2009年3月31日火曜日

搾乳機

昨日の記事に関して、搾乳機ってどんなん? というコメントがありました。牛の搾乳機と人の搾乳機はちょっと違います。手動式、電動式などいくつか種類があります。画像を見たほうが早いとおもうので、以下をご参照ください。

電動搾乳機の例。メデラ社。非常に高価なので、通常は必要な期間だけレンタルします。メデラの製品はとても優秀です。世界的に使われています。
http://medgrid.medela.ch/J/breastfeeding/products/electric.php

手動搾乳機の例として、ピジョン(日本のメーカー)の商品はこちら。手ごろな価格です。
http://pigeon.info/products/category/index-19.html

搾乳機は必ず必要というものではありません。そもそも赤ちゃんもお母さんも元気で、赤ちゃんが直接母乳を飲める状況のときは、そもそも搾る必要がありません。赤ちゃんがお母さんの母乳を直接飲めない事情があって、かつ手で搾るよりも搾乳機で搾るほう楽な場合に、搾乳機を使うという選択肢がでてきます。搾乳機がよく使われる場面としては、赤ちゃんが未熟児で直接お母さんのおっぱいを飲むことが難しいとき、赤ちゃんが新生児集中治療室に入院していてお母さんと離れている時間が長い場合、お母さんが仕事に出ていて直接母乳をあげられない時間帯があるとき、などがあります。また赤ちゃんがなかなかおっぱいに吸いつけないとき(口が滑ってしまったり、かんしゃくを起こしすぎて吸えなかったり)にも、短期間搾乳機を使うことがあります。ちなみに、搾乳機を使えばラクになみなみと母乳が搾れるのだと想像する方が結構いますが、そんなに簡単ではありません。特に、産後最初の2-3日は、なかなかおっぱいが出なくてむしろ普通の時期です。この期間に赤ちゃんに根気よく頻繁におっぱいを吸ってもらうことで、母乳の分泌がだんだん盛んになります。

1 件のコメント:

  1. 手動搾乳機、苦労したよ~。痛かった。あれは、ブランドによって月とすっぽんくらい差があるよね。

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