2009年6月16日火曜日

処方権

prescriptive authority を日本語でいうと、処方権になるだろうか。ペンシルバニア州では、NPが薬を処方するためには、NPのライセンスに加えてこの処方権を獲得しないといけない。新規申請にあたっては、NP養成課程で45時間以上の薬理学を学んでいること、監督医と協力合意書(collaborative agreement)を交わすこと、損害補償保険に入っていること、などの条件を満たす必要がある。(詳しく知りたい方はこちらhttp://www.dos.state.pa.us/bpoa/lib/bpoa/20/nurs_board/crnp_application_for_prescriptive_authority.pdf

会社を通してこの処方権の申請を行っていた(つもりだった)のだが、わたしのクリニックと会社本部との間で行き違いがあり、早い話が書類を紛失されていた。1ヶ月以上たっても処方権獲得の連絡が来ないので、州の看護局に問い合わせたところ、「そもそも申請書が届いてないですよ。」と言われ、書類一式を最初から作り直す羽目に。そんなこんなで最初の申請書を書いてから2ヶ月以上かかって、先日やっと処方権を手に入れることができた。

ティーナに処方箋を書いてもらう手間がなくなったため、この点に関しては大分楽になった。「クスリはありがたい存在だが、文字を並べ替えたらリスクになるように、危険性ももっている。」とは、日本の大学時代の薬理学の先生のことば。気を引き締めよう。

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