2009年1月21日水曜日

やっとハンズ・オン

写真: 先日「東京商店」で買った、錦というブランドのお米です。


ジョージア州の看護師とナースプラクティショナーの免許を、ペンシルバニア州の免許に書き換える(正確には、両方の州の免許を持てる)ための手続きに、思いがけず時間がかかっている。私の看護学教育が日本すなわちアメリカ国外だったという理由で、すでにジョージアの免許を持っているのにもかかわらず、また改めて看護学教育と日本での免許の評価が課されたため。(ペンシルバニア州はこの意味でとても失礼である。)

教育内容と免許の評価をするのは、CGFNSという機関。この機関には、留学する前から何度となく泣かされてきたが、あいかわらずとても怠慢で不親切でいいかげんで困る。ここがなかなか評価レポートを発行してくれないおかげで、ペンシルバニア州の免許が下りない。

でも唯一、看護師の仮免許(temporary permit)だけが発行された。ジョージアの住所に送られていたのを、元ハウスメイトのローズさんに転送してもらって、無事手にすることができた。このおかげで、今まではティーナの見学しかできなかったのが、ティーナの監督の下で、実際に手を動かすことが出来るようになった。実習学生なみのことが許されるようになったわけだ。

当たり前だが、見るだけのと、実際に自分がやるのでは、天と地ほどの差がある。実践には、ティーナに最近学んだことだけじゃなくて、アトランタでの実習の先々でお世話になったプリセプターの名セリフや、授業で習ったことや、もうそれこそ私の持っているすべて、で向かう。が、まだここのプロトコルに慣れてないから、時間がかかるし、ぎこちなさは否めない。患者さんの入っている保険によって、検査に使う容器が違ったり、保険のあるなしによって、クリニックで保管している薬が患者さんに渡せたり渡せなかったりすることとか、とてもややこしい。

私は「新しく入ったナースプラクティショナーの小芋です。」と自己紹介する。ティーナも「小芋はまだここに来て間もないから、私が監督しないといけないのよ。」と患者さんにざっくばらんに言う。患者さんは、「あ、そう。がんばって。」とか言ってくださる。たまに嫌そうな患者さんもいないわけではないが、たいがいは皆さんあたたかい。

仮免ではあるが、看護師なので、処方箋のcall in もできるようになった。ここでいうcall in というのは、薬局に直接電話して、口頭で処方箋の内容を伝えるという意味。(私が処方内容を決めているわけじゃなくて、あくまでティーナの決定した処方内容を薬剤師に伝える役目。)
「△△クリニックの看護師の小芋です。○○医師(クリニックの提携医)下の処方箋です。患者さんの氏名は~~~、生年月日は~~~、処方薬は**(投与方法、投与経路、用量、頻度、合計量なども指示)、ご不明な点がありましたら、***までお電話ください。」 という具合。

単純作業と言ってしまえばそれまでだが、これをやると、すごく処方箋の書き方の勉強になる。

YMCAのその後:  昨日はズンバダンス。今日はブートキャンプ。今のところ、毎日通ってちょうど1週間。

寒さのその後: 今月に入って、最高気温が0度を超えたのは6日間だけ。この前の土曜日の朝は、マイナス26℃。今朝はマイナス18℃。ティーナは、毎朝のように、「毎年こんなに寒いわけじゃないのよ。今年は特別。」と強調する。あんまり寒いので、私が仕事に来なくなっちゃうんじゃないかと、少し心配している模様。

1 件のコメント:

  1. 少しずつ、仕事が本格的になってきてるね。CGFNSは更生させてやりたいね。

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