2012年2月29日水曜日

バスカットの問題

ピッツバーグの公共バスは、大赤字のため現在のバス走行の35%におよぶ大幅カットの危機に立っている。乗る人が少なくて赤字、というよりは、たぶん経営のまずさ・失敗から招いた大赤字ではないかと思うのだが詳しい背景はちゃんと勉強してない。

運賃値上げ(2ドル25セントから2ドル50セントへ。つい去年25セントの値上げがあったばかりだが。)もいわれているが、完全削除になる路線や便数の大幅削減の問題と比べるとたいした問題ではない。

もしこのまま路線カット・便数減少が強行されると、一番困るのは自家用車という手段のないバス頼みの人たちである。通勤や通院の手段を失ってしまう人も少なくないだろう。そして、自家用車という手段がある人がバスからみんな自家用車に乗り換えると、朝夕のラッシュはさらに悪化すること間違いなし。

障害者や高齢者の人たちが使っているACCESSというマイクロバスを使った送迎システムも今回バスと同様の危機にたっている。このシステムは予約制の乗り合いタクシーみたいな感じで、たしか前日までに予約をしておくと、通院や買い物などの送迎をしてくれるのだ。

私の勤めるオフィスはダウンタウンにあるため、患者さんは自家用車がなくても、バスを使うことでかなり遠くからでも受診が可能だった。今後は バスカット → 受診できない → 診断や治療の遅れ  という状況が怖い。

今日はバスカットに関する公聴会がかなり大規模に開かれた模様。私ができるのはとりあえず署名活動を探すことか。

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