2010年5月24日月曜日

メディカルアシスタントの評価

オフィスマネジャーから、メディカルアシスタントの評価表を書くように言われた。メディカルアシスタントの評価をするのはオフィスマネジャーの役割だが、NPが書く評価表が添付資料のひとつになるのだという。去年は一緒に働いていたもう1人のNPがこういうのを全部担当していたので私はかかわらなくてよかったのだが、今年はNPもメディカルアシスタントも1人ずつのオフィスにいるので、逃れられず。

優れた点を強調して書き、さらなる改善の余地がありそうな点に関しても具体的な提案を添えて書いてみた。

メディカルアシスタント歴20年以上のベテランスタッフということもあり、書き出すまでは気が重かったが、やり始めたら意外と難なく書けたのでほっとした。

どうせなら、オフィスマネジャーの評価表をNPとメディカルアシスタントそれぞれの立場からも書いたらいいんでないかと思った。(ちなみにオフィスマネジャーの評価はそのうえのボスがすることになっている。)

電話も手紙も大事

異常検査結果を患者さんに伝えるにあたって、電話と手紙とを両方駆使することが大切だと最近切に感じている。どっちかだけではダメ。(もちろん電話一本で患者さんにすぐつながったときはそれでよし。)

電話は携帯をなくして番号が変わっているかもしれないし、料金の支払いが滞っているのか回線が一時停止になっている場合もしばしば。患者さんが自分のの電話番号ではなく、姉妹やボーイフレンドの番号を自分の電話番号として申告していることもある。「折り返しお電話下さい。」とメッセージを残しても、本人の耳にそれが届くとは限らない。

一方の手紙も、出せども出せども患者さんからの反応がない場合は
1.手紙が届いていない(引越はもちろん、住所が合ってても届かないことがままある。)
2.手紙は届いているが、本人がそこにいない(親と仲が悪かったり、短期留学中だったりして)
3. 本人の手元に手紙自体は届いたが、無視された(請求書と思われて開封されずに放っておかれることもあるかも。)

などいろいろな場合がある。

手間がかかっても、電話と手紙を交互にしてアプローチするべし、と自分に言い聞かせている次第。こういう作業って、一日平均や月平均の「患者数」のような目に見やすい指標に現れないからNPの productivity (生産性)の評価になかなかつながらないけど、ぜったいに手の抜けない仕事。

2010年5月20日木曜日

煩雑な paper work

今日は3月から月2回ほどのペースで行っている某地区での診察の日であった。メディカルアシスタントもオフィスマネジャーもそれぞれどうしても行かねばならぬ会議があったため、私ひとりで行った。午前中の予約患者さんが3人なのでなんとかなるかと。

しかーし、paper work (書類事務)の煩雑なこと!!! 普段の診察で使っているカルテの書式以外に、そこの場所で行うがために新たな紙があり、また州のファンドを受けている事業に関してもまた紙があり、とにかく紙ばっかり。いつもはメディカルアシスタントがその辺をサササッと整理してくれるので自分は診察に集中できるが、今日のような日は記入漏れがないかをみるだけでも大変。

州のプログラムの書式は州が指定したものなので、悲しいかな、われわれ末端の者はそれに従うのみ。だけど何度も何度も同じ情報を別の紙の違う箇所に書かないといけないようになっているのはとても腹が立つ。たとえば血圧の測定値(2分以上間隔をあけて2回測る)を書く欄などは4か所(全部違うページ)に散らばっている。患者さんが記入する欄も、同じことを違うページでまた尋ねたりしている。せめて「本」のように閉じてあればまだ扱いやすいが、ばらばらの紙なので、余計にたちが悪い。なんでこんな面倒くさい形式に作ったの!!!

州は健康教育に関して熱心に電話カンファレンスの機会など作ってくれているが、それと同じかそれ以上のエネルギーを書類の改善に使って、と今度提案してみたい。けっこう本気でそう思っている。

2010年5月18日火曜日

ナイトガードに穴

歯ぎしり対策のナイトガード、1月に新しいものに作り変えたにもかかわらず、早くも一部に穴が開きそうになった。「これはいかん、700ドルがパーになってしまう」、と思い先週歯科医に相談。修理を試みてもらうことになった。1年間保証がついているので、もし修理ができなかったらもう一回最初から作り換えることになるらしい。

修理に出している間、去年作った古いほうのナイトガードを久々に使っている。ないよりはましかと。普通の歯科医で作ってもらったこちらのナイトガードも200ドルかかっていたが、あっという間に傷んだ。やはり歯周病治療専門医のところで作ったものに比べると、造りがおおざっぱな感じ。

歯肉移植手術x2 の経過はまずまずと思われる。今日は定期検査&クリーニングを受けたが、虫歯は全くない、ということでよかった。

歯と歯茎の健康にあまり運のない自分だが、100まで生きる気力はまんまんなので、メンテナンスに励みたい。読者のみなさんも歯医者通いをお忘れなく!

2010年5月17日月曜日

メンタルヘルスのホットライン

先日のこと、自殺企図のある患者さんに出会った。地元のホットラインに電話したところすぐに人が応答してくれて(ここ大きなポイント)、2人組の派遣チームを今すぐ送ることもできるし、あるいは患者さんの家に送ることもできるし、あるいはまた患者さん自身に直接オフィスに来てもらう方法もある、と対応を提案してくれた。非常にスムーズな応対で、とても助かった。ちなみにこのホットラインは医療関係者のみならず、地域住民なら誰でも利用できる。

前いたオフィスと今いるオフィスは 1時間以上も離れているし、そもそも county が違うので、以前よく利用していた電話番号はこちらでは役に立たないことが多い。(County というのは州の下位の行政区で、いくつかの市町村を束ねた郡。)
1月に転勤してきたとき、前任のNPに役立つ電話番号のリストが欲しいと頼んだが、ざんねんながら彼女から渡されたリストに載っていた情報はとてもすくなかった。

それで、その後役所に直接行ってみたり、オンラインで少しずつ情報を集めたりして、「いざ」というときに頼れる電話番号を少しずつ増やしてきた。そんな矢先に今回の件があった。情報を貯めておいてよかった、と思った。また、実際利用してみないとなかなかその使用感はわからないものだ、とも思った。

Allegheny County に住んでいる方に役立つページ
County Human Services 発行の資料http://www.alleghenycounty.us/dhs/brochures.aspx
County Health Department のサイトhttp://www.achd.net/

2010年5月15日土曜日

レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー& Questioning

Lesbian, gay, bisexual, transgender 加えて性についてquestioning している人へのケアについて学ぶ会に参加した。

今回学んだ一番大きなことは、LGBTQと一口でいってもこれはあくまで人のひとつの側面に過ぎず、人種・政治的立場・宗教・家族との関係・経済力など他のいろんな側面があるのだということ。あたりまえやん、と言われればそれまでだが。

性的志向がなんであれ、生涯をつうじて性の健康を維持できるように、「来やすい」「相談しやすい」環境づくりを診察室内外でやっていかないと。

2010年5月11日火曜日

年度末の evaluation

オフィスの会計年度は7月始まりだ。で、過去1年間の自己評価レポートを提出しないといけない。何だか去年より早く指示が来た。今週前半に出すように言われていたんだが、去年の評価レポートを読み直すことすら気が重くて後回しにしてきてしまった。というのも、前のオフィスでの嫌な思い出が頭にのぼってきてしまうのだ。。。

本格的に書きはじめたのは日曜日。今晩はもうちょっとがんばって、明日の朝提出するつもり。

2010年5月9日日曜日

Race for the Cure-- 5kmレース終わる

乳がんサポートのためのレース、Race for the Cure に本日参加してきました。とっても冷え込みのきつい朝となりましたが、会場のShenley Park は熱気でいっぱいでした。

"Don't run from fear. Run toward hope! " という挨拶あり、Survivers (乳がん経験者)のパレードあり、また "In memory of Mom" とか "In celebration of my sister" などと書いた紙や写真を背中に貼り付けて走っている人を多く目にして、このレースに込められたたくさんの人の思いを感じました。

タイムのほうは靴にくくりつけたチップで計ってくれているので、正確な値については後日連絡があると思います。

このレースに寄付をしてくださった皆様、ありがとうございました。おかげさまで、140ドルを集めることが出来ました。お金はKomen 財団を通して、乳がん検診の推進や治療の研究のために用いられます。

もしかすると「小芋が本当に完走したら寄付してやってもいい。」とお考えだった方があるかもわかりませんので、念のためこちらに donation のリンクを貼り付けます。 追加の寄付も歓迎いたします。

小芋のフルネームをご存知の方はこちらから
http://race.pittsburghraceforthecure.org/site/TR/Race/General?pg=pfind&fr_id=1100

小芋の本名をご存じない or 忘れちゃった方はこちらから
https://secure2.convio.net/rfcptt/site/Donation2?1366.donation=form1&df_id=1366

2010年5月6日木曜日

Above and Beyond

私の勤めている組織の全体会議があった。ふだん各部門・各地域に分かれて働いている数百人の職員が一同に会するのは、春と秋の年2回。

内容は、これからの方向性、新しく知っておくべきことの確認、5・10・15・20・25・30年連続勤務者の表彰などなど。

特に努力したり工夫したり、際立った業績をあげた人・チームには "Above and Beyond Awards" という賞があり、わがオフィスもある部門で選ばれた。オフィスマネジャー、メディカルアシスタント、そしてこの私の3人組ーーーひとりひとりに賞状が渡された。

普段組織の末端で働いていると、とかく数・数・数のプレッシャーばかりが組織のトップから降ってくるような気分になる。今回の Above and Beyond Awards に誰がどのようにノミネートしてくれたのかは分からないが、このような形でわれら3人組の存在を認めてもらえたのは嬉しかった。

2010年5月5日水曜日

シンポジウムのおしらせ

おすすめシンポジウムのお知らせです。チラシよりコピー&ペーストします。

「少子化を女性の性と健康と権利から考える                 
      ~仕事も出産もあなたらしく~ 」


日時:2010年5月15日(土)13時30分~16時30分《13時受付開始》
場所:四谷ルークホール (〒160-8515 新宿区四谷1-7 持田製薬本社2F)
参加費:会員 1,000円/一般 2,000円/学生 500円

13:40-14:10 「さまざまな働きかた、女性の権利」
           渥美雅子(女性と仕事の未来館 館長・弁護士)
14:10ー14:40  「最近の母子保健施策の変遷について」
           宮嵜雅則(厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課 課長)
14:40-15:00  「産婦人科医の立場から産み方の人権を考える
           早乙女智子(神奈川県立汐見台病院 産婦人科医)

15:00-15:15 休憩

15:15-16:25 ディスカッション 「妊娠・出産にかかわる女性の権利について考える」
         司会 早乙女智子
         指定発言者:円より子(民主党 参議院議員 )        
                 中谷素子(産業医・労働衛生コンサルタント)
お問い合わせ・申し込み
「性と健康を考える女性専門家の会」事務局
〒104-0045 中央区築地1ー9ー4 ちとせビル3F
TEL:03-5565-3588  FAX:03-5565-4914
MAIL:pwcsh@ellesnet.co.jp

主催:性と健康を考える女性専門家の会
http://square.umin.ac.jp/pwcsh/
後援(予定):厚生労働省、日本医師会、
 日本看護協会、日本女医会、日本助産師会
 

2010年5月4日火曜日

全米で一番住みやすい町

Forbes.comでピッツバーグが全米で一番住みやすい町に選ばれた、と地元の新聞が書いている。http://www.post-gazette.com/pg/10124/1055313-53.stm

市内にはピッツバーグ大学やカーネギー・メロン大学を始め大学が多く、企業も多く、博物館・美術館・コンサートなど文化活動がいろいろ充実している。野球のパイレーツは弱いものの、フットボールのスティーラーズ、今日も勝ったペンギンズ(アイスホッケー)は全米一レベルで、そういう意味でも非常に活気のある町だ。

しかし「全米一住みやすい町」でありながらも、貧しい地域も少なからずある。いい地域とよろしくない地域が細かく隣接しているように思う。

私の勤める診療所は便利のよいところにあるので、近隣のオフィスビルの会社員の人もくるし、バスに乗って結構遠くからやってくる人もいる。

私のボスは、「またこのオフィスの賃貸料が上がってしまったよ。」と嘆いているが、公共交通機関で来られるところに我がオフィスが位置しつづけるのは、貧しい患者さんにとってはとくに重要な点だと思っている。

2010年5月2日日曜日

日米の時差に感謝

近く とまとまんがヨーロッパに出張することになった。時差の関係上、出張中は全くスカイプできそうにないことが分かった。私が起きる時間には彼は仕事中、私が仕事から帰るころにはヨーロッパは真夜中で、どちらにしてもタイミングがあわないのだ。とまとまんいわく、「小芋、ヨーロッパやなくて、アメリカに行ってくれてありがとう。」

日本とアメリカ東部時間の時差は13時間(冬は14時間)。ちょうど昼夜正反対になるので、朝晩スカイプできる恩恵にあずかっている。同じ遠距離生活でも、スカイプなしだったらもっとしんどかったと思う。日米間の程よい(?)時差よ、スカイプよ、いつもありがとう。

要求の強い患者さん

先週は要求の強い患者さんとのやり取りにくたびれた。エネルギーを吸われきった、と思った。

昨日はナナコさん(ハウスメイト)とモールをぶらぶらし(考えてみるとPAに引っ越してからモールで買い物をしたのは今回が初)、今日は友達と雨のなか森を歩いてリフレッシュした。料理も作り貯めたことだし、また明日から気持ち新たにやってみよう。