2009年1月8日木曜日

メディカル・アシスタントの仕事

過去の実習では、自分の実習内容に忙しかったから、受付やメディカルアシスタントの仕事を見学する機会はなかった。でもいざ働くとなると、全体の流れとそれぞれのメンバーの動きを知っておくことはすごく重要だと思った。それで今日はティーナに頼んで、メディカルアシスタントのサリーと一緒に半日、リズと一緒に残りの半日を過ごさせてもらった。

サリーはわたしと歳はひとつしか違わないが、すでにこのクリニックで働くこと9年余り。ベテランである。(ちなみに、ナースプラクティショナーのティーナは26、27年、 そしてオフィスマネジャーのキャリー、マタニティケアスペシャリストのジュリーも20年前後、同じクリニックで働いている。おそるべし。)

サリーは主に、受付業務を担当していて、クリニックに到着した患者さんに各種同意書・問診表などの記入用紙を渡したり、予約を希望する患者さんからの電話への対応、他の医療機関や検査機関へのFaxの送受信、新しいカルテの作成、明日来院予定の患者さんのカルテの準備、などなど、てきぱきとこなす。患者さんの入っている健康保険によって、検査機関や記入用紙ひとつとっても、とてもフクザツなのだが、そのへん彼女の手にかかったら、朝飯前である。

すごいのは、事務作業に留まらず、患者さんからの質問にも一定範囲で答えていること。サリーは、自分が答えられる質問(答えてよい質問)と、ナースプラクティショナーに確認すべき質問を的確に見極めていた。

卒業したあと、メディカルアシスタントがいないクリニックで4ヶ月ボランティアをしたので、メディカルアシスタントの働きのありがたみというか、活躍度はひしひし感じていた。けどそれにもまして、サリーの場合は、基礎教育(サリーの場合は1年コースだったそうだ)の上に、長年の知識と経験を積み重ねて、すごく活躍しているようにおもう。

サリーは整えたカルテをリズに渡す。体重・血圧などをはかって、患者さんを診察室に案内するのはリズの役目。必要に応じて、尿検査も。それから診察後の部屋を整えたり、使用済みの膣鏡を洗ってオートクレーブ(滅菌する機械)をセットしたり、検査の検体を袋や箱に詰めて送ったりもする。リズは昨年8月に就職したばかりなので、いろんな能力のためされる受付業務はまだ少ししかやっていないそうだ。

ナースプラクティショナーの診察後、処方箋を渡したり、ナースプラクティショナーが今日したこと(診断・治療・教育etc )を再確認したり、会計に関する事項を確認したりするのは、ジュリーの役目。きょうはここまでは見られなかった。またこんど。

3 件のコメント:

  1. 読むだけでも、サリーという人ができる人というのがよく分かる。いいお手本になる人をたくさん見つけてね。

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  2. 私はいまオレゴンでCMAとして仕事してます。私はもともと日本では準看で、こっちで2年学校行きました。 たまにいろんな医療関係者のブログをみて、MAがする仕事は簡単でいいけど、給料が安いと。。いわれてるのを見ると少し悲しくなりますが。。。学校では準看のときより多く学んだ気がします。わたしも、サリーさんのようにテキパキと仕事ができるように日々努力中です。小芋さんもがんばってください。

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  3. watertortoiseさん、

    誇りをもって仕事をしているメディカルアシスタントは本当にかっこいいですよね。私の勤めている組織では、どのオフィスに行ってもメディカルアシスタントが大活躍です。会計のことや物品の注文など、メディカルアシスタントなしでは回らないことが一杯。世話になりっぱなしです。watertortoiseさん、オレゴンでばりばりご活躍ください!

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