけでなく、精神的、経済的、知的、などなど多面的な健康を応援するための大きなイベントが先日あった。学内外からたくさんの機関が学生向けに情報提供をしに来てくれて、かなり盛り上がった。

その一環でインフルエンザワクチンのコーナーがあり、そこでワクチン接種する係をしたのだが、頻繁に前傾姿勢をとったがために、腰が痛くなってしまった。幸い1日で直ったのでよかった。スタッフ皆で、600人以上の学生にワクチンを接種した。

2013年10月2日水曜日

感謝の手紙

患者さんが感謝のメッセージをボスにメールで送ってくれていた。

「不満」でなくて、「感謝」を伝えるためにわざわざ連絡してくれることのインパクトはとても大きい。

2013年10月1日火曜日

おかずの差し入れ

バレエ留学をしている日本人高校生2人に、普段使っていない炊飯器と、当座分のお米と、いくつかのおかずを届けに行った。

すごく喜んでもらえて、とても嬉しかった。

私が高校2年で初めて11ヶ月だけアメリカに来たとき、住んでいた田舎町には日本人はいなかったが、ホストファミリーはもとより、地元のアメリカ人・中国人・インド人・韓国人・ベトナム人達にたくさん助けてもらった。Emory にいたときも同様で、いろんな人に買い物に連れて行ってもらったり、ご飯を食べさせてもらったり、ある秋の日にはきんぴらごぼうを届けてもらった。あー忘れられん。

今日のようなおかずのおすそわけは、私の心の中で、お世話になった人たちに対する「恩返し」である。

2013年9月29日日曜日

10km レース

The City of Pittsburgh Great Race に2年ぶりに出た。最高に気持ちよい天気だった。前に一緒に走った友達たちの顔を思い浮かべた。

走る前のすごくワクワクする気持ち、紅葉の中ほんのり涼しい空気の中を走る爽快感、沿道の応援で力がぐっと湧く感じ、ゴールしたときの充実感ーーーとまとまんにも一度ぜひ味わってほしいなぁ(走らなくてもせめて沿道で)、と願って来たが、まだその夢は叶っていない。

参加賞のTシャツが、前回のに続き今年も私にとって巨大だったので(Sサイズなのに)、これはとまとまんのものになります。くすん。

2013年9月27日金曜日

電子カルテの種類による違い

前職と今の仕事で、2つの全くことなる電子カルテと出会ったことで、同じ電子カルテといえども銘柄によって使い勝手はまったく違うということを身をもって感じている。

1つしか使わないと、電子カルテに共通する一般的な問題なのか、その特定のシステムそのものの問題なのかが全く見えないので、余計に辛いと思う。自己嫌悪にも陥りやすい。(わたしゃ、かなりそうでした。)

Medscape にLaura A. Stokowski, RN, MS さんの書いた Electronic Nursing documentation: Charting New Territory という記事は、私にとってタイムリーで、とても興味深く読んだ。NPというよりは一般看護師の声をいろいろ拾って書いてくれている。
http://www.medscape.com/viewarticle/810573

2013年9月26日木曜日

経過観察のしやすさ

前の職場と現在の職場で、いろいろと違いがあるが、ここにきて経過観察や再診がとてもしやすくなったというのは一つの大きなメリットである。

なんといっても、大学キャンパス内に立地しているので、患者さん達の多くはすぐその辺に住んでいる。何日後 ないし何週間後にまた来てね、と頼めば多くの場合二つ返事で可能である。

たとえば、体の不調がいろいろあって、1回の診察時間ではそれらすべてをカバーしきれないとき、1番困っている問題点ひとつふたつにだけ焦点を置いて対応し、残りは次回、ということがしやすい。また、どの避妊方法を使ってみるかなかなか決められない患者さんには、一通りのディスカッションのあと資料やウェブサイトを紹介し、ほな次回までにもうすこし考えてきてみてね、と言えば素直に受け入れてもらえる。

前の職場では、仕事の予定を一生懸命やりくりして時間を調整し、遠くからバスに乗ってやって来て、この1回の受診で出来るだけのことを網羅して帰らなくてはならない、という切羽詰まった患者さんも少なくなかった。しかも、1回の診察にあてがわれていた時間は、今の職場より短かった。患者さんの要望になるべく応えるべく、短い時間で出来る限りのことをしようと私も頑張っていたけど、今思うと、一体どうやってやっていたのか、ふと不思議に思うほどだ。

今だって時間に決して余裕があるわけではなく、時間の使い方は毎回毎回勝負である。でも自分が信ずるまっとうな質の仕事がより行いやすい環境で働けるということは、本当に嬉しいことである。

2013年9月25日水曜日

はじめての中国語教室

図書館がやっているスペイン語教室にたびたびお世話になって来た。ところが現在の職場ではスペイン語のニーズよりも中国語のニーズの方がはるかに高い。それで、今月から思い切って中国語教室にも顔を出すことにした。

初級、中級、会話クラスと3つのレベルがある。もちろん私は初級である。先生は皆熱心なボランティアで、なんとその数は生徒の数に匹敵するほどである。非常に熱心に教えてくださるので、こちらのやる気もぐっと増す。

月2回、1回たったの1時間だけなので、これだけではなかなか前進できないが、ともかく最初の一歩を始めたことに、自分で自分に拍手。

ちなみに、自己紹介の文を習う中で、中国語で 「工作」は仕事という意味と知り、おどろいた。


2013年9月24日火曜日

朝トイレに行かない学生

大学内のクリニックで働くようになって、朝一度も排尿しないまま来所する女性の学生が珍しくない、という事実に驚いている。「尿検査をするかもしれないから、わざと貯めておきました。」というよりは、朝起きて出かける前までにおしっこをする習慣がない、という感じなので、ますますびっくり。

若い女性はただでさえ膀胱炎になりやすいというのに、尿を一晩以上の長時間キープしてしまっては、ますます「膀胱炎さんいらっしゃ〜い!」ではないか!! 

膀胱炎の予防として、陰部の拭き方とか、セックスの前後には排尿しましょうとか、水分をよく取りましょう、という話をするのはごく一般的だと思うが、「朝まず起きて、排尿してますか? してない? ではこれからはそうしてみましょう。」というのも私のなかでルチーンのセリフになりつつある。

2013年9月23日月曜日

布ナプキンのサイト

月経用の布ナプキンを愛用されている方、または関心のある方へ、

カラフルな布ナプキンを販売しているカナダのウェブサイトがありました。
http://lunapads.com

日本で布ナプキンを検索すると、何社ものサイトがでてきて、かなりの大きなビジネスになっている様子がうかがえる。

2013年9月22日日曜日

太極拳教室初日

前からずっと太極拳をやってみたかった。今日ついにその夢がかなった。
8回シリーズの太極拳教室。場所は、なんと植物園。

先生は10余人の生徒の名前を一気に覚えた。すごい。特に、「小芋」という名前を一発で覚える人は稀である。

動きは簡単そうで、むちゃ難しい。1日15分くらい練習するようにとのこと。

2013年9月21日土曜日

バレエ留学

バレエ(踊りのバレエ、ね)を学ぶために留学中の日本人高校生2人と出会う機会があった。高校生にして特定の目的意識を持って学んでいる姿に頭が下がる。

寮で晩ご飯は出るが、朝昼は自分でやりくりしないといけないとのこと。なのに外出は3人組になって行動しないといけないらしい。食料品の買い物に行くだけでも一苦労かとおもう。

来週末はおかずを大目に作って、差し入れにいきたいと思っている。切り干し大根の煮物とか食べる?って聞いてみたら、大好きだと返事が返って来た。

2013年9月20日金曜日

お月見

中国人の友達がお月見をしようと誘ってくれた。くたくたの金曜日の晩に、ご飯も食べさせてくれるなんて、もう願ったりかなったりである。

中国では中秋をかなり盛大に祝うそうだ。恥ずかしながら、月餅が中秋の名月のときに食べる代表的なお菓子だということを、私は今まで知らなかった。中国でのお月見の祝い方を聞きながら食べる月餅の味は、格別だった。

雨・霧の日の多い中、今週は何回か見事な月を眺めることができて、とても幸せな気持ちになった。

2013年9月19日木曜日

職員向けのキャンパスツアー

大学内では、高校生やその親向けのキャンパスツアーをよく見かける。このたび、最近就職した職員向けのキャンパスツアーがあり、参加してきた。

通常のキャンパスツアーと同様、担当の学生さんたちが案内してくれて、1時間半くらいかけてキャンパスを回った。学生さんたちは、ガイド虎の巻を手に持ってはいるものの、アドリブでいろいろと学生ならではの情報を加えて説明してくれるので、とても面白かった。

キャンパスの全体像がざっと分かってとてもよかった。

2013年9月18日水曜日

旦那さんに悪い?

日本にいる私の某親戚は、私が結婚後に留学したり、米国で仕事をしたりしていることに関して、「旦那さんに悪いじゃない。」「旦那さんはいいって言っているの?」とよく言う。

妻は夫の許可を得て行動するものだという考えが根底にあるように伺える。

時は2013年。

妻が許しを請うでも、勝手をするでも、夫が許可を与えるでもなく、
互いが話し合えることが一番大事だと私は思う。

宇宙飛行士の向井千秋さんとその夫で病理学者の向井万起男さんの本を昔読んだことを思い出す。(なんだ?と思う方は、『君について行こうー女房は宇宙をめざした』とか、2人の訳本『4001の願い』などを見てみてください。)

この前行った友達の送別会の席で互いの仕事の話をしていたとき、友達の友達が
「いい仕事しているねぇ。私がいうのもなんか変だけど、ありがとう!と言いたいよ。」と言ってくれた。こういうことをもしも家族が言ってくれたら、どんなにか嬉しいだろう。

翻って現実はそうではない。先の某親戚は、「いつ帰ってくるの?」とは聞くが、私の「今」、たとえば生活や仕事の様子にはとんと関心がない。ゆえに、私はいつも罪深い気持ちで心が重くなる。「夫に迷惑をかけ、悪いことをしている、聞き分けのない小芋め。」というメッセージを受けとめるのは、右の耳から左の耳に流すだけでも十分ずっしりと重い。

2013年9月17日火曜日

ナースたちのポジティブ発言

「小芋さん、I enjoy working with you! We are so glad to have you! (一緒に働けて嬉しいわ!)」とナースたちに言われると、私はますますハッスルする。(日本語に訳すと小恥ずかしいが、こういうことをあっぴろげに言うのは、英語の得意技。)

それにしても、これが初めて出会ったときの社交辞令的な発言でなくて、かれこれ3−4週間たっても言ってもらえるのだから、私は幸せ者である。

優秀なナースたちと一緒に働くと、本当に仕事がしやすい。他のclinician (NP/PA/医師)もナースたちを絶賛している。患者さんの主訴から、スタンディングオーダー(あらかじめ決められた約束指示)でできる検査(妊娠反応検査、尿検査など)を行った上で患者さんの準備を整えてくれるので、その検査結果を踏まえたところから患者さんとの話が進められる。また、カルテに書き留めるに書き留められなかったちょっとした患者さんの「印象」とか、患者さんの言動から感じた「勘」を随時教えてくれたりもする。

メディカルアシスタントたちもナースに鍛えられて大変健闘している。が、やはり知識&クリティカルシンキングのベースはナースにとても歯が立たない。

2013年9月16日月曜日

「もし万一今のお仕事に不満足でしたら、、」

冬から春にかけての転職活動のなかで、州内外の仕事、それも大学のクリニックに主に的を絞って応募していた。電話面接にさえ進まなかったものが多々あり、電話面接で自爆したものあり、逆にこちらから願い下げたものあり、また電話面接から実際の面接に進む手前で小休止しているものもあった。今のA大学のオファーを5月に正式に受諾してから、他の求人先には就職を決めた旨を連絡した。

ところが今月になってから、そのうちの一つB大学から連絡があった。「新しいお仕事はいかがでしょうか。もし万一満足なさっていないようでしたら、本校のポストはまだ選考段階にありますので、改めて御一考頂ければ幸いです。」と。

私の心はすでに今のA大学での仕事に本気で腰をすえて取り組むということで堅く決まっていたので、最初は単純に断ろうと考えた。が、一応信頼する友人に相談したところ、前回の電話面接では十分聞けなかったことをこの機会に質問すべき、と助言してくれたので、なるほどそうか、と思って本面接で聞きたかったことを誠実に質問した。

すると、まことに丁寧な回答がB大学から速攻で返って来た。そういういくつかのやり取りのあと、「熟考のすえ、やはり今得たA大学のポジションで頑張りたいので、せっかくですが今回は辞退いたします。」と返事をした。それにたいする返事がまた非常に丁寧で、感銘を受けた。

バーンアウトして、身も心も泥沼状態の中でもがいていたころのことを思うと、今の仕事に恵まれて、また別の組織も自分を求めてわざわざアプローチしてくれたという事実は、自分にとってものすごく大きな励みである。また、今回B大学とメールのやり取りはとても勉強になっただけでなく、やり取りできたこと自体が自信になった。(実際考えたり書いたりするのには時間と気力がいったけどね。)

2013年9月15日日曜日

ヘリコプター・ペアレント

以前勤めていた婦人科クリニックでは、未成年の患者さんの母親との関わりが難しいと感じることが時々あった。たとえば、

・患者さん(娘)自身はセックスを近いうちにするつもりはなく、避妊薬はまだ要らないと思っているのに、母親が強い危機感から(娘にボーイフレンドがいる事実や、自分自身が10代で妊娠した経験など)、娘に避妊薬を処方することをいわば強要するケース

・未成年であっても、避妊の相談や性感染症の検査に関しては、患者さんの守秘義務を守ることが法的に義務づけられている。ゆえに、母親たりとて私は診察の内容や検査結果を患者さんの許可なく話すことはできない。にもかかわらず、「私は未成年の娘の親だ!!」と情報開示を強要するケース

大学キャンパスに移って以来、患者さんのほとんどは18歳以上の成人なので、上記のような母親対策は不要になると思っていたが、まったく甘かった!

さすがに診察に付き添ってくる母親はまだ経験していないが、有事の際に急降下して駆けつけるヘリコプターのように、離れて住んでいても子どもと密に関わっている、いわゆる「ヘリコプター・ペアレント」が珍しくないもよう。子どもが親離れできてないというよりは、親が子離れできてない印象を受ける。

患者さんが自分の言葉で苦なく母親に説明できるくらい自分の症状や治療方針について芯まで納得しているか、迷いや不満はないかーーー患者さんの言葉や表情から私がどれだけ読み取って対応できるかが試されている。

2013年9月14日土曜日

虫シリーズ4: ライム病

皮膚病変をみて自信が持てないときに、他の医師やNPを引き連れて来て一緒に考えてもらうことのメリットを昨日書いた。それと合わせて私がとても感謝していることは、少し珍しい皮膚病変があったときに、他の医師やNPが患者さんの許可を得た上で私を診察室に呼び込んでくれること。ぜひ見て目に焼き付けておきなさい、と。

ライム病の患者さんとも、まさにそんなふうに某医師が私を呼びに来てくれたことで出会えた。

その医師は私が患者さんの部屋に入る前に、こういった。「小芋、ちょっとヒントというか、患者さんの情報を教えてあげよう。患者さんは、森でのキャンプから帰った後、パートナーとお互いにマダニに食われていないかお互いの体を点検したそうだ。そしたら体の表面にまさにマダニが見つかったので、それを手でとったそうだ。その後発疹がでてきた。ほな実際に見て、何だと思うか言ってごらん。」

ヒントがあまりに教科書的なセッティングだったので、部屋に入る前にライム病かなと思い浮かんだが、患者さんはまことに見事な教科書通りのbull's eye 様の発疹(遊走性紅斑)を呈していた。

こういう一手間を惜しまず、私をぐいっと鍛えてやろうと思ってくれているメンターたちと、それに協力してくれる患者さんたちに頭が上がらない。

2013年9月13日金曜日

虫シリーズ3: 疥癬

疥癬と書いて、「かいせん」と読む。

ダニが人の皮膚のなかにもぐって寄生し、皮膚の中にトンネルを掘って移動する。むちゃくちゃかゆいことが多い。どこで感染したか分からないこともあれば、パートナーから感染したことが明らかなことも。

南京虫と同様に、服や寝具の洗浄や寮やアパートの駆除対策が必要。

皮膚疾患を見つけたときに、もし自分の頭の中が???であっても、他の医師やNPを呼んできて患部を一緒に見て考えてもらえるのが、今の仕事のとてもいい点のひとつである。

2013年9月12日木曜日

虫シリーズ2: アタマジラミ

患者さんは夏休み中に海外のユースホステルを利用しながら旅行をしていたそうだ。某国のユースホステルではアタマジラミの発生が多いらしいので、念のため見てほしい、ということで、ご本人はあくまで無症状。

成長したアタマジラミは見つからなかったものの、卵が多数あった。卵は一見フケのようにみえるが、フケのようにぱらっとは落ちず、かなりしつこい粘着力があるように思えた。

2013年9月11日水曜日

虫シリーズ1:南京虫

大学のクリニックに移ってから、虫たちと対面する機会が格段に増えた。

まずは南京虫について。英語ではbedbug という。その名の通り、布団をかぶって寝ている間に、ヤツは人を食らう。

皮膚の発疹が数個ずつのまとまりに見られることが多く、私のあるメンターは患者さんの発疹を指差しながら、「ほれここに朝ごはん、ここに昼ご飯、そして晩ご飯という感じの集団にさされるのが南京虫の特徴だよ。」と患者さんに説明していた。

ある患者さんは、ベッドの端に潜んでいた南京虫をZiplock のビニール袋に入れて持って来てくれた。顕微鏡で見ると、それは見事な(?)教科書通りの南京虫の顔カタチが確認できた。

南京虫と診断が下ったら、寝具・洋服の洗濯・乾燥機での乾燥とともに、アパートや寮の管理者に駆除対策をしてもらわないといけない。結構大掛かり。

南京虫は、旅行者とともに国内旅行はもとより海外旅行にも付いていけるので、誰しもいつかどこかのホテルや旅館で南京虫とコンニチハする可能性あり。

2013年9月10日火曜日

ビデオ:「HPVワクチンはガン予防」

日本の厚生省はHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の積極的推奨を中断しているが、米国CDCはますます積極的にワクチン接種を推し薦めている。
こちらはYou Tube に公開されている30秒のビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=ULbB0SdVe94&feature=youtu.be

2013年9月9日月曜日

肘より細いものを耳の中に入れるな

米国内に限ったことか、英語圏内に共通することなのか突き止めていないが、「肘より小さい物を耳の中にいれるな。」ということわざ(戒め?)がある。(Don't put anything smaller than elbow in the ear. )もちろん肘が耳に入るわけはなく、つまりは耳には何も突っ込むな、という意味である。

竹製や金属製の耳かき、あるいは綿棒で耳を掃除するのが一般的な日本の皆さんは驚かれるかもしれない。

しかし実際には、「やるな」と言われてもついやってしまう人も少なくなく、綿棒使用時に余計に耳垢を奥に詰めてしまうケースも少なくない。

今勤めている大学内のクリニックでは、このような患者さんの耳の洗浄を看護師が担当している。来院数日前に耳垢を柔らかくする点耳薬(薬局で処方箋なしで手に入る)を数日間使って、それから洗浄すると、ベスト。

ちなみにクリニックでは看護師が様々な場面で活躍していて、耳の洗浄はそのたくさんのの役割のひとつである。

2013年9月8日日曜日

皮膚病変の描写の仕方

昨日は同僚Aさんの優れた点を書いたが、今度はBさんのことを書く.

Bさんに際立つのは、カルテ記載の素晴らしさである。丁寧かつ簡潔な表現で情報をかっちりと書く。例えばちょっとした皮膚病変について書き記すにも、絵を描かずして、言葉だけで、場所・大きさ・形・性質を言い切る。もしBさん意外の人が後日患者さんを診察することがあっても、前回と比べてどう変化したか、していないかなどの判断基準に困らないだろう。

電子カルテ上のチェックリスト方式では表現しにくいタイプの情報も現実には多々あるわけで、言葉で丁寧かつ簡潔に記載するBさんの表現力に学ぶところはとても多い。

2013年9月7日土曜日

患者さんの顔を読むということ

今私をトレーニングしてくれている何人かのスタッフそれぞれからいろんなことを学んでいる。

なかでも、Aさんの診察&コミュニケーション技術はピカイチである。個々の細かい技術ももちろん素晴らしいのだが、それにも増して光っていると私が思うのは、患者さんの顔を意図的にしっかりとみて、そこから患者さんの意志や気持ちをガッチリとつかむところだ。

コミュニケーションの基本として、患者さんの顔や目を見るというのは基本中の基本だが、Aさんの目の鋭さはただ視線を合わせる、という程度のものではない。コンコンとドアをノックして、診察室に自分が入った瞬間に患者さんを一目見たときの印象を意識して大事にしている。また、患者さんの気持ちと発言のズレを見事に見抜く。その見事さと言ったら、ない。

私の文章能力では、Aさんの素晴らしさを十分書き表せない。

2013年9月6日金曜日

いつ産むか、どれだけ産むか

日経メディカルのウェブサイトで、医師の色平哲郎氏が「医のふるさと」というタイトルのブログを書いておられる。

7月29日付けの記事の中に、出産にまつわる世間の意識に関して著者自身が詠んだ歌があり、大変共感したので、紹介したい。

(ここから引用)
先日、私は自身のフェイスブックに、詠み人知らずの次のような戯れ歌を載せてみた。
若く産んだら“若すぎる”
遅く産んだら“遅すぎる”
一人産んだら“一人だけ?”
沢山産んだら“やってける?”
一人で産んだら“父親は?”
産まなかったら“かわいそう”
とかくこの世は棲みにくい
(引用おわり)

原文はこちら

この歌を見ていると、いままで出会ったいろんな患者さんの顔、それぞれの人の葛藤が脳裏によみがえってくる。


2013年9月5日木曜日

前回歯医者に行ったのはいつ?

健康診断用紙の問診事項のひとつに、「前回歯医者に行ったのはいつですか?」という質問項目がある。

この質問に「いつだか覚えてない」とか「えーと、5年くらい前かな?」と答えるアジア某国の留学生が珍しくない。とくに来米直後から1−2年の場合、定期的に歯医者に行って検査やクリーニングしてもらう、という習慣がある学生がとても少ない印象を受ける。ぱっと見るからに歯垢がたまっていたり虫歯があったりする学生をよくみる。

ここから察するに、彼らの母国では歯が痛くなったりなどの何か問題が発生して初めて歯医者に行く場合が多いのか。日本もその傾向が割とまだ強いように思うが。

それ以外はとりたてて健康問題があまりないことが多いだけに、歯と歯茎の不健康さが余計に目立つ。歯科医療を勧めることの重要性を感じる。

2013年9月4日水曜日

靴下を引っ張れ??

スタッフが「Pull socks! (靴下を引っ張って!)」と突然言うのだが、どうも話が噛み合ない。何かと思ったらそれは、「pulse-Ox(ygen) 」すなわち血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターのことをそのように呼んでいるのであった。

人生で経験した最大の聞き間違いには及ばないものの、大関クラスの聞き間違いであった。

ちなみに私が過去に経験した最大の聞き間違いとは、
「今日、パン作ってん。」と言ったのに、「今日、パンツ食ってん。」と勘違いされてしまったことである。いくら食いしん坊な私とて、パンツは食べませんよ。

明日からまた真面目な記事を書きます。

2013年9月3日火曜日

日本のテレビドラマにNPが登場!

フジテレビの『救命病棟24時』というテレビドラマに、NPが登場しているという情報を日本の恩師のメールで知った。なんでも、救命センターの看護師長が、米国でNPの資格をとった経歴の持ち主、という設定なのだという。

こちらに登場人物の一覧があり、桜庭睦子という看護師の顔写真をクリックすると、彼女のプロフィールが出る。
http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/chart/index.html

このドラマ見た方、ぜひ感想を教えてくださいな〜。

2013年9月2日月曜日

自分を変える最速の方法

Dan Miller の過去の Podcast (オンライン・ラジオ)を聞きながら走っていたら、次の言葉の部分がビビビと耳に入ってきた。

The fastest way to change yourself is to hang out with people who are already the way you want to be.
(小芋訳:自分を変える一番早い方法は、自分がなりたい姿にすでになっていると一緒に過ごすことである。)

これはLinkedIn 創始者のReid Hoffman の言葉だという。

今、私を監督してくれているナースプラクティショナーと医師は、二人とも臨床家としても、人間としても、非常に優れた人たちだといういう印象がある。この人たちの元で日々学べて、なんて自分は恵まれているんだ、とこの2週間何度も思った。そんなわけで、先の言葉がひときわ耳に響いたんだと思う。

昨日より今日、今日より明日、よりよいナースプラクティショナーになりたい。

2013年9月1日日曜日

去年の自分に勝利

先週末、かなりローカルな5kmレースに出た。日本帰国中は暑さのあまりすっかりランニングをさぼり、ピッツバーグに帰ってきてからもまだ3回くらいしか走っていなかったので、がんばらずに楽しんで走ろうと決めていた。が、意外と調子がよかったので、中盤からだんだんペースをあげていって、ゴールまでそのまま行けた。

タイムは自己ベストには遠いものの、去年の同じレースの記録よりは早く、嬉しい結果となった。

ゴールのあと、バナナとベーグルとシャーベットを堪能したことは、いうまでもない。
ホットドッグやバーベキューは、列が長過ぎて今回もあきらめた。(待つの苦手。)

2013年8月30日金曜日

幸せな疲労

毎日新しいことを学んでいると、頭も体もすごく疲れる。特に今週は遅番を2回やったりして(といっても指導者にくっついて学んでいるだけでまだ自分の予約枠はない)帰りが遅くなった分、疲れはたまった。でも、これは嫌味のない、幸せな疲れである。

自分の信じるケアができず、過酷な環境でもがいていたころのことを思い出すと、今の疲れにむしろ「うっとり」するほどだ。

2013年8月22日木曜日

新入生症候群

今度の職場は大学内の診療所なので、患者さんの年齢層は10代後半から20代後半に集中している。そんな狭い年齢幅にもかかわらず、大学1年生と大学院生では物腰・話しぶりにものすごく差があって、感心(?)する。

入寮してまだ1週間足らずの新入生には、かなりストレスでまいっている様子が垣間みられる。親から離れ、入寮し、ルームメイトともまだ打ち解けず、そんな中でも各種オリエンテーションがどんどん始まり・・という中で体の症状がいろいろ出ている患者さんたち。もちろん、ストレスをすべての原因とみてはいけないが、ストレス要因の大きさは否めない。

医師・NP たちをシャドウしていると、何か隠れた重要なサインを見逃すことがないように十分気を配って観察しながらも、患者さんのエモーショナルサポートをがっちりしているところが見事だ。

子どもから大人への過渡期、実家生活から大学生活への過渡期の時期にいる患者さんに対して、またその親に対して、いわば親離れ・子離れサポーターの役割を果たしているともいえる。

2013年8月21日水曜日

シャドウィング開始

今日から医師やNPについて学ぶシャドウィングが始まった。(シャドー、つまり陰のようにくっついて学ぶのでそういう言い方をする。)ちなみに、私はシャドウィングが大好きだ。たとえ自分がよく知っている分野であっても、他の人がどのように診察をしているのかを見るのはとても勉強になるし、まして、自分があまりなじみのない分野であれば、なおさらワクワクする。

午前中はいわゆる見学だけの文字通り「陰」だったが、午後からは、メンターが「じゃぁ、小芋、これこれについて今ここで説明してみて。」などと、即興の課題がばんばん飛んできた。

終わったらどーーっと疲れを感じたが、気持ちのいい疲労感だった。

2013年8月20日火曜日

新しい電子カルテ

新しい職場は、数ヶ月前に電子カルテを導入した。私にとっては、紙カルテでも電子カルテでも、どっちみち新しく覚えないといけないので、タイミングとしてはとても恵まれている。

今日はマニュアルを片手に、練習用のカルテで一通りの機能をざっと見ていった。前職のカルテとくらべると、ずっと親切な印象がある。結論付けるにはもちろんまだ早すぎるけど。ユーザー泣かせの電子カルテで苦しんできた分のご褒美か?

2013年8月19日月曜日

公式オリエンテーション

今日から新しい仕事が始まった。本日は主に組織全体のオリエンテーション。

今日の日を迎えられたのは、サポートしてくれた実にたくさんの人のお陰である。日本とアメリカの家族、前の職場の人々(いろんな意味で)、就職活動を応援してくれた友達、私を迎えてくれる新職場の人たち、などなど。

プロジェクトの完成に向けてこのところ土日も返上して働いている とまとまん も、今日(日本時間の昨夜)は早く帰って来て Skype で「いってらっしゃい」と送り出してくれた。その一言が一日中ずっと嬉しかった。

2013年8月16日金曜日

非公式なオリエンテーション

同僚となるNPからの電話の話を書いたが、今度は別のこれまた同僚となる医師の一人が、今週実際に会っていろいろと新しい職場のことを話してくれた。

ボスとはまた違った立場から、フランクかつ丁寧に話をしてくれて、非常にありがたかった。いらぬ不安がだいぶ減ったように思う。

今度の職場で医師、NP、PAの同僚ができるということだけでも、私にとってはもの凄く嬉しいことなのだが、実際勤め始める前から、同僚たちが新人の私を親切に気遣ってくれることがとても嬉しい。


2013年8月15日木曜日

重宝するヒートテック

暑さに強い とまとまん にして「今年の暑さはひどい」と言わしめる日本の夏。一方こちらピッツバーグは日本の方々に申し訳ないほどに涼しい。5月に日本に帰国した友達にもらったユニクロのヒートテックのインナーを思わず着たりしている。こんなに早く役立つ日がくるとは。

2013年8月14日水曜日

新しい同僚からの電話

来週から勤め始める職場の同僚となるNPが、「待ってるよ。楽しみにしているよ。」ということを言うために携帯に電話をしてくれた。こちらが「それはそれは、お気遣いありがとうございます。」と言うと、「いや、私は単にこういう性格なので。」とのこと。

とりたてて用事という用事がなくとも、気持ちを伝える電話というのは、こうも嬉しいものなのか、と感激した次第。

2013年8月13日火曜日

魔の4時半

ふだん時差に慣れるのに2、3日あれば十分なのに、今回は苦戦している。1週間近くたつのに、まだ朝4時台に起きてしまう。一回目覚めるともう眠れないので、仕方なく活動を始めるが、日中どうも調子が出ない。来週からはもう仕事なので、今週中になんとかしないと。

2013年8月12日月曜日

落ち葉対策

2ヶ月ぶりに再会した車は、落ち葉と泥でかなりあわれな姿になっていた。駐車スペースの真上に大きな木があるので、ある程度はいつも汚れるのだが、2ヶ月分となると。。。結局2回洗って(1回洗った翌日に、落ち葉と木の実でまた無惨な姿になってしまった)、丁寧にワックスまでかけて、さらにホームセンターでビニールシートを買ってきてカバーを作った。作ったといっても、バンジーコードでくくっただけだけど。

2013年8月9日金曜日

ゴミ袋満杯の手紙類

2日前にピッツバーグに戻ってきた。もはや秋の雰囲気で涼しい。

1週間以上アパートを開けるときは、いつもだいたい郵便を止めておくのだが、今回は友達が郵便受けをマメに見てくれるというので、その言葉に甘えた。2ヶ月で大きなゴミ袋一杯分の手紙類+専門誌がたまっていた。袋の大きさといい、ずっしり感といい、サンタクロースでもちょっと二の足を踏む(?)くらいだ。

その中には折り込み広告も入っているのだが、重要な手紙が広告の中に紛れていることがよくあるので、一応全部に目を通さないといけない。急ぐもの、急がぬもの、ジャンクの3つに分けて山を作り、少しずつ山を小さくしている。

帰国前に出していた、バックグラウンドチェック(犯罪歴、児童虐待歴などのスクリーニング)の証明書が無事届いていてほっとした。


2013年7月12日金曜日

暑さの忘れ方

猛暑が続いている。四国の夏は暑いと分かっちゃいたが、毎日毎日毎日暑いと休憩したくなるねぇ。

しかも、とまとまんと私の住むアパートにはエアコンがない。いまどき少数派だとおもう。幸いなことに扇風機は1台あるので、それをあっちの部屋へ、こっちの部屋へ、と移動させながら使っている。扇風機さえあれば、大丈夫。

さて、
5月にピッツバーグの図書館でのスペイン語教室に久しぶりに行ったとき、参加者の一人からCoffee Break Spanish という無料の Podcast のことを教えてもらった。今でも本当に感謝している。この暑い夏も旅行中を除き平日はだいたい毎日聞き続けることができ、今日で Lesson 57 まで来た。なおこのシリーズはLesson 80 まである。

不規則動詞の過去形の活用とかを暗記していると、一瞬暑さを忘れられるというオマケもある。

しかし、次の職場のことを考えると、スペイン語より中国語のニーズのほうがありそう。

2013年7月11日木曜日

選挙に投票できない

参議院選挙の期日前投票が始まっている。投票用紙が  とまとまん には送られて来たが、自分には来なかった。選挙人名簿に登録されてから3ヶ月たたないと選挙の投票はできないのだそうだ。転入届を出してから3ヶ月に満たない私は今回の選挙に参加できない。残念。

海外でも在外選挙制度を利用すれば国政選挙には参加できるが、その場合もやはり手続きに時間がかかる。申請自体は海外に移ってすぐにでもできるが、在外選挙人名簿に登録されるためには、3ヶ月以上継続して同じ領事管轄区域に住んでいることを在外公館が確認する必要があるので、ここでも3ヶ月ルールにぶち当たってしまう。

法律とはいえ、残念である。

2013年7月10日水曜日

とまとまん の名言 その1


〜とまとまん の本日の名言〜

「しんどい」と「楽しい」は紙一重である。

解説:
とまとまん曰く、「人生これまでを振り返ってみると、すごくしんどい場面のことが楽しく思い出されたり、一見楽しい内容のようでも実際のところはなかなかしんどかったりすることが多い。しんどいと感じるときは、自分の気の持ち方を工夫して、楽しいと感じる方向に持って行くべし。」

2013年7月9日火曜日

大学3年生へのメッセージ

先日、母校の3年生向けに話をさせてもらう機会がありました。

3年生である学生たちがこれから進路を考える上でのきっかけとなるような内容を、と先生からリクエスト頂いていたので、今までやってきた仕事の内容に加え、どうして留学しようと思ったのかとか、実際留学する前や留学中はどうだったのかとか、今回の転職から学んだこととか、そういう泥臭いプロセスの話もしました。

振り返ってみると、大学時代とくらべ、内容こそ多少違えども、今もまたこれからの進路についていろいろ迷い、悩み、模索中の私です。その辺りもオープンに話しました。

教室が階段状の広い作りだったので、前に一人ポツリと立つと、雰囲気に圧倒されました。

学生たちがとても静かで質問も少なかった(と感じた)ので、質問しづらい雰囲気を作ってしまっていたかなーと反省しました。しかし後ほど先生に伺ったところでは「いつも手を挙げて質問することなんてほとんどない子達でしたので、多くの質問があり、私自身驚きました。」とのことだったので、ほっとしました。

2013年7月8日月曜日

子宮頸がん予防ワクチン推奨を中止することの是非

テレビや新聞でご存知の人も多いと思うが、厚生労働省は先月14日、子宮頸がん予防ワクチン(ガーダシルとサーバリックス)の接種の推奨を差し控える、でも接種の中止はしないと発表した。これに関して雑感を少し書きたい。

今回推奨中止のきっかけとなった重篤な疼痛が、本当にワクチン接種による者なのかという点がとても気になる。因果関係があったとして、日本人になにか特有の素地があるのか?(同様の問題が他国で起きたとは聞いていないし、また推奨中止をした国も日本だけとのこと。)

と書くと、重篤な副作用を受けている人のことを何も考えていないように思われてしまうかもしれないがそうではない。健康な人が受けるワクチンで重篤な副作用が起きたら、不幸なことこの上ない。

厚生労働省の医薬品・医療機器等安全性情報 No. 302 (2013年5月発行)には3人の症例の概要が書かれている。
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_anzen/file/PMDSI301.pdf#page=28

心配なのは、今回のワクチン推奨中止が、将来において今の風疹のような社会的大問題になるんではないかということ。まれな副作用を恐れるがあまりワクチンを受けない人が増えることで、本来なら救えていたはずのたくさんの命が救えなくなってしまうのではないかということである。

とにかく自然がいちばん、薬もワクチンも一切使わないのがが一番安全と考える人もいるかもしれないが、「利用しないことによるリスク」というのも忘れずに考えないといけないと思うのだ。

これで思い出すのは、昔ある妊娠中の患者さんに薬を飲むことの必要性を説明したときのこと。妊婦さんは、ともすると「薬=危険、よくない」と考えて、一切の薬を飲まなくなってしまうことがある。たしかに、奇形を招く可能性のある薬などもあるので、それらは避けなければならないが、甲状腺の薬、高血圧の薬など、飲まないことで妊婦さん本人ばかりか赤ちゃんまでが大きな危険にさらされてしまうことも少なくない。お腹の赤ちゃんのことを思って「薬を飲むことのリスク」を恐れるがあまり、「飲まないことによるリスク」がすっぽぬけてしまっては危険だ。飲むことと飲まないことのリスクを整理して、「赤ちゃん思いのあなただからこそ、この薬を飲むことは大事なんですよ」ーというメッセージを伝えるのは結構難しかった。

厚生労働省のウェブサイトに、この件に関する一般向けのチラシがある。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/pdf/leaflet_h25_6_01.pdf
これをみると、患者さん側にワクチンを受けるか受けないかの判断を丸投げしてしまっている印象を受ける。冷たい印象もなくもない。

今後でてくるであろうさらなる調査結果に注目していきたいが、現時点としては次に挙げる資料が参考になると思う。
日本産婦人科医会の資料 http://www.jaog.or.jp/news/img/cancer_20130624.pdf
子宮頸がん制圧を目指す専門家会議 の資料 http://www.cczeropro.jp/assets/files/20130620ad.pdf

こちらはWHO声明の日本語訳版含め、最新情報がタイムリーに載っていて非常に参考になる。http://www.cczeropro.jp

2013年7月7日日曜日

西日本ひとり旅

しばらくぶりです。
一人旅を一週間、その後一旦四国にちょっといて、その後とまとまんとの二人旅をしていました。

どちらの旅も1冊の本が書けそうなくらい内容の濃い旅でした。

一人旅は、主に友人に会うための旅でした。時間とお金に限りがあり、今回は西日本にしぼりました。それでも再会したい人が多すぎて、声をかけすぎると無理な計画になって自分の首を絞めてしまうし、かといって声をかけないのも悔しいし、(かつ後で、どうして言ってくれんかった!と言われるだろうし)非常にむずかしい。基本的に1日1件とし、鹿児島をスタートにして北上しました。

念願の研究職についてたくさんの困難を抱えながらもキラキラと頑張っている友達、
赤ちゃんをとっても丁寧に育てている友達、
町の保健師として、また趣味の世界にも、ご両親との同居にも見事なバランスをとって活躍をしている友達、
NP同士として数年来メル友でありながら、今回ついに初めて会えた友達、
ピッツバーグで私がたびたびお世話になっていた友達、
大学時代の集中英語講座の先生、
ーーーこういった方々皆さんに元気をもらって帰ってきました。

親戚ももっと回りたかったけれど、今回は1件だけ。病気から回復した叔母が、いろいろ話をしてくれたのですが、その中で何度も「これもえーわー、って思ったの」と言っていたのが印象に残っています。その心境に至るにはきっと大変だったに違いないのだけど、そのような結論に持っていったところに強さを感じます。

とまとまんに頼まれていたとおり、各地のお菓子を少しずつ買っていったので、最終日にはずっしりと重たいバックパックになりました。各地のお菓子を喜んでくれたので、運んだかいがあったというものです。

2013年6月21日金曜日

梅雨時に元気をくれるもの

四国に帰って2週間半ずっと暑い日が続いた後、ここ3日は梅雨らしい雨ばかりの毎日。こういうときに元気をくれるのは、ポジティブなイメージ。

1. 先週末とまとまんの実家の畑で干涸びそうだった安納芋が元気になっている姿をイメージ。

2. 栗林公園のクチナシの香りをイメージ。あの香りは本当に幸せになる。

3. 去年出場したハーフマラソンと、今年のフルマラソンのときのイメージ。写真を玄関に飾っている。充実感を思い出すといいみたい。

2013年6月20日木曜日

ビワざんまい

先週末はとまとまんの実家に行き、両親の歓待を受けた。

畑ではビワが豊作だった。あまりにおいしくて、普通の人が一生涯に食べる量を超えるような量をバクバクと食べてしまった。自分の両親にも一箱送った。

ハウスはちょうどひまわりの収穫時期だった。とまとまんと私は茎の下の方についている葉っぱを取り除くのを少しだけ手伝った。等級や長さごとに束ねる作業などは、わたしでは全く戦力にならない。

帰りには、キャベツ、玉ねぎ、きゅうり、お米、びわ、甘夏、お赤飯、卵、おもち、メロン(これは実家の母が茨城から送ったうちの1個)をお土産に頂いた。とまとまんのお母さんは、農家の仕事をしながら、合間にてきぱきと洗濯や料理もやってのけてしまう。さらには釣って来た魚のさばき方の指導を甥っ子(母の孫)たちにしていたな。

2013年6月19日水曜日

夢の仕事へ

ダン・ミラー(Dan Miller) というおっちゃんの書いた、48 Days to the Work You Love という本がある。これを友達に勧められたのは2月くらいだったと思う。早速地元の図書館で予約して借りてみたが、当時仕事から帰ってくると目はもうショボショボだったので、何日たてども本は開けなかった。

そんな私に友達が「彼のポッドキャスト(オンラインでダウンロードして聞く)もいいよ、タダだよ。」というので、聞くだけやったら、と聞いてみたのがたぶん3月くらいの話。
48 Days Podcast
これがよかった。ラジオのDJみたいな感じで ダンさんがしゃべる。話は仕事・就活・起業に関する読者からのさまざまな質問に、ダンさんが応えるかたちで進む。実在の、いろんな仕事のさまざまな状況にいる人たちの悩み・夢、またそれに対するダンさんの歯に衣着せぬ助言がおもしろい。

本のタイトルにちなんで、1回分はだいたい48分。(それが毎週1話アップロードされる。)家でちょっと準備体操して、走って(または階段昇り降りして)帰ってくるころにちょうど終わる。

なんせ運動しながら聞くので、聞いているような聞いていないような、かなりいいかげんな「ながら聞き」。それで別の日に聞き直したりするんだが、自分にとって特に意味のあるところは意外にもと一発目から頭に入っていて不思議。

ポッドキャスト がすっかり気に入った私は、先の本のオーディオ版を買った。(オーディオ版は残念ながら地元の図書館になかったのよ。)オーディオ版は紙の本と内容は一緒で、ダンさん自らが音読している。しばらくのあいだ、階段昇りのよきお友達となった。

自分の働き方、生き方に悩んでいる人、迷っている人にとっても参考になると思う。ポッドキャストは今も聞いている。ダンさんのメッセージは、いま仕事と仕事の谷間でお休み中の自分にも活力を吹き込んでくれている。
Find Your Calling

2013年6月17日月曜日

膣萎縮に対する薬の価格

閉経に伴う膣・外陰部の萎縮症状の一つである性交痛を適応とする薬、Osphena について以前紹介した。
http://koimokko.blogspot.jp/2013/04/blog-post_16.html

今月号のPrescriber's Letterというニューズレター(オンラインもある)によると、Osphenaひと月分の の卸売価格の平均は160ドルだそうだ。ちなみに Vagifem (膣に直接投与するタイプのエストロゲン)のほうは75 ドルとのこと。保険のあるなしや保険の種類・内容によって薬の自己負担額はピンキリであるのがアメリカの現状なので、卸売り価格はあくまで参考までに。

更年期以降、エストロゲンという女性ホルモンの減少によって、膣・外陰部の皮膚はだんだん薄く、弱く、以前にも増してデリケートになる。次のウェブサイト(英語)では、薬以外の工夫、生活習慣についても一般の人向けに分かりやすく書いているのでおすすめだ。
http://www.mayoclinic.com/health/vaginal-atrophy/DS00770

膣の保湿剤(moistulizer)は膣の潤滑剤(lubricant)より長時間効果が続くというように違いが説明されている。そもそも目的が保湿剤の方が普段のうるおいのため、潤滑剤の方はおもにセックスを楽にするためにできているのだから、当然と言えば当然だ。

一つ書き加えるとしたら、保湿剤のほうがさらりとしていて、潤滑剤のように「固まった糊」のようになりにくい点。それと、オリーブオイルや Crisco (アメリカで一般的なショートニング)はセックス時の潤滑剤としては不適かもしれないが、保湿剤としてはかなり有効かつ安価である。市販の保湿剤には値段的に二の足を踏んでしまう患者さんにも受けがよいということも書いておく。

ところで、Osphena はの適応は「閉経に伴う膣・外陰部の萎縮症状の一つである性交痛」となっているが「乾燥・不快感」ではダメだったのかな、と個人的には思う。なんだかね、セックスにポイントを絞ったのが女性に対するプレッシャーのように思えたりするのだ。


2013年6月14日金曜日

新しい子宮内避妊具Skyla を7分半で理解する

次のビデオは、今年1月に認可された新しい子宮内避妊具 Skyla について7分半で分かりやすく説明している。
http://www.arhp.org/CM_IUD/

CME Activity と書かれている黄土色のバーをクリックすると、画面が出てくる。


私はこのビデオが診察の流れにそって作られていることに関心した。ビデオは、こう始まる。
「とある月曜日、あなたの朝一番の患者さんは28歳のジェシカさんです。ジェシカさんは大学院生。今月何回かピルを飲み忘れたため、ひょっとして妊娠していたらどうしよう?という心配で来院されました。彼女の最終月経は12日前。一番最近の成功は6日前でした。」

続いて尿を使った妊娠反応検査をしたところ、陰性。などとつづく。

そしてやがてジェシカさんに説明・カウンセリングしていくなかで、子宮内避妊具(IUD または IUC という)や皮下埋め込み型避妊具(商品名は Implanon  または Nexplanon )の特徴・違いについて述べている。

アメリカでは現在子宮内避妊具は3種類ある。Skyla と Mirena (日本でもミレーナとして売られている)が レボノルゲストレルというホルモンを付加したタイプで、銅を付加しているのがParaGard。それらの違いも大変すっきりと分かりやすく説明している。結果としてジェシカさんはSkyla を選ぶ。

患者さんからよくある質問、副作用・合併症なども含め、患者さんとの話の中で抑えておくべきポイントがコンパクトにまとまっている。

このビデオは、従来の子宮避妊具と比較してSkylaは何が違うのかということを学ぶ上で役立つことはもちろん、避妊カウンセリングに興味を持つ人にとっても格好の教材になると思った。

2013年6月13日木曜日

記事の訂正

4月7日の日記「緊急避妊薬の年齢制限を排除せよという連邦裁判所の指示」でタイトルおよび本文中連邦裁判所」と記載していたのは、「地方裁判所」の誤りでした。英語ではDistrict Court です。訂正しました。恥ずかし。

2013年6月12日水曜日

ついにコルポスコピーの認定試験に合格

コルポスコピーの認定試験に二度目の挑戦で合格できたことが今日分かった。

コルポスコピーとは、子宮頚がん検診(パップスメア)で異常が見つかった場合などに行う精密検査の一つである。コルポスコープというのは子宮頚部を詳細に観察するための顕微鏡で、それを使って子宮頚部や膣部を観察しながら、適宜バイオプシーを行う。

コルポスコピーの実施にあたっては、米国内では国家資格はなく、今回私が受けたのは学会が行っている養成プログラムによる認定である。

養成プログラムは、第一段階として4日間の講義(2年前の4月に受講した)、第二段階として指導者のもとで30例以上のコルポスコピーの実践(うち最低5例はバイオプシー上で高度異型性であること。)、第三段階としてオンラインで受ける試験。

試験では
  • 知識を問う単純な4択の問題
  • 子宮頚部の写真を見て、正常か異常かを判断する問題
  • 子宮頚部の写真を見て、特徴的な所見を見抜いてこたえる問題
などがあった。一番難しかったのは、
1)写真を見てバイオプシーする必要があるかを判断し、
2)するならどこをバイオプシーしたいかを画面上で選び、
3)そのバイオプシーの結果「組織学的には○○であった。」がこれに対し治療が必要か、必要ならどんな治療か、経過観察ならどの間隔で何をするか
などを答える複合的な問題。

試験は最高3回まで受けられるのだが、もう2回目でこりごりだったので、今回合格できて本当にうれしい。

この養成プログラムについて興味がある方は、こちら

2013年6月11日火曜日

決着したようでまだ終わっていない緊急避妊薬のバトル

11日、オバマ政権は緊急避妊薬 に関する裁判所からの命令に対し、控訴をしない決定をしたと発表したそうだ。裁判所はPlan B One-Step (レボノルゲストレス1.5mg 1錠)の店頭販売における年齢制限をなくすように命令していた。

これにより、Plan B One-Step は年齢を問わず、処方箋も身分証明書もなしでお店(薬局や薬局部門のあるスーパーマーケット)で購入できることになりそうだ。

このニュースについて拍手喝采というかんじで手放しに報道しているメディアもあったが、ちょっと突っ込んで記事を読んでいるうちに、落とし穴に気づいた!

今回の決定は「Plan B One-Step」というブランド薬一種(だいたい50ドルくらい)に関してのもので、従来からある 「Plan B 」やそのジェネリック薬「Next Choice」、すなわち レボノルゲストレル 0.75mg 2錠は対象外なのだ。Next Choice はブランド薬 Plan B One-Step と比べて10ドルくらい安いというメリットもあるのだが、17歳未満の人は引き続き処方箋が必要だし、17歳以上の人も身分証明書で年齢を照明しなければならない。あらあら。

「Plan B」や「Next Choice」を添付文書の通りに飲むなら、まず0.75mg 1錠を飲み、その12時間後にもう1錠飲むことになる。しかし、off-label の使用方法として、0.75mg 2錠をまとめて1回で飲むという方法がある。その方が2錠目を飲み忘れることもないし、実質的に1.5mg  1錠を飲むのと同じである。

Plan B One-Step の年齢制限を廃止する決定を一つのステップとして歓迎するが、早期に レボノルゲストレル 0.75mg 2錠に関しても一律に同様の方針を採用してほしいと思う。

次の記事がこのあたりのバトルについて分かりやすく説明している。
http://www.npr.org/blogs/health/2013/06/11/190742896/administrations-plan-for-morning-after-pill-pleases-no-one

2013年6月10日月曜日

new comer の日々


ひさびさの日本では、電車を乗り間違えたり、いろいろヘマをしている。帰って来たというよりは、自分がnew comer のような心境。毎度そんなふうに思う。

家の中も台所や押し入れの使い方がとまとまん好みにいろいろ変わっていたので、物のありかが分からなかったり。(涙。)とまとまんと私とでは、掃除のポイントがちょっと違う。自分好みに掃除すると、いつも心が落ち着く。これはまぁ、儀式のようなものだ。

スーパーでパイナップルを買ったら、「葉を切り落としておきましょうか?」とレジの店員さんに聞かれた。このサービスにはびっくり。さすが日本。

2013年6月9日日曜日

卒業後の1週間半

前職から卒業後、日本に帰国するまでの1週間半、むちゃくちゃ忙しく過ごした。

まずは、次の仕事のため児童虐待歴クリアランス、犯罪歴クリアランスなどの書類づくり、指紋取りなど。日本ではここまでせんわね。

次に、在職中お世話になった人々と、就職活動の際にお世話になった人々へのお礼状書き。

それから、会いたいと思えながらなかなか会えなかった友達、帰国間近な友達などに会った。予定が会わなくて、今回は断念したケースも。

時間ができたら thrift store (日本でいうところのリサイクルショップ)に行こうと思っていたのに行けずじまい。これもしばらくお預け。

2013年6月8日土曜日

職場卒業

最後の最後まで目一杯働いた。仕事って連続しているものなので、これでおしまい、というということがない。居残れば居残るだけまた新たに検査結果が返って来たりするのがオチ。それでも精一杯やれるだけのことはした。自己満足であるが、最後まで手が抜けないのが、いかにも自分らしい。

(先月のことを、さかのぼって書いています。)

2013年6月7日金曜日

好きなことと嫌いなことリスト

就職活動のあいだに、professional personal な好きなこと嫌いなことリストを作り、随時更新していった。これは意外と楽しい作業で、かつ面接の際に役立ったように思う。

2013年6月6日木曜日

電話面接とライブ面接

今回の就職活動中、応募先が市内でも、西海岸の果てであっても、実際に顔を合わせての面接の前に電話による面接でスクリーニングされた。電話面接というのは、顔が見えないので、とても苦手。

採用担当者によって、いろいろとスタイルがあった。ある担当者は、ほとんどの時間をひたすら自分たちの特徴について話すことに費やしていた。こういうスタイルだと、聞いている時間の方が長いわけだから私は楽。

一方で、7人からなる採用委員会のメンバー全員との電話面接というのもあった。こちらはひとり、相手は7人である。事前にホームページで面接にでてきそうなメンバーの名前と顔を予習してはいたが、電話上で立て続けに自己紹介されると、とても圧倒されてしまった。そして、この7人が次から次へと質問を投げかけて来て、それにひたすら答えていくというスタイルは辛かった。案の定、その先には進めなかった。

でもこの経験のお陰で、別のところで顔を合わせて面接した際は、とてもリラックスして臨めた。うわーっ、顔が見られるって楽勝だ! と勝手に思った次第。

2013年6月5日水曜日

選択肢のスプレッドシート

転職活動の最中に、友達兼メンターでもあるBさんに勧められて、身の振り方におけるありったけの選択肢をエクセルを使って表にした。そしてそれら選択肢一つ一つについて、考えつくかぎりのメリットとデメリットを書いていった。書き出すと、また新たなアイディアが浮かんだり、絶対に嫌だと始めは思っていた選択肢がそう悪くもないかも、と思えたりした。この作業にはかなりの労力を使ったが、やってよかったと思う。

選択肢には、「現職を続ける」というのも入れた。 絶対にありえん!と思いつつも、これもあえてリストに入れたお陰で、この職のよいところを再認識できた。

2013年6月4日火曜日

就職活動のお作法

就職活動にあたっては、たくさん書く作業が要った。最初、履歴書とカバーレターは最初アメリカ両親(交換留学生時代に1年預かってくれた)に見てもらった。

その後さらに友人A さんと、友達でありメンターであるBさんにも添削してもらった。ちなみにAさんは日本語も分かる人で、英語の間違いもなぜ私がそのように間違うのかの背景が分かってしまう人である。

履歴書とカバーレターのひな形ができたら、あとは狙い所に合わせて応募するわけだが、幸運にも先方から反応があった場合、フォローアップのE-mail(お礼状、問い合わせなど)さらに書くことが増える。このたびにAさんとBさんに適宜相談した。添削なしで自信ありのときはそのまま自己流のままで送ったが、やはり大事な場面では見てもらってよかった!という場面が多々あった。

何か先方に問い合わせるときも、内容によって、電話にすべきだとか、いやメールにすべきだとか、お礼状でも面接の直後のお礼状は手書きで面接官全員に送った方がいい、とかそういうことも教えてもらった。知らなければ知らないで怖いものしらずだが、助言をもらえたのはとても心強かった。大事な電話の前には、練習台になってもらった。

なんと恵まれた就職活動だったことか。

2013年6月3日月曜日

泥沼のなかで思ったこと

心身燃え尽きがちの毎日のなかで就職活動を進めるのは、とても効率が悪かった。

なんせクタクタ&目はショボショボになって帰ってくるので、なかなか就職活動に時間を割けなかった。休日は休日で気力体力の回復にかなりの時間がかかってしまうというジレンマ。

まさに、「泥沼にはまって、もがけども、もがけども、這い上がれない」という感じ。

そんななかで思ったことをいくつか。
  •      NPO 組織の危険な側面(健全な NPOも多々あるでしょうが。)
  •  自分のこれまでのコーピングは「がんばる、それでも足りなければもっと頑張る、ひたすら頑張る」傾向があった。今回は伸びきったゴムのようにもうすでに頑張りすぎていたところにも問題があったので、休むこととか、未解決の問題を抱えながらそのままとりあえず1日1日過ごす、などといった方法を学ぶこととなった。カウンセラー、ヨガ、メンター、友達、NPメーリングリスト、マラソン etc 多方面からのサポートに励まされた。
  •  どこの馬の骨かもわからん私のjob application をみて、他州のポジションからも反応があったのは嬉しい驚きだった。

2013年6月2日日曜日

なぜ転職か

なぜ私は転職を考えたのか。やはり組織からの要求と、自分の信じるケアがマッチしないことによる葛藤が、最も大きな要因だったと思う。

キャンセル率に基づいた意図的なダブルブッキング。非常に使い勝手の悪い電子カルテ。3カ所の診療所をぐるぐる行ったりきたり。

極めつけは、患者さんが着替えているのもお構いなしに診察室内にてノート型パソコン上でカルテの記録を終わらせろという注文。(1日試して、以後無視した。)患者さんのプライバシーに対する配慮にかけるばかりか、患者さんとの話は長引くは、 カルテは書けないはーー。退室して自分一人の空間で、デスクトップパソコンでタイプするほうが、ずっと早くタイプできた。

系列オフィスで働く別のNPは、電子カルテ導入後、「私は本当に意地悪なNPになっちゃったのよ。」と言った。それは彼女が生き延びるために出した一つの答えだったと思う。求められている「量」、すなわち患者数をこなすためには、極端な話、患者さんにたいした質問もせず、なるべく患者さんの話をさえぎり、本当に最低限のこと(どんなこと?)だけして流すようなスピードと診察内容(無いよう)になる。

でもそれを自分はどうしてもしたくなかったし、むしろできなかったので、厳しい環境のなかで頑固にも自分のやり方を模索しつづけることに。

たまに患者さんのドタキャンが続いてスケジュールに余裕が出た日には、仕事をとても楽しんでいる自分を発見。やっぱりこの仕事が好きだと思った。

経済的・社会的に複雑な環境のなかで生きている患者さんの診察は時間がかかる。自分の症状をうまく話せなかったり、とにかくすぐかっとなったりする患者さんも少なくない。1人の患者さんを診るのでも、まるで2-3人診るのと同じくらい労力を使う(ここが私の腕の見せ所!!)こともある。

診療する者と組織側は、相思相愛になれなくても当然といえば当然。でももっとrespect があったら、もっと違ったのではないかなぁ。

とても愚痴っぽくなってしまったが、これでも実のところは職場、また仕事を通して経験できた様々の事柄に感謝している。私のある友人は、「小芋はこの仕事からoutgrow したんだよ。」と言った。背が伸びてズボンやシャツが短くなるのと同じように、与えられた仕事より自分の方が大きくなった?! 成長できていたのならうれしいな。