2009年6月25日木曜日

薬の勉強会

昨夜、製薬会社の主催する、薬の勉強会があった。近くの開業医が知らせてくれて、参加した。夕食が出たのだが、タダなのは倫理的に良くない。「接待」になってしまう。患者さんや健康保険が薬に対して払ったお金の一部が、自分の目の前のご飯になったのかと思うと、気分はさえない。などと思いつつ、結局ちゃんと食べちゃった。

薬の話そのものも良かったが、私はどちらかというと講師のプレゼンテーションのやり方に学ぶところが多かった。「こんな天気のいい日の夕方に、みなさんいらしてくださってありがとうございます。」という歓迎の挨拶に続き、20人ちょっとの参加者にさささっと自己紹介をさせて打ち解けたムードを作りつつ 参加者のバックグラウンドをしかりと確認していた。スライドは視覚的に非常にわかりやすく作られていて、仕事後のぼーっとしがちな頭にも、大事なメッセージが入ってきた。Take home message(参加者がお持ち帰りすべき大事な内容)は最後のスライドでもう一度確認。これら講師のやっていたことは、決して目新しいことではなくて、むしろ基本事項であるが、当たり前のことをちゃんとやれる人ってすごいと思う。

中国出身の女性のドクターだった。自分の名前を中国語で言ったら、わわわわっと何か中国語で返された。でも私は決まったせりふ(しかも超少ない)以外中国語が分かるわけもなく、すぐに英語にもどった。

1 件のコメント:

  1. 仕事をずっとやっていると、基本を忘れていることってみんなよくあるよね。
    そういう意味では、新人の人とか、講師の人とかと話すのはとっても重要だね。

    返信削除